2004年04月〜痛風格闘月間〜番外編

【凹作】


【2004年04月〜痛風格闘月間〜番外編】
通風の発作(炎症)は、早い人なら3日で治まるのでありますが、凹の場合にはそうではないらしい(涙)。
数週間経っても、まだ痛みが続いているのであります(大涙)

4月10日の土曜日。
この日はジュニア(兄)の水彩教室でありました。

いつもであれば、お教室の間、凹はクワを求めて(←あくまでヒラタやミヤマを求めて。です。)山の奥に入っていくのですが、この日は流石に山歩きは×。
お教室近くの林に入り、足を引き摺りながらチョコッとコクワを採ってまいりました。

まぁ、健康体であっても『結果 = コクワn』な凹ですので、結果的には何も変わらずといったところでありまして。
収穫はと言えば、栗の実から芽が出ているヤツを始めて見たってくらいなもンでありやした(トホッ)

こんな按配でありますから、翌・日曜も養生日となってしまいまして...
近所の公園にオニギリ持ってノンビリとプチピクニック(但し、アーバンクワ採行は無し ← これが重要)な一日でありました。





んなテイタラクな日々を送っていた凹にとって、この4月中旬の天候はマコトに堪えるものでありました。
暖かくなったと思ったら、また寒くなったり。 寒い日が続くかと思えばイキナリ暑くなったりして。

足を引き摺りつつ近所のスーパーへ買い物に行き、勿論、そのガテラに屋上にてアーバンクワ者へと変身した訳なのでございますが...
とてもじゃないけど、虫さん達の徘徊する気温じゃございませぬ!
ってか、寒い!
屋上を徘徊するも、鳥肌モノの冷たい風にヤラれて即撤退。
冷えた体を温めようと、甘いホットな缶飲料でもと自販機のボタンを押そうとして、「ぷぷぷっ!」。


(添付画像の左をご参照)
自ら『たかい』と宣言されている訳でありまして...
なんとなく買っちゃなんねぇような気がした凹なのでありました。

うむむ、商品売り場の季節は、■川淳二先生の怖話CDと飴のコラボレート商品がリリースされる頃合にまで進んでいるというのに。
まったく、早く温暖で安定した季節になって欲しいものであります。



通風の痛みも、なんだか気温の不安定さと同調しているかのように一進一退。
ちょいと油断しては、また無理して痛みがブリ返すといったことを繰り返しておりまして...
大反省!
24日(土曜日)には、遂にイツモノ水彩教室時の山歩きを完全自粛。



といっても、駐車場でタダタダ待っているだけなんてのは、アーバンクワ野郎には有るまじき態度というものである。
山歩きはしない。山には完全に入らない。
けど。
ネッ。
駐車場ン中をブラブラするくらいならネ。

って訳で、最初はジュニア(妹)と一緒に四葉を集めたり、バッタ系を観察してたりしてたんですが...
いつの間にやら、車の脇の土手に転がってた朽木を割ったりなんかしちゃいまして。
で、コ幼虫(↓添付画像右上)。であります。


幼虫が出てきたんで、ちょいとクワ魂に火が点きかけたトコだったのでありますが、それを掻き消したのはイキナリの大雨様。
まぁ、本格点火に至る前に鎮火してもらったンで、精神的には逆に良かったのやもしれませぬ。

車の中へ退避して、仕方なくノートパソコンにセーブしといた情報を見て、物件(家賃セーブの為の新居)探しなんぞして時間潰し。
ん!
これは?!
むむむ...
コノ物件、2月っ頃初めて行って以来とても気に入っている『ご近所にしては爽やかモード入っている森』の際ではないですかい!

その後、ファミレスに場所を移し、カミサンと二人、この物件について熱く語り合う。
(以下、百行弱に渉りクワ採りとは何の関係も無い凹家オトナ二人の語る熱い話が展開されますので、正統派読者殿方々におかれましては★印までジャンプしてお読み下さい)

凹:「ココにしよう!」
凹(心の声):「ここならカブクワも飛んで来そうだぜ」
凹:「子供達の為を思ったら、やっぱ自然の近くに住みたいぢゃん?」
熱く語る凹である。

お気に入りの森の入り口まで回り込むと徒歩5分っくらいはかかっちゃうけれど、その森の端に迄なら徒歩4秒っくらいのロケーションなのであります。
カミサン:「生活圏もほとんど変えなくて済むし。ココなら良さそうよネ」

このクワ採り拠点、 否、 この物件 を巡る大人二人の会話は、益々を持って白熱し続けていく...

