6/10報告

【凹作】


【2004年06月10日】
5月にヤラカした採集の記録をアラカタやりっぱなしにしている凹であった。

採集を行った日の結果は夫々すべて記録してはあるのだ。
日々に得たネタも。 そして、その過程やら経緯やらも。
全てチャンと文字に起こしてはあるのだ。
でも、そこまでなのだ。
やりっぱなしなのである。

上述の諸要素を繋ぎ合わせて何某かの小話として構成したくなっちゃうのである。

やっかいである。
癖とか性(サガ)とか言った類の部分。
いわば、性分がそうさせるのだ。

いや、上述の要素が採集記を構成する全てであれば、何も厄介な事では無いのである。
じっくりメモを読み直してユックリと日本語化を行えば良いのだ。

肝心の一点。
胸の内の揮発性メモリにのみ書き込んだ『感情』ってやつ。
こいつだけは凹のメモに記載されていないのだ。

こいつが凹の採集記書上げ〆切り日の存在を作り上げるのだ。

うかうかしていたら揮発してしまうのである。
遺憾である。
こんな こっちゃイカンのである。

5月を振り返る。
そっ、そうだ!

採集をした後、いっつも疲れちゃって採集記を書く前に寝てしまうからいけないのだ。

いや、しかし。
睡眠時間を削って採集記を書いたりしたら、軟弱サラリーマン・凹は三日でダウンしてしまうだろう。



そっ、そうだ!
それならば、寝る前の採集する前の出発する前の帰宅する前の電車に乗っている間に書いちゃえばいいのだ。

という訳で、今、凹は帰宅途中の電車の中で今夜分の採集記を書いている。

数々の矛盾点・・・未来の採集記に手を出す前に、フツーは貯まっている5月分から仕上げていくもんだろ? とか、
そもそも、まだ起きていない事象についての記録を書くってのは変だろ?とかいった点・・・については、
何卒、皆様におかれましては、一切お気づきになられずに、唯々なんとなくサラリと読み飛ばしていただけるものと
期待してキーボードを叩いている次第である。


キーを打つ手をハタと止め、車窓の外に映るニビイロ雲と『平和島駅』を示す看板を見比べた凹。
来るべき採集時のお天気模様を気にしつつも、先程のオフィスでの風景を書き起こそうとしているのであった。


机に置かれた賞与支給明細書。
この日ばかりは布袋顔を隠しきれない殆どの面々。
色々な飲食店を見繕っているOL達。
色んな酒場の話をしている年配組み。
色な計画を練っている某一部の若人衆。
そして、
まっしぐらにクワ採り拠点(標準和名:自宅)を目指さんとする凹。

こんなんでいいのか? > サラリーマン・凹
何か気にする必要とかはないのか? > マネジャー・凹

いやいや、凹とて色々と気にはしているのだ。

先日だって、『嫌われるオヤジ&好かれるオヤジ』なる旨の記事を、済まない事に立ち読みではあるが、
チョッとだけH系な週刊誌から学習したりしていたのだ。

一番気になったのは、『何をしたらオヤジ臭いと言われちゃうのか?』 とか、
『何をしたらOLからの評価がガタ落ちになるのか?』 といった部分であったのだが、
それよりも目からウロコだったのは、好かれるオヤジの要素として第一位に選ばれていた内容だ。

『ファミリーを大切にしていそうな男』ですと!

ホンマかいな!?

独身OL側からの心理によると、そういうハードルが高そうな男の方が、反対にオトしたくなるのだそうだ。
はぁぁ〜、ぜんっぜん敵の心理を読めない凹である(トホホ)

むむっ?
にしても、なにか変じゃないか?

凹は我が社の数名のOL達に凹採集記を定期購読してもらっているのだ。
だから、凹がカミサンのご機嫌をとったり子供達をクワにイザナう為に平身低頭の作戦を遂行しているってことを彼女達は知っているのである。
こんなにもファミリーの事を考えている凹が、そしてその姿をOL達に読んでもらっている凹が、何故OLにモテないのだ?

な・ん・て・ね。

OLは、大切にしている と おもねっている の違いを良〜く見抜いているようである(トホホのホ)


敵の心理が読めない男・凹、ここで、ある事態に気が付く。
先行書上げを諦めねばならない一つの重大な理由に気が付いたのである。

時空間を捻じ曲げること自体を諦めたという訳ではないのではないのだ。
ただ...
ただ単にノートパソコンのバッテリーが無くなっちゃったのである。

相変わらず前フリが長過ぎるからこういう事になるんです > 凹


てな訳で、ここ↓から先は、ちゃんと採集後に書いた行であります。
否、バスの中でノートパソコンを開いたら、バッテリーが若干復活していたので、もう少し書いている凹なのであります。

期待と妄想をゴッチャ煮して、バスに揺られる凹である。

今夜はドコを攻めようゾ。
このジメジメ具合なら、ノコ殿もお散歩したいと思っているだろう。
それなら洞々の樹に取っ組むよりも、樹液豊満系か?

