01/6/9

中部地方

【新芽採集】

あまりにも唐突にコルリの新芽採集に行くことになった。すでにコルリが発生していて、とっくに終わっている場所も多いことは知っていたのだが、今年は1ヶ所にターゲットを絞って一撃で決めることにしていたので、周囲の結果には目もくれず、勝手に6/15をコルリの日に決めていた。ポイントも完全に決め打ちで行くことにしていたのであるが、いろいろ要因が重なって、今回はその下見がてら別ポイントを回ってみることにした。実に久しぶりの遠征だ。

出るときから悩んでいたのは、来週行くポイントに今日行くかどうかだ。あ〜の予想ではピークは来週だ。ポンカンと行くことになっているのに、今週一人だけフライングするのはとても気が引けるし、やっぱりみんなでワーっと採りたいので、行くとしても本当に下見にしようと思った。

ということで、とりあえず新規開拓に走ることにした。もし時間が余ったら最後に行ってみよう。それくらいならいいだろう。


【最初の山】

さて、いつものように何の情報も仕入れず、気になるポイントを回ることにする。もし採れればとっても嬉しいだろう。しかしハズした時はとってもツラい。

夏に見つけておいた場所にまずは行ってみることにした。

新芽なんかどこにもない

自分なりに考えてノコノコとやってきたのであるが、予想に反して思いっきり夏の風景であった。(^^;) 自分の予想なんてこんなもんか。(T.T)

ヒメオオが採れるような場所まで登ったのだが、相変わらず新芽すらも見当たらない。完全にハズしてしまったか・・・

引き返して別の山に行こうと、道を走り始めたのであるが、途中で引き返してさらに標高を上げてみることにした。もしかしたらいいことがあるかも知れない。何と言っても今日は絶好のコルリ日和だ。

道が数kmで行き止まりになることは知っていたのであるが、自分を騙しながら登って行く。

ラッキーなことに、ぽつぽつと新芽が見つかり始めた。けっこういい感じだ!

あるある

こうなると、だんだん気合が入ってくる。

何本か見ながら山を登る。どれを見ても外道しかいないのでかなり打ちひしがれていたのだが、突然ちょっと奥の木で触覚を掃除しているコルリの姿が目に飛び込んできた!(^o^)

慌ててカメラを撮りに車に戻り、またコルリの場所に走って行く。もう逃げられたかと思ったが、よく見るとまだいた。無事に撮影成功だ。

いたぞ〜〜〜!

枝の裏側に回ってしまっていたが、こっちに来るのを待っている余裕はない。

採れた。(^o^)

案外早く1頭めの採集に成功した。この山にもちゃんといてくれた。かなり嬉しい。(^_^)

去年のブルーとは程遠い、緑の強い固体であるが、それを確認できただけでも充分だ。

1頭見つかれば何頭でも採れるだろうと思い、気合を入れて新芽を見ていく。しかし、くっついているのは外道ばかりだ。

全然違うやん。(T^T)

どうやらあ〜は山梨のトウカイコルリの教訓を忘れてしまっているらしい。(^^;)

行き止まりになるまで丹念に見たが、とうとう1頭の追加もなかった。

仕方なく引き返したのであるが、ちょっと気になる場所があったので藪をこいでみた。

いた!(^o^)

突然、細枝を歩くコルリの姿が目に入った。ちゃんといるじゃん!(^o^)

こうなると藪こぎなんて全く苦ではない。ちょっと奥まで行ってみると、1本の木に何頭もついているのが見えた。忙しく動き回っている。

先っぽが好きなヤツだ

採るよりも撮る方に必死になってしまう。(^^;) カメラを構えているうちに次から次へと逃げられてしまっている。しかし、1頭採っているのでかなり満足している。

見えますか?(画面中央)

半分近く逃げられたのだが、それでも10頭近くを採集することができた。全部♂だ。きっとピークはこれから来るのだろう。

歩いているヤツばかりだ

ここでは新芽に入っているヤツは1頭も採れなかった。

しかし、山を下りる時に1つだけポツンとあった新芽の木でようやく芽に入っている固体を見つけた。

さっきはいなかったぞ!

