2004年の採集記(その2)

【sandman】


                        

【sandman様のメール】(2004.9.28)

2004/09/26の採集記(モドキ)

今日は昨日のフトアシクワガタ(そんなものはいない)が気になるところでありますが、まだ太陽も高いので、##あたりにある**周辺の森林公園を下見がてら歩いてみることにしました。


 ここは足場の良い非常に楽チンモードで回ることのできるところが気に入っています。
 今期になって一度下見にきてますが、前回は十五時ごろに来たので外周すら回りきっておらず、気になっていたところでした。

 ここの山はクヌギは余りありませんが、太いコナラが結構たくさん生えており、ひょっとしたらという気にならなくもないです。これで人が少なければいうことないのですが・・・。
 早速前回見つけていたクヌギの樹液場に行ってみると、いつものスズメバチ君がいます。ここのスズメバチは仕事熱心で二十二時をすぎた深夜残業すらこなします(夜にこの樹を見に来たところ八匹ほど深夜残業中)。

幸い小さめの種類で、このサイズに追いかけられたことはないので、少し近づいて様子を見ます。

 ・・・・・コクワすらいない。

 やはり××の真横にあるのがいけないのか、子連れの客が多いせいなのかどちらかということにします。夏が終わったという意見は却下です。

 樹液を出している木を探しながらしばらく進んでいくと、コナラの立ち枯れがあります。前回来た時にはなかった目新しい材を少し削った跡がありました。削った面を見てみるも食痕は見つかりませんでした。

 途中の湿地帯の横に「何がいるかな?」と書いた看板があります。看板にはメダカやゲンゴロウ、あと何とタガメの絵が書いてあります!!

 あわてて水中を観察してみるも、いるのはアメンボとマツモムシのみ・・・・
網を使って草回りを攻めれば捕れるのかも知れないが、手ブラで来てるのでその場所を後にしました。

 結局二時間かけて歩き回ってみましたが、樹液場一箇所(やはりスズメバチ付)と採集者の削り跡を見つけたのみでした。

 ここの森林公園には小ぎれいな案内所?があり、茶を飲みながら案内板をながめていると、「森の生き物たち」と題された写真の中に前回来た時には無かった△△の写真がありました。これで木の上のほうにある削り跡に納得がいきました。ここに通えば捕れる日がくるのだろうか・・・・

成果:なし

 さて、これから今日のメインイベントの場所へ行きます。焦らしただけあって、いやがおうにも気分が高まってきます。車を降り、片道二十分の道を途中の樹液場をチェックしながら、ぼちぼちと上っていきます。今日はカマキリ君は留守で、本来の住人スズメバチ君が帰ってきておりました。

 ほどなく問題のアベマキの木に到着し、周りに人の気配がないか確かめてから近づきます(小心者です)。今日はちゃんと点く懐中電灯をもってきました。

  懐中電灯ONっ!

 掻き出し棒のかわりに耳掻きも持ってきました。

  耳掻き良しっ!

 ゆっくりと樹皮のすきまに顔を近づけます。樹液の香りが鼻をつきます。よくみるとショウジョウバエもいます。昨日いた樹皮の隙間を覗いて見ると、結構奥が深いようです。クワガタの姿は見えず、掻き出し棒@耳掻きをそっと奥へといれてみます。
・・・・・・まだ奥があるようです。しばらくいろいろほじってみましたが、出てきたのはヤスデ一匹・・・・・・。他の隙間を見てみると4センチ級のコクワがお楽しみ中でした。

 ・・・・・・まさかお前じゃないよな?・・・・・・

 祈るような気持ちでその場を去りました。


成果:ヤスデ1匹


 結局昨日のは何だったんでしょうか?樹に付いてるクワガタは大きく見えると言いますが、それだったのか?たまたま樹皮剥がれの奥にいたのか?

 来週末はハリガネを整形して再度(再々度か?)チャレンジしてみます。


 今期はとりあえずクワガタの姿が見れなくなるまで樹液場通いをしてみるつもりです。
 長文・乱文申し訳ありませんでした。それではまた。
 


戻る