神奈川
【ぷらぷら】
陽気に誘われて、木々がどれくらい芽吹いているかを見るために外に出てしまった。
全くアテもなく走っていたのだが、高速に乗ると当たり前のように渋滞だ。
どこまで続く?
あまり遠くにも行けないので、適当な場所でインターを下りることにした。と言っても、もう神奈川まで来ているのだが・・・
インターを下りて、しばらく車でぶらぶらしていると、なかなか雰囲気のいい里山に出た。吸い寄せられるようにそちらへ向かっていったのだが、山際の道を走っていて、唐突にコブのような木が目に入ったような気がした。
車を降りてサンダルのまま歩いて近づいてみると、ボコボコのクヌギの台木であった!
おお!すごい!!
めちゃくちゃテキトーにぶらついたにしては、こいつの発見は上出来だった。
あとから確認すると、オオクワが採れる場所とは山続きだし、可能性はかなり高そうな気がする。
それからサンダルのままでこの山の頂上まで登ってしまった。(^^;;;
クヌギはずっと続いていて、雰囲気は抜群だった。いいところを見つけた。
なかなかのムード
神奈川の方ならご存知の場所だろうとは思うが、材を割られた形跡もなく、とても気に入ってしまった。
さらに車で周囲を探索してみる。この時期のブナ科の木はなかなか特徴のある芽が出ていてわかりやすい。どこまで行ってもいい感じの里山が続いていて、クヌギの木もふんだんにある。いいところだ。
いい里山だ
クヌギの台木に越冬コクワの♂がいた。
越冬コクワ♂
さらに続けて2頭のコクワの♂が出てきた。
さらに2♂♂
去年もそうだったが、なぜか♂が固まって越冬している。不思議だ。
千葉/白井町
【ヤナギ】
あまりにも天気がよかったので、お隣の白井まで行ってみることにした。目的は今年初のクワガタの樹液採集だ。去年は5/1にコクワをこの白井町のヤナギで樹液採集している。
白井は市制を発足させたようだ
このところの陽気で、確実にクワガタは動いていると思う。もしかしたら気の早いヤツが1頭くらい洞に入っていないだろうか?そんな淡い期待を抱いて白井に向かった。去年より半月も早いのだが、果たしてクワガタはいるのだろうか?
遠くから見てもヤナギが芽吹いているのがわかる。(^_^) よしゃよしゃ。(^o^)
芽吹いている!(^o^)
近づいてみると、まだ完全に葉っぱは開き切ってない。やっぱり早すぎたか。(^^;;;
しかし、ぶぉ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜んという重い羽音とともにオオスズメバチがやってきた。あ〜こわ。(^^;)
そいつが飛び去ったあとを見ると、しっかり樹液が出ていた。クワガタの季節は近い!
樹液!!
よく見ると、周辺にはクヌギの大木などもあり、なかなかの場所であった。
しかし、ヤナギに洞すら見つけることはできず、ペンライトも使わないまま終わってしまった。
ヤナギ地帯から数百メートル移動してみた。延々と里山風景が続いていて、畑の脇に何本かのクヌギがポンポン並んでいる場所が目につく。まだまだ見てない場所がたくさんあるようだ。
そこら中にクヌギが生えている
車を置いてちょっと歩いてみると、竹やぶの向こう側にクヌギの木がダダダダとあったりして、なかなか楽しい。しかし残念ながらほとんどはとっても健康なクヌギでオオクワはつきそうにない。コクワとノコならきっとタコ採れだろう。カブちんがへばりつく姿も容易に想像できる。
果樹園の脇にもたくさんある
ちゃんと探せばクヌギの木なんていくらでも見つかることが改めてよくわかった。そして、これまでもいっぱい見落としがあることもよくわかった。(^^;;;
それから数km移動して、徹底的に脇道を入ってみることにした。今日は白井の日だ。白井を舐め尽くしてみよう。
これまで何度も白井には来ていたが、入っていない道も案外多い。道なき道を入ってみると、クヌギの木がたくさんある。カブちんがたくさん採れそうだ。(-。-;)
カブちんがつきそう
そうやって色んな脇道に入っているうちに、なかなかのクヌギの列に出くわした。
けっこう台場チックだ
千葉を探索されている人ならご存知かも知れないが、あ〜は完全に見落としていた。こんな雰囲気のある台木が白井にあったとはびっくりだ。
洞もある
オオクワの入りそうな洞もあったが、実際はどうなんだろう?やっぱりコクワが威張って入るのだろうか?(^^;)
いずれにしても、この木にはなかなか感激してしまった。よくぞ見落としていたものだ。
さらに周辺を回ってみた。クヌギやコナラはとても多く、ノコやコクワがたくさん採れそうだ。間違えてヒラタでもいてくれないものだろうか?
砂利道をガリガリと走っていると、で〜んと横たわった倒木を見つけた。針葉樹かと思ったのだが、根っ子の部分にカブちんの食痕がある。何の木だろう?
何の木?
一振りでコクワの♀が出た。どう見てもコクワの♀なのだが、なぜかとってもビビってしまった。オオクワに見えたのだ。ビョーキだ。(^^;)
コクワ♀@光りすぎ
次の一振りで大きめの幼虫が出てきた。
ノコでしょう
おっ???と思ったが、どう見てもノコのようだ。
ダメじゃん。 ふた振りで終了。
さらに脇道に入りまくる。
どの道に入っても、クヌギの列は見つかる。こんなにすごいところだったとは知らなかった。まだまだ甘い。
いくらでもある
けっこう感激していたのだが、とうとうまるちゃんが始まる時間になってしまった。とりあえず、クヌギを見つけられるだけ見つけて帰ろうと思った。暗くなって、懐中電灯まで出して探してしまった。(^^;)
しかし、これで夏の巡回コースが決まってきた。案外近いところで楽しめそうだ。
コクワ:3♂♂、1♀
ノコギリ:幼虫1頭
2001.4.16