よく見るとペアであった。

別の角度から

ようやくこれで♀も採れた。ここでは唯一の♀だ。来週来たらとってもおもしろいかも知れない。


【移動】

かなり満足して山を下りるのだが、次はどこに行こう?ここでも来週のポイントのことが頭をよぎり続ける。しかし、やっぱりあそこは温存しておきたかった。再び新規開拓に出かけることにした。

夏に通ったことのあるコースをチャレンジしてみることにした。けっこう長いので思いっきり時間がかかると思ったのであるが、実際に車を走らせてみると、そんな心配は全く無用だった。なぜなら新芽が全くないからだ。(T^T) なんちゅーこっちゃ。(;_;) このおバカさんは、仕方ないのでこんな時期からヤナギを見て回るのであった。(^^;) 当然何もいない。

しかし、とあるヤナギでついに黒い影を見つけてしまった・・・

こいつは誰?

ヒメオオか?アカアシか?ミヤマか??? などと、一人で勝手に盛り上がっていたのだが、よく見ると羽が透き通っている。(;_;) どうせハチか何かだろう。あ〜あ。 しかし、ヤナギに影を発見する季節がまたやってきたことは嬉しいことだ。早くクワガタもついてくれ〜。


【林道は続く】

さて、ここではボーズだったのだが、さらにもう1本の林道に入ってみることにした。この林道の方が標高が高いので何となく期待が持てる。

自分が目標としていた標高まで行けば新芽があるに違いないと思いながら走ったのであるが、いつまで経っても新芽なんかない。途中のヤナギにも何もいるわけがない。どうやらここの林道でのコルリシーズンとヒメオオシーズンの谷間のど真ん中にジャストミートしてしまったらしい。(;_;)

目標の標高にはとっくにたどり着いているのであるが、全然気配なし。

とっとと先へ進もうと車を飛ばし始めた頃に、やっと新芽が見つかるようになってきた。ほっ。(^^;) 無駄足にならずに済みそうだ。

数kmほどボーズが続いていたが、途中の何だかわからない木を歩いている虫がいたので念のため網をかけてみるとコルリであった。(^o^) やった〜!(^o^)

何頭か落としたみたいだが仕方がない。

長靴を履いて、その木に近づいてみると、ちゃんと芽にコルリが入っている。

いるじゃん!

さっきの山よりは青が強いようだ。

こんなところにも

やっぱりここも♂の数が圧倒的に多いようだ。

♂ばっか

数kmに渡ってルッキングを繰り返す。いるところにはいるという感じで、ぽつぽつとコンスタントに数頭ずつが採れる。相変わらずほとんどが♂だ。

そして、道で何かが轢かれているのを発見。オサムシか何かだろうと思い、念のため確認すると、なんとヒメオオの♀であった。(+_+)

汚い画像なので見たくない人は見ないで下さい。

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ヒメオオ@轢死体

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なんちゅうことや。(;_;) もったいない・・・

しっかし、こんな時期にもう歩いているとは思わなかった。


【さらに】

それから数百メートル走ったところで、今度はアカアシ♀の轢死体を見つけてしまった・・・

檜枝岐などよりは1ヶ月は発生の遅い場所だと思っていただけにとても驚いてしまった。

そして、近くの新芽を見ると、しっかりとコルリが入っているのであった。

何の木かわからないのだが、ここにもかなり固まってくっついていた。

それにしても・・・

あんな轢死体を見つけてしまうと、もう新芽だけ見ているわけにはいかなくなった。新芽だけに集中できるのがこの時期の良さだと思っていたのだが、ヒメオオもアカアシも出てきていることがわかってしまった以上、ほっておくわけにはいかない。新芽とヤナギと路上を見ながらの運転となってしまった。(^^;;;

新芽→ヤナギ→路上→新芽→ヤナギ→路上・・・なんて忙しいんだ!!(^^;;; こんな運転をして、よく事故らないものだ。(^^;;;

しかし、そんなのが延々と続くとさすがに疲れてしまう。ガスも出始めたことだし、コルリも採れているので、路上だけに集中することにした。時々クワガタの轢死体を見つけるが、歩いているやつはいない。

