【凹作】
オオクワの飛び回るオフィス。いいなぁ〜。
気が付けば倉庫で繁殖してたりして。
車庫ヒラタを凌ぐオフィスオオ。
アーバンクワ者垂涎の逸品ですね。
でも、常識人にとっては、恐怖のフライングシーザーですよね(^-^;
この前、熱海から通っている会社の方がカブトムシをお土産に持ってきてましたけど、
それ見ただけで、一部のOLサン達はキャアキャア言って逃げ惑ってましたし。
ウチのオフィスは、外資のクセして素足にサンダルの人が多いから(メリケンさんにとっては『素足=チョット性的』なんですと!)、
剥き出しの足指をオオクワが噛み噛みでもしようものなら、インセクトハラスメントで訴訟問題にまで発展しそうであります(笑)
>日頃平気で走ってたはずの道なのに、なぜか化け物街道に変身してるんですよ。
そんなことを考えながら、夏休み初日の遠征では**峠を通ってまいりました。
もっとも、通ったのは昼間でしたけど、
「あ〜さん達ってこういうオットロシイ所を単独で走り抜けていくんだろうなぁ」なぞとカミサンと話していました。
ああいう所と比べたら、映画・呪怨や映画・リングの恐怖なぞ、それこそ子供騙しでありましょう。
>今回もバックミラーにやられちまいました。死亡です。(+_+)
リアシートや、洗髪中の頭の上や、しんがりさん。
背後、、、曲者ですよねぇ〜。
心地良い秋風の抜ける深夜の峠道。
窓を全開にしてノホホンとステアリングを手繰る運転者。
あ〜さんは、運転席の真後ろのリアシートに座っています。
もし、運良くこんな↑シチュエーションに出くわしたならば、
御自分側のウィンドウをそっと開け、手を伸ばして外側(車外側)から運転者の顔をゾクッと撫ぜてあげてみて下さい。
命がけの悪戯になることは必至でありましょう。
山間部では、深夜には血の雨が降りましょう(笑)
>>自分達的には大勝利の夏休みでありました。
>おお、何だろう?
>楽しみです。o(^^)o
自分達的には、『値千金』否、
『値カンパチ三尾』分の大感動でありました。
たぶん、世の平均的意見としては、『値イワシの尾っぽ』相当の獲物だと思いますけれど(;^_^A
>> 忘れないうちに、そろそろ書いていかねば。であります。
>ぜひぜひ!
>お待ちしております。m(__)m
『イワシの尾っぽ』すら未だ出てきませんが、
まずは Oh!夏休み_初日の採集記として8/16分を下述させていただきます。
(8/17分を連続メール攻撃させていただく予定です。)
よろしくお願いいたします。
【2003年8月16日】
Oh!夏休み。
第一弾は神奈川県西部への遠征であります。
と言っても、そのメインターゲットは、カブトムシ(^^;
まずは目的地への行きすがら、蕎麦屋さんへの寄り道です。
この蕎麦屋は、自分で打ったヤツを食べさせてくれる自給自足スタイル。
美味い蕎麦を食べたい一心に、それを切り分ける鉈捌きにも真剣さが宿ります。
ここで意外な適性を見せつけたのがジュニアーズ(兄)。
彼の切り分けた蕎麦は、太さがまったくの均一。
プロの見本と較べても、どちらがどちらだか見分けがつかない程の出来栄えです。
集中力と手先の器用さ。 この技術、今期以降の朽木割に転用すれば、貢献度大となること間違いなしであります。
それにしても先週来の豪雨であります。
凹作家4人+親友家4人、そして独身二人の計10名での遠征を予定していた今回の旅行。
あまりの豪雨っぷりに、独身の片割れが、前日のうちに「残念だが明日は中止だな!」とメールを回してくれたのです。
うるるるる〜(涙)。 まさにその通り。 出来ることならヒョイと日程を変えたいところなのであります。
しかして、そういう小回りを利かせ難いのがファミリー同士の行程の辛い所。
パパ達、ママ達、そして4人の子供達。それぞれのスケジュールをヤリクリの末に苦労して調整した日程を変更するというのは、
独身者のそれとは比較にならない程ムズカシイ業なのであります。
それらを見越して凹作パパ渾身の雨用スケジュールの方は内容盛り沢山。 結局、豪雨の中、県西部へと出発したのでありました。
と言う訳で、結局、豪雨の中、リタイアした独身二人を除く8人は、県西部へと出発したのでありました。
さて、蕎麦屋と宿泊目的地の間に立ちふさがるのがXX峠。
トリプルザウルス(←世界最大のウォータースライダー)と化した濁流の峠道をうねうねと蛇行しながら登っていきます。
いかにも蟲達がワラワラしていそうなこの道路。
峠の最下部で待ち伏せしていれば、道路に落ちた甲虫達が流しソウメンのように向こうからやってきてウハウハ状態か?