蛇足ながらこの物件、ホビールーム(間違ってもクワルームなぞと呼称してはいけない。但し、心の中でどう呼ぶかは個人の自由と思われる)
に使えそうな部屋まであるから、子供達も大喜びだろう。
ただし、あんまりにも手放しに喜ばせておくのも教育上は好ましくないと思うので、チョッと位は障害物
・・・釣り竿やルアーや各種釣りの仕掛け、そして、プラケースやクワ採り道具や 採集記書き&クワ関連の別趣味作業用パソコンや各種クワ資料等など程度・・・
を設置して、試練を与えてあげるべきかとも思う。

築20年の木造住宅。
高嶺のマンションと比べたら住まいとしての機能性は雲泥だ(トホホ)
でも、いいぢゃん。
再生っす!
地道にコツコツとね。
ゆっくりスローペースで再生を楽しんでいけばいいのです。
DIYはド素人だ(トホッ)
でもですね。 初めっから大工仕事なんぞ出来ないと諦めたらそれこそな〜んにも出来ないのです。

最初にしっかりとお金をかけて、その後はメンテフリーで快適に過ごしましょうってのが、我が国に於いてのスタンダードかもしれませぬけれど。
でも、ワールドワイドに住宅事情を覗いてみれば、結構自分で手を加えたりして住居を賄ってる人々って多いみたいだし。
メリケンさんあたりでは、むしろお金持ちとハイソさんを除けばこういう発想の方が普通みたいでして、
なんといっても、自分で『直さにゃならん』と捉えていないところがナイスなんですね。
自分で『直す楽しみ』と きちゃってますからね!
金の無い凹が、高嶺のマンション欲しいと騒いでも、それは詮無いこと。
でも、『直す楽しみ』と捉えられる発想というか感じ方が欲しい〜 ってんならば、金がなくっても気持ち次第なのでありやんす!


熱い会話は意見の一致を見て、一旦の終焉に近づいていた。その時...
「引っ越すの?」
オトナの会話に口を挟んだのはジュニア(妹)。
彼女の顔に向くオトナ二人。

おーい、三年生。 なんて顔してケーキを貪っていやがったんだい!
どうやったらソコまで見事なステレオタイプの『貪り顔』になれるんだい?

恥かし気もなくソソクサと口を拭ったジュニア(妹)、今度は彼女の方からオトナ二人に質問です。
「あれ何?」

ピンク電話であります。
なんと、ジュニアーズはダイアルを回しての電話のかけ方を知らなかったのであります。

十円玉をジュニア(妹)に渡し、ダイアルを回させてカミサンの携帯電話にかけさせてあげましたところ、彼女、いたく感心して、このピンクの箱を気に入っていた様子でありました。

うぅむ。 アンティークでスローなモノを慈しむ生活ってのも、なかなか良いものかもしれないなぁと改めて思った凹なのでございまいた。



29日は快晴の祝日でありました。
ようやくと通風も完治したのですが、先の日曜日も不動産屋さんに入り浸ったりなんぞしてしまったので、ジュニア(兄)の不満は決壊寸前。
クワ採りへと誘ったのでありますが、彼の第一リクエストは、、、
ザリガニ釣り。
トホホと思いつつも、ここン所のジュニアーズの土日の不遇を思うと反論もできず。
で、クワガタを放っぽってザリガニに身を窶してきたのですが、これが結構面白かったのであります。


釣れたのは勿論アメリカザリガニ。
凹自宅っから1時間っくらいの場所に日本初上陸して以来あっと言う間に在来種を駆逐したツワモノ、言わずと知れたメリケン国よりの外来帰化種でございます。

でも、自分で採ったから天然物(笑)。
自分で苦労して採ったヤツや、友達や知り合いから譲ってもらったヤツってのは、外産ザリであっても個人的感覚としては十二分に有難いのでございます。

