【凹作】
【2004年お正月】
●一日目は実家詣。
長〜〜いお話に付き合っていたら、あっという間に日が暮れた。
●二日目は、一家揃っての初詣。
凹家御用達の森戸神社は、プチなコクワ場も点在する 山際の沿岸地帯。
それでも我慢、まだ我慢。機を窺って未だ我慢。
帰途にはZ寺の近くを通るのだから...
さて、車はZ寺の麓近くに到達です。
凹:「(カミサンに)リアルZ寺って見たことある?」
地元では、その名前を知らない人は居ない程の有名な寺なのですが、
ド地元人間の凹ですら、先日までその場所を知らなかったのです。
千葉産の凹カミサンが見たことある筈もありません。
という訳で、首尾良くZ寺にまでは辿り着きまして...
極太倒木に乗っかってみたり。
古木の切り株の洞に入ってみたり。
「...う〜ん」。 と、どうにも『クワ採り』を切り出す刹那を掴み損なう凹であります。
凹(心の声):「したら、クワ採集は諦めて、ポイント採集にすんべぇ」
森の散策に託けた 新規ポイントの開拓であります。
T山へと通ずる地図に載っていないコースを発見。
凹(心の声):「うむ、また一歩クワガタに近づいた」
牛歩なクワ採り人・凹の二日目...帳が降りる。
●三日目もウデは鳴れども機は熟せず。
と、思っていたら...
ポッコリとフリーな時間が降ってきて、忙々と出発した凹パパでありました。
行き先は、地図であたりをつけていた近所の森。初めての場所への単独行です。
お〜♪ いきなり雰囲気ヨサゲな水場を発見であります。
いっくぜ〜♪
目指すは、『新年一発ツモ・ヒラタ・♂・成虫・50mmUp・新規開拓ポイント1』の倍マンガン。
で、
やりました〜♪
マットウな採集記のbyplayer様にして凹採集記の主役殿、そう、
『いつものやつ殿』を材割ゲットであります!
ヒラタ期待でありましたが、、、
なにはともあれの今年初ゲットは良形コクワ成虫(max45mm♂を数頭)。
とりあえず新年ぼ〜ずは免れたのでありました。
倍マンガンとはいきませんでしたが、
byplayerをゲットにて、
by満願成就といったところでありました。
●四日目は第二初詣。
と、その前に、一人早起きをして、T山単独採行であります。
切り立った崖、乾いた岩肌。
ジメジメ系な林の多い凹のご近所では、ひときわ異彩を放つ一帯であります。
プチロッククライミングな道程。そして、強烈な藪漕ぎ。
歩み始めて早40分。
カラッカラの乾燥地帯の連続攻撃に、ショッパイ思いを積み重ねていきます。
先の見えない渋採行。『修行』という言葉が頭を過ぎる。
凹(心の声):「正月っから、なにをしてるんだよ〜 > 自分」
凹(心の声):「いやいや。一頭でも出てくれれば、こんな苦労は屁とも感じなくなるのさ」
もう出るか?もう出るか?
ふむ、修行の心持ともチト違うみたいであります。
どちらかといえば、確変を待ちわびて台前に根を張るパチンカー。
一瞬先の、今は未だ見えない勝利を追い、ズムズムズムと深入りしていく凹なのであります。
凹(心の声):「え〜い、儘よ。 このまま突き進め!」
そうであります。
クワガタに限らず、世の中は、一瞬先だって判らんのでありますから。
先が判っているのなら、わざわざ好き好んで正月っから神社にモウデル人なんざ居やしねーので御座います。
先が見えないからこその『モウデルか?』なので御座います。
で、
ようやくと崖の下方にヨサゲな太材を発見。
降りてみると、これが誰かの削り残し。
こんなショッパイ場所のこんな奥地まで...ちょっと吃驚であります。
逆境に負けない屈強な精神の持ち主か、はたまた、凹とおんなじモウデルカ人。
前者なら尊敬に値するし、後者ならば同情に値する。
ここに辿り着いた先人に思いを馳せる凹でありました。
(馳せるって程のもんぢゃありませんけどネ)
削り残してくれた部分から、とりあえず良形コクワ幼虫をGET。
う〜ん、何か物足りない...
そんな気分のまま、家族と供に、第二初詣先の鎌倉・銭洗弁天へ。
!
物足りない気持ちのままにゲットしたのは、渋滞様(人力車込みバージョン)。
あんまりにも口寂しいので途中で焼き芋を買ったりして...
帰化された野生のリス様なんぞも拝観し...
凹のショボクワ採行、本年も幕開けで御座います。
=正月の結果=
コクワ(成虫&幼虫)
P.S.
●五日目(営業日初日)、
我が部署の代表(←別名:我が部署イチの暇人)として東京大明神なるタイソウなネーミングの神社に詣でて参りました。
で、その夜にハタと気がついたのです。 喪中の凹作は初詣はNGだったぁ〜!
こういう年にかぎって、モウデまくる凹なのでありました。