【凹作】
【2003年11月30日】
前日買った詳細地図が嬉しくって、一生懸命に近隣の地形を調べておりました。
すると、家から車で10分程度のところに、チコっと気になる場所があることに気がついたのです。
かつて○○の××ちゃんも訪れた某##。
**市内を流れるその河川の△△部。
△△部ってからには、なんだかとっても樹々が鬱蒼なのだろう。
△△部ってからには、なんだかとっても水が綺麗なのだろう。
△△部ってからには、なんだかとっても近寄り難いのだろう。
樹々 + 水 + ヒト気無し = ヒラタで成虫な♂(60mm以上(を希望))の生息地。
あぁ、ド素人の妄想は膨らんでいく。
という訳で、ジュニア(兄)と二人、狙いはあくまでもヒラタ成虫割り出しということで近所の森をヤッて参りました。
地図を片手に車で7分。
なるほど、なるほど。
近所な割には今まで一度も足を踏み入れたことの無かったその一帯。
そこには、とてもノドカで田園風景な場所が広がっていたのでありました。
右も畑、左も畑。で、その両方の先は森。
はぁ〜!こんな近場にこれほどカントリー然とした地帯があったとは驚きであります。
更に車を進めていくと。
!
馬。であります。
よくよく見れば、木製フェンスで囲われたその場所には、○○○牧場という表記まで!
これはもう、プチカントリーなんぞといったレベルではないぞ。
もしかしたら、今まで自称プチカントリー家族と書いてまいりましたが、トンでもない間違いをしていたのかもしれません。
自称もいらないかも。 プチもいらないかも。 そのかわりに、本格派がくっついて『本格派カントリー家族』なのかしらん?
詳細地図上で見てみたら、この牧場と自宅とは、直線距離にしたらたったの2000mしか離れていない。
1分で到着しようとするならば、時速120km走行だな。(←どうでもいいことだけどね)
2分なら、時速60km走行で充分だ。(←更にどうでもいいことだけどね)
こんな近場で馬が駆け回っているんだから、やっぱり本格派に違いないのであります。
お洒落タウンなプチカントリー家族という自分達の認識は、完全なる思い違いだったのであります。
クワ採り者としては大変に喜ばしいことではあるんですけど、やっぱり今までの自意識と比べると差があるのは歴然ボー然、過剰なギャップ。なのであります。
アーバン者たることへの未練を引きずりつつも、詳細地図に従って小道を更に車で2分ほど進みます。
『●●●川源流部入り口』を示す看板があります。
近所の林でもお馴染みの『マムシに注意』の看板もあります。
その傍らに目をやれば、『山芋掘りはマナーと節度を持って』なんぞとも書いてあります。
軽登山系の服装をされた方々が通っていきます。
よし!もう、これでハッキリした。
我が地元はカントリー地帯。 決定。
それならば、きっとヒラタだってザクザクに違いないだろう。
アーバン者である勲章を手放すのと引き換えに、ヒラタGETへの期待値増大を得て、やる気モードで材を探します。
が、なんだかこの一帯、だいぶん公園ライクに整備され過ぎている感は否めないといった按配。
それでも、まずは水源部までの道すがらに、手頃な朽木を品定め。
叩く。
居る。
コ。
コ。
コ。
コ。
コ。
沢山だ。
やった。
おぉ、今度のはカナリ大きいぞ(無論、我が家基準だ!)! でかしたぞジュニア(兄)! それもコだろうけどね。
その後、別の材でもコッコッコッコッコっと首尾よくヤッて、
3本の朽木から都合10頭程のコクワと思しき幼虫群をGETであります。
浮かれ気分でドンドンやっていたら、あっという間に1時間程が経過してしまい、これにて本日の時間切れ。
ほとんど源流部に近づかぬまま、ほんの入り口に差し掛かったところで、時間を使い果たしてしまいました。
ヒラタ狙いなぞコロっと忘れたこの似非カントリー親子。
コ幼虫大漁に大喜びしつつ、公園ライクなショボ場を後にしたのでありました。
=結果=
コと思しきデカ幼虫×1 、 コと思しきミドルサイズ幼虫×9