2月分オマトメ報告

【凹作】


【2004年02月お纏め編】
(採集記お休み月間につき、オマトメモードにて報告をさせていただきます)

2月6日、金曜日。
所用にて休暇を取る。

ここ一ヶ月ばかり仕事にド嵌ってしまったので、プライベートの用事が疎かになってしまったのだ。
数週間先のスケジュールまで見通すと、ここは一発有給休暇を使って一遍に諸々を片付けてしまうのが効率的だ。
それに、もう少ししたら、『クワ関連の他の趣味』にも着手する予定を立てているから少しでも時間的皺寄せを残したくない。

てな訳で、会社を休んで諸々をこなし、開放されたのが15:00頃。
足の速い冬のお日様を追いかけるように山に入って参りました。
で、結果 → ぼ〜ず。




んんん、これ↑ではやっぱり凹的には物足りない。

結果が物足りないのではござりませぬ。
ぼ〜ずな結果なぞ、凹にとっては日常茶飯事な訳でして...
物足りないのは凹採集記的マエフリ(正式和名:言い訳)の方なのでござります。

正統派読者の皆様には大変にご迷惑とは存じますが、チョビッとだけイツモノヤツ(御託)も書かせて下さい。

では、改めて...

足の速い冬のお日様を追いかけるように山に入って参りました。
ここは、市内有数の深い森。
といっても、所詮 『市内=横浜市内』 ですから、大したもんぢゃないんすけどね。
でも、少なくとも凹の住む区内では一番緑の残っている地帯なのであります。

こういう緑の地帯を潜っていると、ここ数週間で溜め込んでしまった肉体的精神的疲労がジンワリと洗い落とされてゆく気がするのです。

「はぁぁ〜、やっぱ来て良かった」

樹々の枝を屋根代わりとした細い山道は不思議と暮れなずみ、
そのテンポと雰囲気に合わせるように、凹はアレヤコレヤと日常の雑事に想いを巡らせていたのでありました。

しかして、こういう癒し系モードな時ってのは、得てして材割りの成果は上がらぬもの。
ふと気が付けば、手元にはクワの子一匹すら無いままに、辺りはすっかり夕闇モード。

さぁ大変!であります。
なんてったって凹は大の怖がりだ。
ナンマイダーのくせして怖がりだ。

凹の立つ森に闇が攻めてくる!
一時(いっとき)前までのテンポとは比べ物にならない速さで間合いを詰めてくる。
闇を迎え撃つのは懐中電灯。 いざ、取り出さん。 ...って、持って来てなかったりするし。

不安な眼差しで復路の先の山の端を眺めてみる。
乾いた夜空には、クッキリとしたシルエットを作って浮かぶ太ったお月様の登場です。
夜だ。
これは所謂夜である。

焦る。
小走る。
大走る。

息が上がる。
凹の顔や肩から立ち昇る熱気を帯びた水蒸気が、カランとした冬の大気へ拡散していく。

明らかにココ数週間の不摂生が祟っている。
体がもたない。
でも、立ち止まりたくない。怖い。
うへぇ〜、早くアスファルトに降り立ちてぇ〜!!

焦る気持ちが復路への岐路を見落とさせ、20分程の回り道を経て、なんとか森を脱出。
「ほっ」。
人心地、であります。





我が地元の上空に浮かんだ綺麗なお月様。
明日っくらいには満月なのでありましょう。
そして、やがてまた細面になり、新月を経て太り始めるのです。

夜には闇が訪れて、朝には光がやってくる。

『再生』。
この言葉が頭に浮かんできたのでありました。
昨年の夏の盛りのバーベキューパーティーで親友が話していた事を、ナゼか思い出していたのであります。

親友:「特に、ウチラの業界は『再生』がテーマなンさ」

奴は、大手ゼネコン勤務のサラリーマン。
凹とは全くの畑違いなヤツの言葉。
でも、ちっとは凹の心にも響いたみたいだ。
少なくとも、手元にNullを擁いた今の凹の心には、ヤツの言葉は届いたみたいだった。

季節様ぁ〜、早く春になっておくんなまし〜!


翌、2月7日の土曜日。
早起きをして前日のルートを一人で辿ってみた。

良い!
カナリ良い。

相変わらずクワはダメだし、たまに成虫が出ても蜂だったりなんかして益々のダメダメだけど...
森を浴びるにはカナリ良いゾ、この地帯。
凹のご近所のジメジメ森群にあっては、割と爽やか系が入っているゾ!
まぁ、以前 あ〜さんに連れて行ってもらったブナ帯と比べちゃったら詮無いことになっちまいますけど、
ご近所レベルではカナリ高水準に良いのだ!

すっかりこの一帯を気に入った凹は、相変わらずのクワNullにも関わらず、
結構晴れやかな気持ちで森を後にしたのでありました。



こんな具合に、プチカントリーな場所に住むってことは、ちょいとした気分転換には好都合なのであります。
でも、大東京への通勤を考たら、果たしてこれが通勤圏内と呼べるのかどうかってカナリ怪しいのではありますが...
圏外なぞと言い出してしまったら、我が地元の交通を支えてくれている京浜急行線様に怒られてしまいそうなので、
イチ住人の感想として、バリ1(アンテナ1本)以上ではあると言っておきましょう(汗)

そういえば、横浜駅から東京方面を繋ぐ私鉄には、2つの線が平行して存在するのです。

ひとつは、前出の京浜急行線。
で、もうひとつが東横線(東急・東横線)であります。

東京の『京』に横浜の『浜』で京浜(急行)線。
東京の『東』に横浜の『横』で東横線。

漢字的意味合いとしては同じ。 だのに...
何が違うって...
そりゃあ、その、お洒落度というかイメージと言うか...

