7/21報告

【凹作】


【2003年7月21日】

昨日組み上げたパソコン兼独立駆動型液晶TVが嬉しくってしょうがない凹作。
より品質の高いTV用ケーブルを求めて、朝っぱらから近所の電気屋へノコノコと顔を出す。

ノコノコとくれば、これはついでに電気屋の近くにあるポイントにも顔を出しておかなければ なのです。
という訳で、アーバンクワ採行のノリで、ちょっと行っときました。

しかして、ついでの採集では、やはり、それなりの結果しか出ないというものでありましょうか。
期待していたノコ殿は姿を見せず。
小さなコクワをチラホラと拝んだだけで、オールお見逃しで帰って参りました。

お昼の間は、公営の温水プールで家族サービスです。
といっても、海の真横に立地する眺望抜群のジャグジーで、ノンビリと放し飼いをしていただけですけどね(;^_^A

さてさて、ようやく夜になり、クワ本番の時間帯であります。
と、その前に晩飯の心配をしなくてはなりません。

「寿司!」

カミサンと凹作の意見が一致した所で、後はその形式の選択であります。
持出型か?それとも、回転型か?
(書くまでもないが、旧来型は凹作家の選択肢外である)

ここで、凹作に、とある予感が走る...
...今日は、クワが飛ぶぞ。

何の根拠が有った訳でもない。
根拠が無いからこそ、『予感』だったのだろう。

唯一、根拠と言えそうなのは、先日(7月12日)のトホホな灯火採集の際に車の中で食したのはホ△カホカ亭であり、
この日食すのは寿司であるということぐらいなものだ。

根拠にならぬと一笑に付す事なかれ!
箸を必要としない寿司であれば、それを摘むのは容易。
となれば、自然、ライトアップされた先から視線を切る回数も減ってくる。
視認を出来なければ、それはクワが飛ばなかったのと同意義となってしまうのだ。(by ハイデガー(←嘘))

予感を現実のモノへと展開させるには、持出型の選択しかありません。

ん〜、しかし、先ほどの公営プールが効いたのか、お腹がペコペコだ。
酢飯も食べたいがボリュームも欲しい。

△僧寿司では、いささかボリュームに欠けるといったところ。
そんな時に頼りになるのが、あさひ■"ルマという弁当屋なのだ。
ここは、持出型の寿司に加えて通常の弁当もやっているのだ。

あさひ■"ルマで寿司に加えてカツカレーも仕込んだ凹作一家。
またもや懲りずに、トホホ灯火へと繰り出したのでありました。


車のエンジンとフロントライトをONのまま、まずは腹を満たしにかかります。

すると、僅か5分後のことでありました...
凹作が寿司を完食です。

するとすると、僅か10分後のことでありました...
凹作が二品目のカツカレーを口にしていた時でありました。

光源であるフロントライトから十数歩の先、地上2m地点に羽ばたくクワ♀と思しき茶色の姿を発見です。

1〜2秒の不器用なホバリング。
そして、地面スレスレにまで近寄り、再び地上1m地点まで舞い上がる。
そこで、フッと視認不可となる。

むむむむ? かなり疑わしくはあるが、その色合いと体つきから、ミヤマ♀に見えたのでありました。

今になって思い返しても、この時の凹作の行動機序は自分でも納得がいきません。
なぜ、羽ばたくクワ♀を発見した瞬間に飛び出して行けなかったのだ!> グズ凹
スプーンに乗ったカレーのルーなぞ気にしている場合ではなかったぞ!> マヌケ凹
感動の灯火初成功を前に、躊躇して金縛ってる場合ではなかったぞ!> ダルマ凹

視認不可となってから更に数秒経過。 それでも何故だか外に出て行こうとしなかった私。
再びあの羽ばたきが現われるのを、じっと待っていたというのだろうか?
魔が刺したとしか説明のしようが無い。 いったい何を考えていたのだろう?> バカ凹

『...』。
『...』。
『...』。

唐突に終止符が舞い降りる。
ネタになる幕切れ。

闇を裂いて舞い立ったのは、フクロウ。
初めて対峙する野生のフクロウに、凹作ファミリーはギョッとしてから大感動。

毅然堂々とした風で己の作業をこなし、フクロウは飛び去っていった。
きっと、高級クワ(←我が家基準/ノコやミヤマ他)と思しき♀を攫っていったのでありましょう。


トンビにオイナリさんを掻っ攫われるという諺通りなオマヌケ体験を持つ凹作一家。
この日は、10(採集)日にまで伸ばしていた高級クワGETの連続記録を、フクロウ様に攫われてしまいました。



でも、野生のフクロウを目の当たりにすることができて、それはそれで良い体験が出来たと思う凹作なのでありました。

=結果=
ボーズ / フクロウ様(拝観のみ)

 


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