【Cretaceous】
2005/04/03
群馬県北部〜長野県
花粉症と会社のイベント準備でどたばたしているうちに、あっという間に季節は春になってしまった。ようやく虫取りに出かける余裕ができても、すでに近所の雑木林は下草が息を吹き返し、シロート目にも材割りシーズンが終わりを告げつつあることが分かる。が、諦めきれない親子は、まだ春の来ていないところなら材割りができるに違いない!と思い込み、スキーに向かう渋滞に混じって、朽ち木求めて延々
北軽井沢まで出かけてしまった。遠いのなんの(^^;)。
2月に大雪が降ったと言うことで、山にはまだ残雪が一杯残っている。標高1200mほどのところでかなり良い雰囲気(もちろん我が家基準)の場所を見つけたので、いざ山へ!
浅間山近くで火山灰地のせいか、雪が積もっている割に、山は非常に乾いている。
Fig. 1 こんな感じのところです。
平らに見えますが、実はかなりの急斜面(^^;)。
乾燥していても、埋もれ木は完璧に凍り付いているので、動かすのはなかなか難しい。なんとかひっくり返してみたら、地面に大きな穴が空いてたりして(^^)。
Fig. 2
さて、どなたのお宅だったのかな?
しばらく散策して、適当にウエットで朽ち木&倒木の宝庫のような場所に辿り着いた。
Fig. 3
一見良い感じ。ただ、埋もれ木はもちろん、削れそうな材はことごとく凍っていた。
1本良さそうな倒木に目星をつけて、この3ヶ月の鬱憤を晴らすべく、斧を降りおろした。が、固い!凍り付いた倒木に呆気なく負けてしまった父親は、早々に先ほどから削りたがって焦れている子供と交代してしまった(^^;)。しばらくごそごそしていたと思ったら、子供が何やら指をさして私を呼んでいる。覗いてみると…。斧が子供の小さい手には重かったのが幸いしたのだろう。少しずつそがれていった材の隙間から、実に久しぶりに自然の中で見るクワガタっぽい幼虫が顔をのぞかせていた(^^)。
Fig. 4
「ねえねえ、これ!」
Fig. 5 この写真から何の幼虫が判別できるでしょうか?
この幼虫を持ち帰るか否かについて、この後普段では考えられない、実に濃密な親子の会話があったことは言うまでもない(^^;)。
結局、何とか子供を言い含めて幼虫を埋め戻して(方法が正しいかどうか、非常に不安ではあるが…)、さらに散策を続けたが、その後は食痕ばかりで幼虫の姿すら見ることができなかった。河原と違って、比較的標高の高い山は、 シロートが虫取りをするにはなかなか難しい環境のようだ。。。
雲行きが怪しくなってきたので、幼虫1匹では満足できない親子は、確率の高い河原を目指して下山を急いだのだが…。
Fig. 6
雨&渋滞様御一行、到着(^^;)。今回はどこに行っても、自分の行く方向だけが渋滞している。何故だ。。。
後ろを見れば、子供は既に夢の国。ぼちぼち帰りましょうか(^^;)。
Fig. 7
雨宿り&眠気醒ましで寄ったゲーセンで獲得したラスカルの縫いぐるみ。身長(高さ)約40cmはマイギネス!
室内遊戯場で数百円の投資で獲得した本日唯一の成果は想像以上の効果をあげた。子供は今日の虫取りがボーズであることもすっかり忘れて、父のマイギネス個体を抱いて、再び夢の国へと旅立っていった。
こうして親子の春休みの1日は無事???幕を閉じたのである(^^)。