6/17報告

【凹作】


【2004年06月17日】
木曜日の21:30。
週末を待ちきれず、ちょっくらのつもりでご近所の林に一人で行って参りました。
この林は、冬の間に目星をつけておいた中の一つでありまして、夜に行くのは始めての場所です。

車を4分ほど走らせ、現地に到着。
住宅街の小さな路地をテクテクと30秒ほど歩いていきます。
僅かな秒数なれど、そこはアーバンクワ者。
常に懐中電灯を振り回しながら うな垂れたり仰いだりを繰り返す歩法にて路地を抜けたのであります。
無論、アーバンクワ者の常として、別段の何も起こらず。
特筆すべきこととしては、住宅街の中の路地であるにもかかわらず、
既に夜の闇にビクビクしていたアーバンクワ者の姿があったくらいなものであります。

林に隣接する民家の風呂場から流れてくるリズム感50%減量の演歌チックな唸り声。
普段ならば、間違っても耳に心地よいとは言い切れないであろうジモトミンカヨクシツダミセンリツモドキも、
闇に対峙するビクビク野郎の背中には、陽気な応援ソングに感じられるのであります。

唸り声の発生源から20mも離れた所に立った辺りだったのでありましょうか。
猛烈な恐怖心を凹の心の中に発見であります。
原因は特段ありません。
ただ単に闇が怖かったのであります。
『闇≒無』でありますから、『何も無い』を怖がってのことであります。

何かをヤラす為に家を抜け出してきて、『何も無い』を恐れて早々に撤退。
変!>俺

林の出口に戻りつき、人心地がついたのであります。
カラカラに乾いた木に、屑の溜まった部分があったのでチェック。
ニンマリ。
コカブト殿を見っけ!であります。

凹(Ver.Oct-2003)がこの結果を客観的に評してくれたなら、文句なしに100点(ガッツポーズ)をくれた筈。
なんてったって、夜の林で懐中電灯片手にコカブト殿を採ったのは、これが最初だったのですから。

しかし、凹(Ver.Jun-2004)の下した評価は50点(ニンマリ)。
この冬から春にかけて、既にコカブト殿は材割りで出していたからなのです。


更なる満足感を求め、今季初の灯火へとなだれ込みます。
駄乱々々と1時間程周辺を徘徊。

車で1分程の小移動をかけ、電パ計画に引っかかっている柱とその周辺の街灯をルッキング。
そこから歩いて5分ほどの公園にまで足を伸ばし30分程粘ってみました。

で、凹的イツモノヤツ(コガネムシ)を一匹拝観。
既にコカブト(50点)という結果を獲得してはいるものの、
後半のルッキングで打ちのめされて、自己満足度は5%にまで大幅ダウン。

更には一発逆転の大ネタを狙い、過日の あ〜さん<―>デリはちサン名刺交換現場に足を運ぶ。
あ〜さん車の停まっていたアスファルト上にでもクワを見つければ、
それがたとえコクワであろうと凹的には満足度超増大であったのですが...



基本的には結果よりも自己満足度でソノ日のクワ採りを測る傾向の強い凹ですので、この日の評価は、
ざ・ん・ぱ・い。
殿付けの対象(←我が家基準)が採れていても惨敗。
多分、今期初だったかも...

11:30。
うな垂れ惨敗オヤジ。
慰めの缶コーヒーを片手に帰宅。

カミサンに結果(コカブト)を褒めてもらってチョッとだけ うな垂れ指数を挽回。

パチンカーのドル箱に玉がテンコ盛りになってても、案外その人の胸中は不満度数が高かったり。
フィーシャーメーンの魚籠に魚が溢れてても、実は、その日の釣りに満足がいってなかったり。
眉間に皺をよせて懐中電灯を片手に路上を徘徊する不審者(灯火ルッキング中の人など)のソノ表情とは裏腹に、
実は胸中はワクワクで満たされていたりネ。

まぁ、自己満足度なんてヤツは、外ッ側からの見た目や結果からは窺い知るのが難しいものなのでありますね。

=結果=
  / コガネムシ、コカブト、惨敗(今期初採集)


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