7/12報告

【凹作】


【2004年07月12日】

アーバンクワの道を歩む我々に休息は無い。

常日頃からムシの気配に耳をそばだてて、いつ如何なる時でもウルトラショートクワ採行を成功させるのだ。


「あぁ、またいつもの能書きか」と、お嘆きの皆様。

戻るボタンにマウスポインタを合わせる前に、あと3行だけお時間を頂けましたら幸いです。


「おや? ちょっと能書きの台詞が変わったかなぁ?」と、不審に思われた方。

そうです。このちょこっと変わった台詞こそが、アーバンクワの確変フラグなのでありますぅぅぅ!!!




一年越しで狙っている近所のスーパーの灯火をチェックしてみました。

んんん、何だか羽蟻が沢山だ。

が、しかし結局この日もそこにクワは現れずで、凹車は何事もなく自宅マンションの駐車場に到着です。


念の為、横■さんチの駐車場スペースをジュニアーズとともに探索。

んー、ここも羽蟻は多いけどスカでありました。


ひとっ風呂浴び、リビングで寛いでいた凹でありましたが、なんだか気持ちが落ち着かない。

「あの羽蟻の多さは尋常じゃなかった」

諦めの悪い未練とも、妙な胸騒ぎともつかないような変な心境に引きづられ、

寝巻き代わりの短パンTシャツ姿のまま、名残惜し気に玄関のドアからマンションの通路を窺ってみる。

特に変わったことなぞあるわけもなし。


心を諌めるつもりで、何となく通路に2〜3歩だけ足を進めてみる。





!!!


虫?

!!!!!


デカイ!何か居るぅ〜〜〜!!!!!


マンション通路の奥まったあたりの天井に、とてつもなくデカイ(←凹マンション界隈比)黒い点が見えたのであります。

急いで駆けつけ、手の届かない天井に留まっている大きな甲虫を見上げます。

クワ♀だ!間違いない!


通路の柵によじ登り、慎重に手を伸ばしていく。

『クワを落とさぬよう慎重に』ではない。

『自分自身が柵から足を滑らせて5階分下の地面に落っこちちゃわないように慎重に』である。

虫採りオジサンが転落ってだけでもナンなのに、ここは自宅マンションである。

そんな輪をかけてナンなことになったらそれこそ大変なのである。


当初、大黒点と見えていた濃茶のアーモンドをしっかりと摘む。

危険な場所だったので残念ながら生態写真の方は諦め、摘んだ手の形を崩さぬようにしながら安全な通路側へと無事着地。

はい、そこでiShotをカシャリンコ。

まだです。

まだ喜ぶのは早いのです。


急いで自宅玄関近くに戻り、収納スペース内に置かれたノコギリ成・幼虫達の入ったケース群をチェックします。

うっしゃ!脱走じゃありませーーーん!


やりましたーーー! 遂に、ついにアーバンクワ始まって以来の高級系をゲットしたのでありました!


=結果=

横浜産アーバンノコギリクワガタ♀

 


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