2005年活動報告 その5

【K介】


【8/11〜12(修正) 一日だけの夏休み飛騨地方全域にわたり大探索】

我が家の総統さま(嫁)に奥飛騨の温泉地でも行きたいねーと恐る恐る打診。(魂胆まるみえー)

どうせ夜は虫取りに行くんでしょ!独りで行っといで!ふん!(図星じゃー・・・ん?)

な・な・なんと、有難きお言葉。それでは、お言葉に甘えまして一泊二日の夏休みを頂きます。

夕食をすませ、娘の風呂入れなど日常業務をすませ、いざ奥飛騨に出発です。しかしながら天候がちょいと微妙で所によって雨の予報です。なんとかもってくれるとよいのですが。今回時間はいくらでもあるので広範囲にわたり飛騨地方を探索したいと思っています。

そんな訳で、いきなり##ポイントに到着しました。時間は23時ごろで、気温17度、天候小雨とちょいときつい条件です。案の定、街灯下にはなにも存在しません。・・・・・・ボーズ

$$ポイントも散々粘ってようやくミヤマ♀、アカアシ♀のみ・・・・。お盆の時期は虫が飛ばないと聞いていたが正にでありました。そして看板ポイントでもゼロ・・・・仕方ないので新規ポイントの模索のため移動開始。

##を後にして、集落手前県道を&&方面に走ります。

この道の周辺の植生の素晴らしいこと、言葉になりません。あれだけ恋焦がれていたブナの巨木が正にズドーンとそびえたっているのです。その光景になんだか恐怖というか大自然に対する畏怖というのか初めてですこんな感じは・・・とにかく凄い・・・です。

そして、道も凄いことになっています。ブナ林から湧き出す伏流水でしょうか所々小川のようになっています。谷側にガードレルもなく落っこちれば・・・・・想像ができます。

そして、予想はしていましたが街灯はまったくありません・・・おそらく&&付近まではなにもないと思います。ひとりぼっちで真っ暗闇を走っていると先行車に追いつきました。ふーこれでだいぶ気が楽になります。

しばらくして、山小屋の駐車場らしきところに出まして、$$も周辺にあると思うのですが$$に通じる道に『夜間立ち入り禁止』なるものが・・・・車を置いて徒歩にて$$までと一瞬考えましたが、正気の沙汰ではありませんね
無理です。この真っ暗闇の大自然の中を懐中電灯一つで歩くのは・・・・・・即座にUターン。


次なる目標は@@ですが、工事中で立ち入り禁止。仕方ないので**へ、しかしここも道が分からず断念。新規開拓になりませんね本当に。

結局、集落に戻ってきてしまいました。時間も午前2時となり集落入り口付近に車を駐車して徒歩にて温泉街を探索。とぼとぼ歩きながら、よーく観察していると街灯付近の物陰などに結構いるものですね!この集落のメインストリートと思われる道を一時間ぐらいかけて往復したところ小型のアカアシ多数、にミヤマ、コクワと合計で20匹以上を採集。運良く街の人には会いませんでしたが、人目につく採集はやっぱり作業に集中できないのと、少しばかり後ろめたい気持ちになってしまいます。(だから自分の場合##とかがポイントになってしまう)

さーもうしばらくすると、あたりも明るくなってしまうので移動開始です。次なる目標は○○です。途中にムム!とくるような街灯が数箇所ありましたがゼロ。県道を##方面へ。この付近、意外と言ったら失礼ですが結構人が住んでいるのです。したがって街灯が道沿いに多数あるのですが全部オレンジでした(ガク・・・)

しばらく走ると集落もなくなり、街灯もありません。徐々にあたりが明るくなってきました。そうして、ようやく##付近に到着。水銀灯はありませんが2基の街灯があり、さっそく検索開始。ミヤマ♀発見。

周辺の植生は広葉樹林帯で植生としては申し分ないのですが、なんとなく植林してあるようで細い木が目だちます。どうやらブナ帯ではないようです。そして残念なのが光量の多い水銀灯が設置されていないのでした。それでも丹念に街灯下を探すとミヤマを中心に拾うことが出来ました。そして完全に夜が明けてしまい活動休止。ここまでの成果をリリース。(コクワ♀?2匹のみ何故だかキープ)