ドコに行くにせよ、アンマリにも平日っから時間を割いていたのでは、カミサンの心証を害するのは判りきっているのである。

うむっ。
バッテリーメーターのピコピコランプを気にしながらも決めたのである。
今日は、
え〜っと、今日は、、、
(手を休めて考え中)

うむむ。
信頼度の高い 30年来の幼馴染に会いにいくのであります。
彼ならば、きっと凹を温かく迎え入れてくれる。
敵の気持ちを読めないこの男でもWellComeといって両枝を広げて迎え入れてくれる。
...ってか、樹ですからねぇ。 気持ちを読むとかって... ねぇ。


おっといけない。
危うく
(以下、今度こそホントに採集後に書いたものであります)
最寄のバス停を乗り越してしまうところであった。




ほっと一息。
無事に家に辿り着き、
飯を急いでかっ込んで、
イザ出陣したのは8時30分のチョッと手前の事でした。

と、↑こういう風に書こうと思って、車の時計をiShotしようとして、、、
あれっ?

アノ方から携帯メールが入っていたのであります。

車を道の脇に寄せ、メール読み読みフムフムフム。
って、、、
やりましたーーー!

凹のショボクワツアーにご同行していただけるかも?しれない!
日時はフムフムフム。
ヨッシャー。であります。


ウキウキ気分で山に到着。
が、しかし、ここからがジトーと汗が出て来る所なのです。
なんてったって今日は単独行であります。
つまるところ、夜の林道がおっかないのであります。

と、前方に遅車発見!、否、救いの神発見!であります。
心細い夜の道です。
恐らくは地元の方の車であろう救いの神の背後にしがみつくように一生懸命にスピードを上げる凹なのであります。


ほっ。
救いの神は、元・エースの樹の近くまで、凹車の心強い先導車となってくれたのでありました。


さぁ〜気合充分であります。
なんたって、週末には あ〜さんにココに来ていただけるかも知れないのですから。
なんぞとリキを入れてクワの影を探すも...Null。
まぁ、一本目ですから、まだまだこれからです。

次の樹。
しつこ〜く粘ってみても、これまたNull。
さらに しつっこくといきたかったのでありますが、
この樹の脇、わずか数十歩の所に従弟の親友であり、かつ、凹も子供の頃から良く顔見知っている方の家がありまして。

ムシ網に懐中電灯で武装した不惑前男・凹の姿を発見されてしまうほうが、夜道を一人であるかされるよりもよっぽど怖い事でありまするに、ソソクサっと移動であります。

え〜い仕方がない。
頼みの綱・幼馴染の樹に詣でましょ〜。

またまた おっかない道路を通る訳です。
なんとか、週末の計画を心に思い浮かべ、楽しげ気合充分モードで走り抜ける凹。
幼馴染の下へと辿り着いてハタと気が付いた。

あちゃっ!
そうでありました。
幼馴染は雨に弱いのでありました。

どれどれ湿ってるかな?
はいっ。湿ってました。

コッ、コッ、コッ。
満足とは言えませんが ぼ〜ずを回避させてくれたのですから感謝なのであります。


余裕が出てきた所で幼馴染の背中側を覗き込む。


デカッ!
但し、黄色と黒の危険な四角。 否、危険な刺客。であります。
さすがに甘美な長四角(点取り占い)とはいかなかったようであります。

さてさて、この危険な刺客の陣取る一帯に美味しい蜜が溢れているのでありまして、
若干の危険を承知で回り込もうとして...

ブブゥ〜〜んッ。

うわっ! 飛んできた! と思ったけど、黄色と黒の憎いヤツはソコに留まったままだ。
オツムの中で慌てまくっている短期記憶回路をなだめて、再度質問を投げかけてみる。
う〜ん、そうですよ。 そういえば、『〜〜んッ』の後に『ボテッ』がついていたじゃないですか!

あ〜りゃ〜ま〜!
あの羽音は、憎っくき刺客の裏ッ側に隠れて見えなかった甲虫殿のものだったのですね。

諦め切れない凹。
そのオツムの中に、何だか根拠も無しに、見てもいない高級系♀(ヒラタを希望。ミヤマも可)殿のお姿の妄想を描きながら、
諦め悪く下草を探るのでありましたが、、、 残念ながら見失ってしまいました。

はぁぁ。
ここで一発タイミング良くメールで『見て!』といきたかったのですが、その野望も空しく帰還。と、思いきや。

幼馴染の胸元の辺り。
とっっっっっってもチッッッッッチャな点取り占いさんが張り付いていた。

ラッキー!
本日も収穫有りでありやした。

ついでに追釣とばかりに蹴り!
蹴り!蹴り!蹴り!



無音。

そーと、幼馴染の胸元を覗き見る。

うゎっ!

as soon as さっきの刺客が怖い顔して移動し始めた...
ぷぅ〜ん。
こっちをめがけて飛んできたのでございます。

慌てて逃げる凹。
なんでだか背後にくっ付いてくる刺客。


刺客が放たれたと思ったら、ヤツにはゼンゼンそんな気がなかったり。
はたまた、反対に、ゼンゼン油断してたら、いきなり飛んできやがりなさりくさられたり。
ほんっと、敵の気持ちが判らない凹なのであります。


こんな姿を、家路に向かう知り合いの方が見られたら...
凹的には恥かしくって怖いし、それよりなにより、通りがかった知り合いの方は何か得たいのしれない怖さを味わったことでありましょう。


まぁ、なにはともあれ、成果を携えて自宅にGO!であります。
で、たった今、今日の採集記を書上げて、自己最短採集記書き記録を作って あ〜さんにメールを送信した凹なのでありました。

=結果=
スジ 、 コ 、 蜂 / 採集記書き自己最短記録(帰宅後30分)


戻る