なぞとアホなことを考えつつも、ようやくの踏破です。
さてさて、豪雨の降り続く中、無事コテージに到着です。
ありゃま〜、これはこれは見事なまでに一面のスカスカ林(添付ファイル中央)なのであります。
宿泊地の周りは全て杉で覆い尽くされていたのでありました。
しかして、これはある程度予測していたこと。
ここで、晴れていれば、親友&大吉くん(←親友のジュニア・小学2年生)、そして、凹作&ジュニア(兄)の四人で
カブクワポイントを探すべく車を出すところだったのですが、それも止む無く中止に(T-T)
大吉君とお姉さん、そして、ママコンビとジュニアーズは、焼き杉クラフト教室に参加となってしまいました。
一方の凹作と親友のパパコンビは、車で1km程離れたバーベキュー場へ準備の為に向かいます。
すがら、車窓越しの豪雨越しに、ポイントチェックであります。
うぅ〜、今夜、一瞬だけでもいいからやんでくれ〜!
そもそも、今回の遠征の発端は親友の投げ掛けから。
大吉クンがカブ殿GETを切望しているという話しから出たことだったのであります。
しかし、『せめて一頭でもいいから大吉クンにカブ殿を』との両パパの願いも虚しく、豪雨の勢いは全くの衰え知らずなのでありました。
屋根付きの施設とはいえ、こんなコンディションの中、バーベキューをやりたがる痴れ者なぞいるのだろうか?
自分達が、世間とはオヨソ隔絶したトンデモナイ行動をしているような気になっていて不安だった凹作は、
バーベキュー場の入り口で、今日の客の入りをソッと尋ねてみた。
「満員御礼なんですよ〜」
受付係のお姉さんの愛想の良い返答に、世の中には自分達と同じような痴れ者が多いということが判って一安心だ。
って、安心したところで、雨が弱まってカブ殿が飛んできてくれる訳ではないんですけどね...
夕刻になり、焼き杉クラフト組がパパ組に合流。
吹きっサラシの屋根付き炉の下、薪の火の周りに8人が集います。
屋根を半歩外れたそこでは、肩をカスめるように、大粒の雨様の絨毯攻撃が続いています。
そして、いよいよサイト全体が夜のとばりに覆い尽された頃、親友が自慢のコール▽ンのランタンに灯を入れます。
朝日のような光量に目が眩む。
漆黒のとばりのその中に、二重に張られた団欒のとばり。
娘達が切った野菜入りのカレーを、飯盒で炊いた飯にのせて食す。
プチカントリー派、至福のひと時だ。
炭火で焦がした手羽先も、これまた絶品!
あぁ、これでカブクワさえ舞い込んできてくれれば、、、言うこと無しなのだが(^^;
華やいだ嬌声。そしてほろ酔い。宵も深みを増していき...
おぉ〜!凄い。 ガンガン飛んで来はじめたのです。
だけど、甲殻を被ってないヤツらばっかりだ(^^;
まぁ、太雨様の絨毯攻撃をかいくぐって辿り着いたコヤツら小虫達には、一応敬意を表しておきましょう(^^;
痴れ者達もコヤツらも、豪雨になんか負けてないぞ〜!
コルァ〜、どうした甲虫達! 頑張って飛んでこ〜い!!
むむむぅ? 先ほどから、なんだか大吉クンの様子が変なのであります。
どうやらデリケートな彼は、環境の変化の為か、オナカの調子が悪くなってしまったらしいのです。
実は、凹作一行は、コテージとは別に高床式の常設テントをバーベキュー炉の直ぐ隣、5m程のところに借りておいたのです。
団欒のとばりから外れた暗がりのテントに一人で横たわる大吉クン。
デリケートな割には怖いもの知らずなヤツでもあります。
暫くすると、少し調子が戻ったのか、こちらを向いてなにやら悪戯を仕掛けている様子。
懐中電灯を顔の下から照らして、こっちを脅かしている。
「にゃぉ〜〜ん」
どうやら、恐怖映画に出てくる猫に祟られた真っ白な少年(お化け?)を真似ているようだ。
それをみてケラケラと笑っている凹ジュニアーズ。
大人達は、本気で俊雄クンを、いやいや、大吉クンの悪戯をオッカナがっていたぞ〜((((^_^;)
出端を雨に祟られた Oh!夏休み。
三者連続三振を喫した1回表の攻撃の直後に、いきなり9点くらい奪われてしまったピッチャーの心持ちであります。
果たしてこの夏、カブ殿は凹作の前に御姿を現してくれるのでありましょうか?
気持ち的には、冷夏コールド負け寸前だ。
奇跡の逆転勝ちはあるのやら?
コテージに戻ってからも、懐中電灯を窓の外側に向けて立て掛け、
未練たらしく灯火採集の真似事なぞをしていた凹作一行なのでありました。
=結果=
ボーズ