ふと見ると、また素晴らしい新芽が目に入る。仕方なく見てみると、ちゃんとコルリがついている。

アリとともに

完全にビョーキになりそうだ。

♂ばっかりだ

時間もなくなってきたので、心を鬼にしてスピードを上げることにした。本気でコルリを採ったら何頭採れただろう?しかもほとんど♂なので、1週間後に来ればきっとすごいことになっているはずだ。

案外濃い場所かも

路上だけに神経を集中して、車を走らせる。ケムシ、カミキリ、ゴミムシ・・・いろんな外道が歩いているものだ。

そしてゆっくり歩く甲虫の姿が目に入ったので、車をバックさせて確認!・・・・・オオゾウムシだった。(;_;)

灯下採集の時にいつもこいつにゲッソリさせられるのだが、路上採集でもこんなことになるとは・・・

さらに数頭のオオゾウムシ、ケムシ、カミキリと遭遇しつつ、とうとう生きた路上のクワガタが採れないまま下山してしまった。


【下見】

すでに17時を回って、陽が傾いている。来週行く予定の場所を下見だけしておくことにした。

懐かしい山道をくねくねと登っていく。当然目は路上を見ているのだが、歩いているのはケムシばかりだ。(^^;)

ポイントが近づくにつれ、新芽が現れ始めた。ここではまだ堅いツボミのものも多い。時間が逆行しているようだ。周囲には思いっきり雪が残っていて、しかもものすごいガスが出ている。ここに来るといつもガスに巻き込まれる。

雪以外何も見えない

げっそりしながら林道を歩く。ツボミは思いっきり堅く、虫のいそうな気配はどこにもない。

あ〜あ・・・

しかし、今日は下見だ。来週にはきっといい状態になっているに違いない。

わずかに新芽もある

いやがった

それからブナの幼木上2.5mほどのところに信じられないものを見た。

あれはクワガタじゃないのか???

コルリが発生するかしないかの時期に、あんなところでクワガタを見つけるなんて、自分の目を完全に疑ってしまった。

?!!!

待ちに待ったヤナギ採集(ヤナギではないが)が唐突に実現しようとしている!

待って待って、心の準備ができてない。(^^;) もう一度ズームにして撮ってみる。やっぱり♀のクワガタだ!

かなり緊張しながら枝を引き寄せ網に落とす。入った!(^o^)

さあ、こんな時期に枝についていた気の早いアナタは誰??? アカちゃん?ヒメちゃん?ミヤマちゃん?

網が近づいてくる。ドルクスなのはわかった。

手に取ってみる。ヒメオオでないのはわかった。アカアシか。

裏返してみる・・・赤くない

まさか????

何度見てもコクワであった。どう見てもコクワだ。10回くらいひっくり返してみたが、やっぱりコクワであった。

(-.-)

何じゃ、そりゃ。(;_;)

そう言えば、去年も山梨でノコに同じような目に遭わされたっけ。こんなのではシーズンインとは言えない。こいつは見なかったことにしよう。(^^;)

それからもう少し歩いて、なかなかの新芽がある場所を見つけた。

1本に2頭

第一陣はピークを迎えていたのかも知れない。

遭難寸前

いずれにしても来週がとても楽しみだ。


【灯下採集】

食事をして灯下の場所へ大移動する。よく走るものだ。

月齢は悪いが気温は19度ある。上出来だろう。月も山に隠れてなかなかいい感じだ。

いくら何でも、このエリアでの灯下採集は早すぎるとは思ったのだが、それでもコクワがぽつぽつと見つかり始めた。ちゃんと飛んでいるようだ。

こいつばっか

お約束のコースを一回りする。有望な外灯では4〜5頭のコクワが飛んできている。そしていつものクソ外道のガムシもいっぱいいる。(-。-;)

何度も何度もガムシに騙されながら有望外灯を回っていく。期待の1本ではノコも拾えたが、本命は今日も採れなかった。まあ、この時期に20頭以上のクワガタを見つけたのはまあまあだろう。

帰りは名物の「う〜さん」になった。目を閉じるとコルリが枝の先を行ったり来たりしている。完全にビョーキだ。


今回の成果

コルリ(原名):50♂♂、10♀♀

ノコギリ:1♂

コクワ:22♂♂、6♀♀

ヒメオオ:轢死体3♀♀

アカアシ:轢死体2♀♀


2001.6.11