@@から■■方面を目指し走行していましたが、しばらくすると道路復旧工事のため通行止め。仕方なく逆方向にて、だいぶ迂回しますが××に出るルートへ変更。川沿いに国道を走行していると、水銀灯(白色)が結構あり夜には期待がもてるフインキでした。そして××に合流しようやくコンビニを発見。朝食をすませた頃にはもう気絶寸前です。とにかく寝場所の確保のため移動。

△△方面に走行し##へ移動。期待はしていませんでしたが街灯付近にミヤマの屍骸など発見。(もう寝たいですが、体が勝手に採集活動を継続してしまう・・・)
そして時間は9時ぐらいと思いますが、遂に気絶・・・(環境に配慮というよりガス代がもったいないのでエンジンOFF)


物凄い暑さで目が覚めました。体中汗まみれです。2時間ほど気絶していたようですが、下手をすると永眠するところでした・・・・さて予定では++付近の調査です。眠気もないようなので出発。

##から峠を越え県道へ、この付近は広葉樹林帯のようで期待がもてるようです。レジャー施設もポイント要件と考えチェック、さすがに##ばかりでは限界を感じるようになりました。そして%%なる案内表示が・・・事前の調査でこの施設付近にもブナ林があるとの事でしたが、昨夜に素晴らしいブナの巨木を見られたのでスルーしてしまいました。(後悔中・・・)

しばらくして、国道に合流。++付近の道の駅にて小休止。この付近冬場のイメージしかなくもっと閑散としていると予想していたのですが、行楽客で大混雑です。さらに奥の※※付近までと思い行ってみると、車で大渋滞していて駐車すらできないような状態でした。仕方ないのでUターンをして、▼▼方面へ行ってみるも状況変わらず・・・・(なんだかテンション急降下)ここら辺の立寄り湯で一服と考えていたのですが、とにかく人気の少ない所へ・・・(単なるドライブ状態になってきている)

◎◎まで移動。さすがにこのあたりまで来ると人気も少なく、ゆったりとくつろげます。温泉及び休憩施設があるので休憩。(お風呂は貸し切り状態にて大満足)露天風呂もあるので利用することに、すると湯船の角のところにミヤマ♀の屍骸発見。方角的にゲレンデ方面から飛来したと思われる。(後ほどゆっくり調査せねば)

のんびりとした午後のひと時を麦なるもの飲みながら満喫。もう一眠りと思い横になってみましたが、なかなか寝付けず□□方面へ散策。コスモス畑がメルヘンチックを演出していますが、自分ひとり挙動不振の活動を・・・・
!!には大抵□□に面した施設があり、そして自動販売機などが設置されている作りになっている。夜の風景を思い浮かべるとムフフとなってしまうのです。(これはポイントとして有望ですなーうひひひ・・・夏であれば人気も少ないし・・・・光源までは遮るものも少ない)夜に期待大という事でこの場所をあとに。
(このような場所でひとりギラギラした眼つきで何を思う)

あーさんの採集記を見ていると日昼に路上を歩く個体と遭遇する場面がよく掲載されている。しからば、自分もと思いそれらしき林道を走り回るが自分には画像のようなバッタ類に遭遇するのが関の山であった。

(道の真ん中でなにをしているのか?こんなやつがいっぱい・・・)

時間的余裕があるので県境にある##なる施設の調査にと国道を走行するが途中、道路修復工事のため通行止め。仕方ないので休憩施設で日が暮れるまで待機をしていたところ、急に大雨に見舞われた。天気予報ではこの周辺は雨予報であったので、$$まで移動。雨が止まないようであれば++方面に予定変更をよぎなくされる。(昼間の下見が台無しである)


結局、雨は止むことなく、そして分厚いガス様まで湖面を覆いはじめてきたので##へ移動開始。

(ガス様襲来!)

午後8時、雨は多少降っているもののミヤマ♀3を確保。街灯を見上げここまでかと思っていたところ、大型の甲虫が飛来してきた。一目でミヤマ♂と確認できたのだが、ここで飛来してきた個体がどのような動作をして街灯下に落ちてくるのかを一部始終観察できた。(街灯周辺を数周して支柱部分に掴まろうとして落下してきたのでした)

今までは、街灯下もしくは周辺に落ちている固体を中心に採集する事がほとんどであったため、このような場面に少し感動。今回もお目当てのものは拾えなかったし、雨に降られて新規の開拓も存分に行えなかったのですが、また来年という事で終了。(そーいえばクワガタの画像一枚も無いことに気付いてしまった・・・・トホホ)



今回の成果 ミヤマ、アカアシ多数。(採集個体は大部分をリリース)


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