2004年8月27日

【ちゃん】


                        

【2004.8.27】

〜前略〜


私用があったので木曜日に代休を取り、用事が終わった午後3時ごろから##を徘徊しましたが、アカアシ1ペアを見ただけでした。
品の良さそうな、おば(あ)様2名が車で林道内を徘徊されていて、林道のど真ん中に車を止めて、地図とにらめっこ・・・
クラクションを鳴らすとやっと気付いて、道の脇に寄ってくれたのですが私がヤナギとにらっめこしている隙に抜かされて、次のヤナギへ向っているとまた道のど真ん中に止めて・・・(−−メ
を繰り返していると、おば(あ)様の方から声を掛けられ、

「何を探されているのですか?」と聞かれたので


「木に付いた虫を・・・」と答えると、

「虫の御研究ですか・・・」
 

「研究はしてない!」と心の中で呟きながら
 

「そちらは?」と聞くと登山帰りに展望台を捜しているとのこと
 

「もう少し先です」と教えて、さようなら。
若いおねえちゃんなら、もっと話も弾むところなのですが(^^;;

大型の台風が近づいていて、天気予報では土曜日には影響が出始めそうで、月齢は悪いのですが金曜日は雲りの予報。
市内は晴れていたのですが、夕方会社の窓から##を見ると雲が掛かっていたので、期待して仕事帰りに
いつもの場所に行ってしまったのですがお月様はどこまでも追いかけて来て、ポイントに到着しても、とっても明るく・・・
おまけに風が正面から吹いていて灯火には不向きでした。
準備することなく引き返しました。
帰り道の林道は「野生の王国」な状態でした。


金曜日の成果(目撃動物)
リス1、アナグマ1、シカ1、フクロウ1、100kg級のイノシシ1
そしてアンポンタンな人間1でした。←私です。(^^;;
イノシシは熊に次いで運転席から1mぐらいの位置ですれ違ったので怖かったです。
この大きさになると、車に体当たりされると大破する事は確実でもし生身の人間であれば、骨はバラバラに砕け散ります。
山間部の知り合いの知り合いは、運転中イノシシと衝突して、むち打ちになった上、40万近くの修理費を払った方とか
止まっていたら車に体当たりしてきて、ラジエータが大破し走行不能になった方とか・・・
 

凹作さんの言葉を借りるなら、
「カントリークワの道を歩む我々に危険は多い。常日頃から野生動物の気配に耳をそばだてて、いつ如何なる時でもウルトラデンジャラスクワ採行を試みる姿勢は崩さないのだ。」
てな具合でしょうか・・・

こんな時期に居ない事はわかっていたのですがいつもの癖で街灯を廻りながら帰宅しました。(^^;;

そして土曜日も同じような天気なので、家でゴロゴロしていたのですが山の様子と、若葉さんは如何しているのか気になり電話をかけると、なんと灯火に行く準備をしているとの事・・・
しかも、エゾセミ狙いで・・・風裏になりそうな**に行くとの事。
私がどうしようか迷っていると「行って悔やみましょう!」と云われ目が覚めました(^^;;あ〜さんがよく採集記に書かれていた事を思い出し準備をして一路若葉さんを追いかけました。


**が見える位置まで行くと、なんと**だけに雲が掛かっていて
「これはするしかないでしょう!」(あ〜さんのパクリです(^^;;)
まだ日も落ちていなかったので、ヤナギのルッキングもしようと欲が出てきて、次々と遅車を追い越し昔の癖が・・・
到着すると、若葉さんはまだのようで早速ヤナギを見に行ったのですがほとんど夕暮れ時で林道内は暗く、私の裸眼0.01 メガネをかけての0.7の視力では、とても見つける事は不能でした。
(と言う事に・・・(^^;;)


林道沿いを風が吹き抜けていて、どこでするか迷ったのですがいつも**に来る度に、一度灯火をしてみたいと思っていた場所があり、また、そこだけは風がなかったので早速設営して点火。
若葉さんは低い場所ですると言われていたので、再び来た道を戻っていくと若葉さんもセット完了で点火されていました。
こんな日に灯火をしているアンポンタンはおそらく私と若葉さんだけで・・・
2人で苦笑しながら、しばし談笑して若葉さんは22時頃には帰ることを聞き自分の所まで戻りました。
戻ると、時折吹き抜ける風でスクリーンがひっくり返っていました。(^^;;


起こして「お腹がすいたなー」なんて思っていると、19:30一頭目のクワガタが・・・なんといきなりヒメオオ♂42mm。


撮影後、「何食べようかなー」と思っているとアカアシ♀。
「とりあえず、UFOでも食べるか」とお湯を沸かして食べていると大きなクワガタが歩いていて、慌てて駆け寄ると
一瞬オオクワ??と見間違えるヒメオオ♂52mmでした。(^^;


UFOのことなど忘れて撮影&計測をしていました。
しばらく間がありましたが、カメムシと蛾の間に小さな甲虫がいるのを見つけ、近寄ると小さなオニ♂17mm。

カメムシより小さなオニ
21:30にメス?と思って拾うと、スジ♂28mm。
このスジが飛んできてから、クワガタは飛んでこなくなり遅い時間に飛んでくる「横山弁護士マダラヒゲナガオニカミキリ!」を待っていたのですが、23:00を回ったころ、風に乗って野生動物の臭いが・・・思い出したのは、コルリの時の熊・・・
怖くなって車の中にいたのですが臭いが消えないので、若葉さんの様子を見に行くと・・・若葉さんは予定通り帰られた後のようで・・・
そう・・・**の広大な森の中に人間は私一人・・・
と思うと急に恐怖心が。
しかし、「横山弁護士マダラヒゲナガオニカミキリ!」もみたい!
おバカです。
「ぞ〜さん、ぞ〜さん、おらは人気者〜」とクレヨンしんちゃんの歌を一人歌いながら、動物に人気はなくていい!
クワガタやヨコヤマの人気者になりたい!と思いながら1:00までねばったのですが、突風でスクリーンと水銀灯がひっくり返り、ここでリタイヤ。
深夜の森で恐怖心と戦いながら後片付けをして帰りました。
帰り道、崖の下から大きな動物が這い上がってきて一瞬ビックリしましたが、立派な大あご・・・いや角のシカ。

シカの目だけが・・・
悠々と私の車の前を通り過ぎ、森の中からじっと私の方を見ていました。
「なにやってんねん、人間」とでも言いたそうな目で・・・・。

麓の月
山を降りると、やはり晴れていて大きな月が出ていました。
 

〜後略〜


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