あっ、いけない! またまた、我が地元を支える京浜急行線様に怒られてしまひそうな方向に話が逸れているのでありまする(爆汗)


2月21日には、ジュニア(兄)を引き連れて(と言うより、テッチャン・ジュニア(兄)の為に)電車に乗ってきたので御座います。

まずは、最寄り駅から京浜急行線で横浜駅へ。
そして、横浜駅から東横線へ。
とっとっと、実は、つい先日、横浜駅以南の東横線は、みなとみらい線として生まれ変わっていたのでありました。

『生まれ変わった』...
う〜ん、なんか景気ヨサゲな良い響きであります。
経済と文化の低迷久しいと言われ続けている我が地元・横浜市も、みなとみらい線にあやかって再生してもらいたいものでありやす。

なぞと、一介のサラリーマン・凹が偉そうなことを言っていても詮無い事でありまして...
ジュニア(兄)と共に みなとみらい線に乗車してきた後は、地元に帰ってきて先日(2月7日)に探索したエリアに地道な再挑戦をしたのでありました。

で、コンマいコ幼虫を少々ゲット。
生まれ変わった みなとみらい線の勢いにあやかることも無く、淡々とショボクワ路線は続いていくのでありました...




...続いていくのでありました。 って...(汗)
確かにですね、結果よりもですね、いかにそのプロセスを楽しめるかってのが趣味を嗜む粋人のバロメーターでありましてね、
ショボ結果が幾ら続こうが、楽しめさえすれば本質的にはOKな訳なんですけどね...いかんせん...
面白くない(←ツマラナイ)し、オモシロくない(←憤懣やる方ない)。

こうなりゃってんで、翌22日は、結果を求めてのクワ採りであります。
(ったって、凹の言う結果ってのは、せいぜいが『コ成虫大漁』程度なんすけどね(笑))

本当は、もうちっと じっくりスローに構えて、先日来(2月6日来)ヤッていた一帯を深く楽しむってのが、
凹道だとは思うンすけどネ...
ちょいとばっかり凹道から逸れ、結果の出る確率が幾分は高そうな地帯・・・ご近所神社の裏山(高嶺のマンション際)・・・で削ってまいりました。


山に入って苦節4分半。 頂上部に到着です。
おやっ? なんだか頭がモヤモヤと...
ハタと気が付けば、今までま〜ったく意識していなかったけど、とってもデッカイ携帯電話の中継基地が建っていたのであります。
うひゃっ! もひかひて...
俺って、やっぱり、電磁波アレルギーの人?なの?か?
まさかね!

と、足早に無粋な鉄塔を後にして、トットとお目当てのポイントに向かったのでありました。

この日のお目当ては、、、
山の中腹でヒッソリと営まれている ちっちゃメの畑、であります。

フッフッフ、まずは、畑の周辺で カブちん幼虫=結果(←我が家基準) をゲットしようと目論んだのであります。

が、しかし...
この目論見はかなり見当外れだったようでして、ミミズ様と貝殻(アサリ)様を閲覧しただけに留まったのでありました。

???
なんで? なんでこんな山の中にアサリが居る?
もし、貝塚だったらソノ筋の方たちにとっては大成果なのでしょうけど、凹はソノ筋の人ではないので嬉しくも何とも無い。

で、諦めて周囲を見渡すと、元・ホダ木と思しきグズグズの朽木が数本、畑からチョイと外れた林の中で半分土に埋もれながらもオイデオイデをしてくれている。
流石に、こんな状態ではホダ木等としての価値はもうゼロでしょう。 恐らくは打ち捨てられた半端木の類(かな?)。
ってんで、無断でガシガシやっちゃいました。

オッシ!




♀だけど、コだけど、チッチャイけど、成虫をゲット。
んで、幼虫数頭もキープして満足のうちに下山であります。


復路では、再びアノでっかいアンテナの下を通る。
んんん、、、
やっぱりコノ辺りにくると頭がモヤモヤっとするぞ。

実は前々から、磁場を帯びた一帯に近づくと頭がモヤモヤする傾向にあると自覚はしていたのです。
だから、もしかしたら、昨今言われている電磁波アレルギーと言うのではなくって、磁場アレルギー(←そんなの有るンかいな?)なのかもしれませぬ。
って、そもそも携帯電話の中継基地ってのはソコソコ強い磁場を形成するんかいな? > 凹
(ホントのところはどうなんでしょ?)

まぁ、一つ確実に言える事は、凹は携帯電話や携帯電話中継基地を、無下に悪者扱いする気は無いっちゅう事です。
気にはなりますけどね...
なんせ、人間が使い始めてから、まだ日が浅いブツですから...

せめて携帯電話での長話は極力セーブして、新規の携帯電話中継基地の建設を少しでも減らすのに微貢献しようかなナゾと思う小市民・凹なのでありました。


=2月の結果=
コ成幼虫n


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