【凹作】
【2003年10月25日】
ノロノロと行く手を塞ぐ前方の白いトラック。
それにしてもやけにノロノロなのであります。
あぁ、ついに路肩に車を寄せてしまいました。
?
!
白い煙...
そして、ナンバープレートの奥から覗くのはチロチロとしたオレンジの炎。
ワンサと燃え盛っている訳ではないけれど、横を通るのは何だか怖い状態だ。
そのトラックの横で、ノンビリと携帯電話をしていた運転手と思しきオッチャンの肝っ玉にもチト怖いモノを感じるけんどね。
ママとジュニアーズを載せた凹車であります。
ビビリ運転手・凹作の慎重な運転の下、なんとか無事にコ火災車両をパスしたのでありました。
この日は隔週でジュニア(兄)が通っている葉山の水彩教室の日であります。
ジュニア(兄)を教室前で降ろし葉山を後にする一行。 そして、その後、凹作は●●山に落としてもらいます。
さぁ、ここから約1時間が凹作の採集タイムなのであります。
春先に一度立ち寄ったポイントに足を向けてみます。
が、なんだか竹が物凄い勢いで繁茂してやがりなさっていてどうにも進めませぬ。
仕方がないので、ポイント手前でショボ材を見繕ってみます。
サックサックと朽木を掘っていくと、ショボ目かつ古めの食痕を発見。
しかし、これは『抜け』ていて残念。(トホホ)
同じ木を叩きつづけること約1分。
お〜!今度は、凹的にはカナリ太めの食痕を発見。であります。
丁寧にテイネイに追っかけていって、、、
ややっ、こりは、、、何やら不明クワっぽい黒いお尻が見えてきたのであります!
凄いぞ!自分。 先週に引き続き、連続で成虫ゲットかぁ〜?!
やややっ、それにコヤツ。 良く見てみれば、羽には見慣れぬウスラ筋が入っているじゃありませんか!
『ドキ、ドキ、ドキ。』
う〜ん、このアドレナリンの潮ったら!
久々に体を駆け巡った楽しい緊張感。であります。
さらに丁寧に周りの朽木を崩していきます。
足が出てくる。
うんうん、明らかにコよりはゴツイ感じなのであります。
して、、、
遂に、生け捕りに成功!!
はて、こりゃ なんじゃらほい?
コぢゃん。たぶん。(アレまぁ!)
やった〜!やりましたよ〜!
コはコでも、コクワぢゃなくって、コかぶと殿だ(と思う)ゾ〜。
『なんだ、コかぶとオチか〜』と落胆された あ〜さんHPファンの皆様。
心を強く持ちましょう。
凹作採集記の方に、甘美な期待を持ち込まれても、皆様はつらい目に遭われるばっかりでございます。
この世界(凹作の界隈)では、コかぶとに与えられる称号は『オチ』ではなくって『殿』。
しかるに、ここは、ズッコける場面などではなく、歓喜の舞が演じられるシーンなのでございます。
コかぶと殿という、とっても珍しいVIP虫(←但し、もちろん凹作家基準)を携え、意気揚揚と里へ降りていく凹作。
途中に出会った瓢箪やら草花やらまで、なんだか凹作を祝福していると感じるくらい舞い上がっておりやした。(微笑)
里へ降り、待ち合わせ場所にてママとジュニア(妹)が乗った凹車に拾ってもらいます。
勿論ここでも、珍しいVIP虫殿の評判は上々です。
ジュニア(兄)の↑水彩画を帰りがけにちょいとダケ覗いてみました。
お〜!素晴らしい!
抽象画ライクな(←シュタイナー水彩と言うらしいです)彼の画の題材は、『樹』。でありやした。
その後、いつものパターンで、喰い放題のファミレスにてブランパー(朝兼昼兼晩飯)を詰め込んで、
地元に戻って近所のスーパーでお買い物。
三人が買い物をしている僅か45分の間隙を縫って、コSeabassをルアーでイジメる凹作なのでありました。
=結果=
コかぶと / コSeabass、コ火災
P.S.
コかぶとGETで意気上がるこの流れ、翌週にまで引き継ぐことになるとは、この時には思いもよらなかったのでありました...