7/24報告

【凹作】


昨日の日曜日は、横浜赤レンガ倉庫に行って参りました。
すっかり観光地としてオシャレに生まれ変わった倉庫にビックリでありました。

赤レンガ2号館3Fのchano-ma(チャノマ)という和カフェで昼飯を食べたのですが、 寝っ転がりながら飯を喰えるという奇特なスタイル。
ファミレスでも直ぐに寝っ転がる凹作にはうってつけの店でありました。

飯自体は平均点なれど、雰囲気は非常に良いお店。 凹作お薦め店にランクインです。
(添付ファイルの左側に並ぶ茶色い円が、食い物を載せるちゃぶ台(?)。白くみえるソファ部分でゴロゴロしながら飯を喰えます)




先週木曜日〜土曜日(7/24〜26)分の採集記を下述致します。
よろしくお願いいたします。


【2003年7月24日】


前日、水曜日は雨。
この日、木曜日は、太陽の顔を見ることも無く夜を迎える。

梅雨終盤。 
我が家の子供達が待ち望む季節・・・カブちんと太陽の季節・・・まで、あと少し。

お兄ちゃんと近所の林を覗きに行ったけれど、どの樹も表面が湿っていた。
こんな状態の時は、カナブンすら数が少ないように思う。

コクワ少々を摘んだだけで、この日はスゴスゴと退散。

今度は雨が降らなかった日の翌日に来てみようと思った。

=結果=
コクワ少々


【2003年7月25日】


社内の雰囲気が明るいのです。
ハナキン給料日なのであります。

誰もがソワソワしているように見える終業時間前。
凹作も、ソワソワの一人なのでありました。

サックリサックリと周りが退社し始める。
焦る焦る! 自分も早く仕事をこなさなきゃ!

財布の中身を気にしない給料日の人々。
思い思いの街へ繰り出して行ったようであります。

梅雨空の按配を気にする凹作の思いの先は、ただ一点。
我が家経由のクワポイントなのでありました。


市ヶ谷の駅で地面に潜行。
ベルサッサ(凹作の若かりし時代に流通した死語/終業のベルと共に帰宅するの意)は逃したけれど、 18時過ぎに退社できたのだから上出来、なぞと思いながら地下鉄に揺られること約30分で地表に浮上です。

むむむ〜ん。
車窓の外面には、水滴の流れ星が一つ、二つ。

収まれ雨の流れ星! もう泣くな夕空!
願いが届いたのか、川崎駅を過ぎたあたりで流れ星は全部蒸発しておりました。

追加の流星が降るのを見ることも無く、最寄駅まで到着です。

今日の採集が終わるまでは、なんとか持ち堪えて下さい!
鈍色に染まっているであろう夜空の見えない表面に向って祈る凹作。
早足に自宅へと戻ったのでありました。


絶対に高級クワ(←我が家基準)を採れる気がしていた。
だから、カミサンまで動員して、凹作家オールキャストでの出発となったのであります。

その根拠は...
二日続けて雨が降らなかったから。

たったこれだけの根拠で駆り出されるカミサン。 いい迷惑というものであります。


ありゃりゃん。
ついに夜空様が泣き顔モードになられてしまったのであります。
ボチボチボチッと音を立てて、大粒の夕立様の御成りです。

ダーッシュダーッシュダーッシュ!
降り始めの今ならまだ間に合う。
雨水が樹の表面に辿り着くより早く、ポイントに辿り着くのだ〜!

車のギアをトップに入れ(た つもりで)、(気持ちとしては)アクセル全開で4WDを唸らかす。
気持ちとしてはカッコ内の無いラリードライバーな凹作。
客観的記述としては、あくまでカッコ内を外し得ない安全運転ファミリークルーズパパ・凹作。
オートマチックの愛車・カリブを駆ってポイントに到着であります。


強まる一方の雨勢と追いかけっこで準備に取り掛かかる。
携帯型蚊取り線香に火を入れ、四人の懐中電灯に灯を入れます。

煙立ち込める土砂降りの路上を、懐中電灯片手に右往左往する四人組。
まっとうな家族連れのあるべき姿とは言い難い。
ほのぼの家族レクリエーションというよりは、焼け出された火事難民といった形容の方がぴったりだ。

