【凹作】
【2003年11月22日】
ジュニア(兄)の水彩教室の日でした。
ので、この頃パターン化しつつある『待ち時間を使ったプチ採集』へ行ってまいりました。
場所は、11月8日にもヤッた●●山であります。
この頃慢性疲労気味で ヤな感じの疲れが溜まっていると訴える2児の母・凹ママに、「それならば軽く体を動かそう」と提案。
ふたつ返事でという訳にはいきませんでしたが、結局、凹ママにジュニア(妹)付きでのクワ探し兼散策となりました。
いつものように水彩教室でジュニア(兄)を降ろし、今日は三人で目的の山に入ります。
と、その前に、少しばかりの身支度を。
チョイとした心遣いのつもりで凹作が手渡した軍手を手につけたカミサン。
オシャレなサンダルは脱ぎ捨てて、車に積んでおいた運動靴を着用です。
で、プチ登山のつもりなのか、その辺に落ちていた枝を杖代わりに持っております。
「ぷぷぷっ!」
なんだかとっっってもヘンテコな格好だ。
たぶん、世の中のどの場所に出てみても、全て似つかわしくないであろうハイブリッドセンス。
チョイとした心遣いのつもりだった軍手が、そのセンスに決定打を与えてしまったようで...
まぁ、誰の目も気にする必要もない野山の散策ですから、格好なんぞはどうでも良いことなのでありましょう。
要は快適に行動できれば...ということで。
ズンズン歩く三人組。
先頭はジュニア(妹)。
それに続くのは、ハイブリットセンスな杖の軍手オバサン。
凹作はというと、、、
目に入る朽木を割っては早足で しんがりに追いつき...
追いついては、又、朽木へと寄り道をして遅れをとるといった按配。
ジュニア(妹)の歩みはユックリペース。
それでも、ヨリミチスト・凹作に比べれば、着実なる歩み。
20分程も歩いたら、今までに単独で凹作が辿り着いた最高地点に到っておりました。
ここは、過日、大き目の(我が家基準)不明幼虫を割り出した朽木があるところ。
まだ若干の削り残しがあるからヤってみようか?
なんぞとの思いが頭をよぎるが、出来ればもっと良い朽木をジュニア(妹)の為に見つけてあげたいという気持ちから、更なる1本を求めて歩き続けます。
クワは採れないけれど、野山の散策としてはとっても気持ちが良いなぁ〜。
って、既に『自分で自分に言い訳モード(笑)』とも余裕ともとれないような心持ち。
ノンビリ気分の中にもクワGETへの執着が入り乱れるといった変な按配の凹作なのでありました。
結局、前・最高到達地点を通り過ぎること約5分にて、クワは採らないまま、
否、採れないままに折り返し。なのであります。
ここで、凹作だけが現・最高到達地点に残り、もう少しだけ辺りのクワ探索を続け、
凹ママ&ジュニア(妹)は、ノンビリ散策の復路を、一足先に楽しみながら下ることになりました。
さぁ、ここから、遅ればせながらのクワ採りモード点火!
ヨサゲな朽木を血走った眼でサーチ&ロックオン&ブレイク、ブレイク、ブレイク!
出ねぇ。
5分ほどヤッてみても外道のモノと思われる食痕しか出ないのであります。
はぁ〜、こんなことならば、クワ採りモード点火なんぞせずに、大人しく『ユルリユルリと野山の自然を満喫モード』のまま帰れば良かった...
なまじ点火しちゃうから、悔しい足取りで復路を埋めにゃならなくなるんだな。
どう考えても もうタイムアップ。潮時だ。
これ以上粘ってたら、ジュニア(兄)のお迎えに間に合わなくなっちゃう。
でも、この悔しい気持ちは...どうしてくれようか。
バカタリはこういう時、何をするか?
そうであります。
粘るのであります。
焦る気持ちが全面に出て、ゼンゼン楽しくない(涙)
だのに、やめない。 バカタリのバカタリなる所以だ。
流石のバカタリも、イチオ大人なので、5分ほどゼンゼン楽しくない朽木割をやったところで、遂に観念。
泣きながら(←嘘)凹ママ&ジュニア(妹)の後を追うのでありました。
追走の途、当たり前だが前・最高到達点を通る。
バカタリだから当たり前であるが、ここで一旦立ち止まる。
で、削り残しに期待を寄せて、当たり前のように この前ヤッた朽木に一太刀を浴びせる。
食痕が出ちゃう。
(焦っては いる)
追撃しちゃう。
(焦っては いる)
深追いしちゃう。
(焦っては いる)
出た〜!まずまずサイズの幼虫ぅ〜!
(焦っては いない) (というより、焦らねばならないことを忘れて喜んでいる)
我に返る。
で、ダ〜ッシュ。 野猿ばりに、復路を転げ下るようにしてダ〜ッシュ。
前を行く二人にもどうにか無事に追いついて、
時間ピッタリに何事も無かったような顔をしてジュニア(兄)のお迎えを、堂々の完遂。でありました。
その後、いつものパターンで、喰い放題のファミレスにてブランパー(朝兼昼兼晩飯)を詰め込む為に、鎌倉方面へ移動です。
チト早めに着いちゃったんで、浜辺に寄り道。
ん〜ん、良い眺め。
遠くに霞んで見えているのは伊豆の山々でありましょう。
夕焼けが彩る丹沢山系辺りの遠景は、幻想的なオレンジの世界。
いつものファミレスでいつもの席についた凹作一行は、いつにも増して綺麗な湘南の海を眺めながら、腹一杯になるまでメシを貪るのでありました。
=結果=
幼虫