2003年7月13日

【ちゃん】


                        

【2003.7.13】

〜中略〜

近畿交流は妻の許可が出て行くことができました。

初めてのプチ遠征、と言っても全てポイントに連れて行ってもらっただけですが・・・

始めはネブトポイント、着いていきなり明るいうちからネブト♂を発見。

さすがネブトポイント・・・

どこにでもあるような樹液付近の樹皮裏にお尻だけ出していました。

そこでは他にヒラタ♂がいました。

次にオオクワが採れると言う有名な市の山に入りました。

私が台場クヌギを見たいというリクエストで雨様が降る中、崖の落ち葉に足を取られながら登って行くと、そこは台場クヌギの森、初めて台場クヌギを見ましたが、どの木も樹液が豊富に出ていて、洞もたくさんあり、これならオオクワが居てもおかしくないと思いました。

人に知れ渡っていないポイントで、採集者が入っていなく下草もまっすぐに伸びていました。

大量のクモの巣に邪魔されながら藪を漕いで10本程度見て回りました。

この時点でもまだ明るいのでオオクワは無理との事。

しかし私は洞にドルクス系を発見・・・

ライトで照らした瞬間、あっと言う間に洞の奥へと消えてしまいました。

中型のオオクワかヒラタのように見えましたが・・・

後ろ髪を引かれながら時間が近づいたので山を降りました。

 

ヒラタは終盤にさしかかっていて、数が採れないとの前置きがありましたがどんな環境で採集されているか知りたく同行しました。

○○、××、△△、■■、**のど真ん中、◎◎など色々な場所でしたがほとんどが道路近くの木ばかりでした。

中でも××のヤナギは圧巻でした。かなりの広範囲にヤナギがあり皆で2桁採れました。

私も1ペア採らせて頂きましたが、樹液に付いたヒラタはライトを当ててもまったく動かなかったので木に登り捕まえました。

またネブトも多く近畿では普通に採れるようです。

皆さん元気で朝の5時まで廻り続けました。(^^;

 

関西と鳥取を比べると

関西は樹液の木が豊富にあること。

鳥取の場合、藪が深く立ち入るのにはかなりの勇気がいること。

鳥取の場合カミキリが非常に少ない(薬剤散布の影響?)です。

関西は鳥取に比べカミキリの姿をよく見ました。

ライトで樹皮裏を照らしているとカミキリが飛んできたりします。

またカミキリの穿孔痕や脱出痕から樹液が出ているものが多かったです。

台場クヌギは凄かったです。

あんなのが鳥取にあれば毎日通い続ける事でしょう。(^^;

やはり冬場の下見がどれだけできるかがポイントでした。

また関西は街灯にほとんど飛んでこないのに鳥取はよく飛んでくることを考えると、やはり樹液が少ないのが原因とも言われていました。

鳥取では飛んできそうな街灯がいくつかありましたがまったく虫がいませんでした。

関西はヒラタが多いですね、鳥取で同じような樹液にはノコやミヤマしかいないのに、逆に関西ではノコやミヤマが少なかったです。

最後に感じたのは気温の違いでした。

近畿の方は今日は寒いと言いながら採集されていたのですが鳥取人からみると暖かかったです。

といったところが今回の交流の感想でした。

かなり勉強になり地元での採集に与える影響は大きかったです。

今度はあ〜さんのように、遠征に行って自力でポイントを見つけ採集できるよう地元で鍛えて行きたいと思います。

〜後略〜


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