見てくれなぞ気にしている余裕すらなく、一目散に雨のあたらない林の茂みに駆け込んだのでありました。


一本目の樹。 雨水様の勝ち。 既に全面を水浸しに乗っ取られておりました。
二本目の樹。 まだ所々雨水様に陥落していない部分有り。 で、コクワ数頭をGET。
三本目の樹。 厚い木々の葉の屋根で覆われたこの樹は、まだまだ大丈夫。
少しペースを落ち着かせ、腰を据えて洞や樹の表面をライトアップしてみます。

「コクワだね〜」と「大きいのが居るよ」の声が、同時に二箇所であがる。

まずは前者、冷静な声色の妹の方を見てみると、既に首尾良く摘み上げ、コクワ♂を服の胸の辺りにくっつけて遊んでおりました。
さらに後者、うわずった声のカミサンの方を見てみます。

やややっ? 大きいと称されるヤツは何処?
ライトの輪の中に浮かぶ中歯型ノココンビ(ペアとも言う)は、カミサンには大きな獲物と映ったようです。

ビビッてなかなか手を伸ばさないカミサンへ、二頭いっぺんに鷲掴みにするよう促す凹作。
案の定、♀の方は取りこぼしをしてポロリと樹の根元へ転がっていく。
その振る舞いを予測していたかのように、お兄ちゃんがすぐさま拾い上げ、♀を無事回収です。

その後、数本の樹を巡ったが、どれも表面がビチョビチョで、目ぼしい獲物は見つからず。

高級クワ(←我が家基準)三連敗を阻止する中歯型ノコペアをルアーケースに大事に仕舞い込んでの帰宅となりました。

=結果=
コクワ♂、ノコ中歯型ペア


【2003年7月26日】

 
世の中、個人の努力ではどうにも儘ならないこともある。
凹作の場合、オシャレ全般に対するセンスがこれにあてはまる。

オシャレの中の一つ、ヘアスタイルに対してのセンスが特に怪しい。
だからといって、ダンディーさんへの道を諦めている訳でも無いのだ。

こういうオヤジが、己のヘアースタイルを託すのは、ご近所のカリスマ美容師さん。
カリスマといっても、凹作の中でのカリスマさんであります。

『髪型以外のことでも話がし易い』。
『技術やその他諸々は平均点以上』。

この条件をクリアした美容師さんが、凹作にとってのカリスマさんとなっていくのです。

カリスマさんは、凹作から、日常の諸事を聞かされます。
会社のこと、家のこと。 クワガタや釣りのことまでもタラタラと聞かされます。
そして、髪の長さの指定だけ、凹作が行うのです。

後は、カリスマさんに己が身を託し、凹作に一番似合う髪形に仕上げてもらいます。
努力すべき所は努力をし、どうしようもない所は他人にオンブ。
これが、不幸にして髪型に対するセンスを持ち合わせなかったオヤジの、窮余の策なのであります。

このカリスマさんの所にお世話になり、刈り上げ(但し、今風...なのだと思う。たぶん)にしてもらった土曜昼下がりの凹作なのでした。


天候も、個人の努力の範疇を超える所に位置している。
逆立ちしたって、嵐を晴天に変える事なんかできやしない。
だから、雨が嫌なら晴れの日だけ採集するしかないのです。
雨が降った翌日を嫌うのなら、別の日を狙えば良いのです。

それなのに、、、
わかっちゃいるのに、、、
前夜も大雨だったのに、、、

この日、土曜日も、夜になってから凹ジュニアーズを従えて行ってしまいました。


一本目の樹。 ×
二本目の樹。 ×
〜〜中略〜〜
最後の一本。 ×


帰りの車内、ついに凹ジュニアーズが仲間割れ。
「おまえが大きな声を出していたからノコギリが逃げたんだぁ〜」。
「お兄ちゃんが樹をガンガン蹴るから居なくなっちゃったんだよ〜」。

不漁の責任を、お互いに求めて小競り合うジュニアーズ。
本当の原因は、『わかっちゃいるのに』雨の翌日に出漁してしまったパパなのだ。
こんなことでは、船長失格と言われても仕方がありません(別に船長じゃないけど、やっぱり反省!)。

ノコGET失敗者と○茶犬GET失敗者、そして、不漁を見越して既に『反省の刈り上げ頭』をしていた(←嘘)船長失格者。
低テンションでの帰還となりました(トホホ)。

=結果=
コクワ少々

 


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