反対に、日本古来種系の天然採りの物であったとしても、それが一旦でも流通経路にのっかったヤツとなると...
凹の中では、ソイツらへの憧憬の念は極端に薄らいでいくような感じなのでございます。

もっとも、これは凹の興味の対象外であるザリへの感じ方なのでありまして、これがクワともなりますと多少温度が変わるもンでして...
『自己採集クワ>譲っていただいたクワ>(大分離れて)>購入したクワ』というアリガタランキングに変動はないのですが、
国産だろうが外産だろうが かっちょええモンはかっちょええ と成るのでございます。

今までだったら、採った個体が外産とか放虫だったら嫌だなと考えていたが、ザリ釣りを楽しんでから、少し感じ方が変わった。

【【『『 生態系やDNA汚染には細心の注意を払う義務がある。 これは絶対な前提条件! 』』】】

それを踏まえた上で...
採った個体の由緒なぞ、自分如きレベルでは、まったく関係無しのノープロブレム。
考えてもみれば、コクワが採れたといっては喜んでいる自分でありますから、
クワの中身・・・DNA・・・なんぞ、気にしているレベルじゃなかったのでございます(笑)。

だから、外産クワも、放虫クワも、自分で採ったら凹的天然物。

地域差を無視した放虫は絶対にしたくないのです。
そのくせして、たとえ放虫モノであったとしても、苦労して採集した個体ならば、なんだかとっても喜べそうっす。

便利な性格ですね > 自分。


★印

=4月の結果=
コ幼成虫n

↓オマケ(電パ計画・・・クワガタ天国創造・・・予告編)↓

いよいよをもって、件(くだん)の物件を本格吟味ということで現地調査をしたのであります。
そこで、目に留まってしまったのが二軒先程の上空を通っている特高線(沢山の電気を運んでくれる鉄塔と鉄塔の間に渡された送電線)であります。
ホントならば、電界と磁界の双方を調べねば良いのでしょうが、シロート・凹はそんな機材は持ち合わせていない。
だもんで、たまたま会社の仕事で使った玩具程度の磁場測定器(1万ナンぼ円也)を使ってみたのです。

物件の周りでは0.1mG〜0.2mG程度。 なので晴れて合格!です!
(と↑書いても全くピント来ませんよね(笑) 『0.1mG以下だと玩具程度の機材では測定不能』って書くと感じを掴んでいただけるかも?)

しかし...

不思議なことに、物件の周り、一箇所だけ抜きん出て測定可能レベルな磁場になっている!?

思い当たったのが、敷地に面して植えられている電柱です。
ドコモ彼処も電柱だらけですから、これ位を気にしていたら何にも出来ないのでありますが...
しかして、問題の核心は電柱本体ではなくってソレに設置されたトランス(小さなドラム缶みたいなヤツ)なのであります。
土地の低い側から生えている電柱が、周囲20件程度へ電気を配っているトランスを、土地の高い側に建てられた物件の寝室の位置(レベル)にまで持ち上げてしまっていたのです。

これはヤバイかもしれない。
というか、トランスの作る磁界なんぞは、国の定める基準っくらい楽にクリアしているのでありましょうけれど、
あくまで、気持ちとしてキモチワルイというレベルでヤバイかもしれないのです。

考えも無く辺りを見渡す...
「隣の電柱は民家とは結構離れているなぁ」


凹の頭の中でひとつの妄想が閃いた!
題して電柱パラダイス化計画! 略して電パ計画だ!(何でもかんでも略すなよ > 凹)


思い立ったら直ぐ実行。

凹(電話口に向かって):「あのぅ、ちょっとお尋ねしたいことがあるのですが?」
大手超一流電力供給企業の窓口担当者(電話越し):「はい、どのようなご用件でしょうか?」
   〜〜〜中 略〜〜〜
凹(電話口に向かって):「では、5月31日の14時に現地集合ですね。 よろしくお願いします」

やった! 電パ計画の第一歩、アポイントが取れたゾ!

電パ計画...
完遂できれば、あの電柱から貰う心理的絶対値を、一気にクワガタ天国な正のモノへと転換させてしまうこと間違いなし。

電パ計画・序章編は、凹採集記・5月31日分の前後辺りに書かせていただく予定です。


戻る