用語解説


採集記の中に時々登場する意味不明な言葉・・・自分や関係者が勝手に作った言葉や言い回しがある。採集記を全て読んでいただければ意味はわかっていただけるのであるが、さすがに最近はボリュームが増えてきて全部読むのは面倒だ。意味の解らない方のためにここに列記して説明させていただくことにした。(すでに死語と化しているものもある)

また、著作権に引っ掛かるかどうかは知らないが、関係者だとはいえ他人が作った言葉を自分のサイト上で勝手に使い回しているので、一応ここで念のため宣言しておくことにする。

対象語
オリジナル

(敬称略)

解説

いつものやつ

あ〜

【代名詞】コクワガタ」のこと。採集を始めてしばらくはコクワガタしか採集したことがなかった。どこでどんな採集をしてもコクワガタだけは必ずいる。期待の幼虫でもみんなコクワガタになる。そういう嫌気の差した言い方も含めて呼んでいる。

植生

あ〜

【一般】実は言葉の定義も調べずに使っているので正しい使い方かどうかわからない。地形図の「植生界」という言葉を見てイメージで使用しているだけだ。植生がいいとか悪いとかという使い方は正しいのだろうか?使ってるけど。(^^;

カブちん

クワ道 or あ〜

【オリジナル】カブトムシ」のこと。いつもクワガタの邪魔をする方々だ。クワ道さんが名づけたか自分が名づけたか忘れてしまった。

ガム

あ〜

【略語】ガムシ」のこと。灯下回りで必ずいる紛らわしいヤツ。あまりにも数が多いので「シ」を省略して呼ぶことにした。

デロレン/でろれん

あ〜

【オリジナル】カミキリ及びタマムシの幼虫。虫嫌いな自分にとって最悪な虫。その姿形から名づけた言葉。最近はオオクワ狙いの材割は極力控えるようにしている。理由は3つ。まずデロレンや外道を見たくない。それから無駄な幼虫を割り出したくない。最後に景観への配慮である。材割をやめる勇気はないが、少なくとも採集記での材割シーンの掲載は悪影響が強いと考えている。

外道

るどるふ

【一般】るどるふさんが釣り用語から引用してクワガタ界で使い始めた言葉。雑昆虫や雑動物、その他、クワガタ以外のものを引っくるめて使用していたが、今は当のるどるふさんがクワガタ以外の甲虫にも走っている。外道は主観的な言い方なので何が外道で何がそうでないかはそれぞれによって違う。

新規開拓

あ〜

【一般】自分に情報のない場所へ出向き、行き当たりばったりで採集ポイントを開拓すること。以前はポイント近辺の「ついで開拓」でもこの言葉を使用していたが、現在は完全に切り離して使用している。

・自分が情報を全く持っていないこと

・「ついで」ではなく、わざわざ出向くこと

これが条件である。

惨敗

あ〜

【一般】単純に採れなかっただけでなく、精神的にも大きなダメージを受けた採集のこと。計算式は以下の通り。

惨敗度数=移動距離×(移動時間ー採集時間)×期待度×疲労度÷ターゲットの採集結果

↑デタラメ。(^^;)

惨敗を語るには、まずどれくらい労力を使ったかが問題となる。情報をアテにして出かけるのであれば、その時点で心のより所ができるわけで、精神的には非常に楽である。アテのない「心細さ」も労力の一部と考えてもいいだろう。それからハンパじゃない移動距離と費用、時間をかけ、何の手掛かりも掴めないまま終わる採集をここでは惨敗という。この言葉を使うには、ある程度の規模が必要である。もちろん、それと反比例する採集結果は必須。

本命

あ〜

【一般】オオクワガタのこと。あるいは、その日に狙ったターゲットのこと。

健康(な)クヌギ

健康優良クヌギ

あ〜

【その他】洞や樹皮めくれのない真っすぐなクヌギ。クワガタの好む環境ではない。「土管クヌギ、電柱クヌギ」など、実に明解な表現をWeb上で 拝見したことがあるが、オリジナリティを強調したいのであえて「健康クヌギ」を使い続けている。パクらないのが基本。

ボコボコ(な)クヌギ

あ〜

【その他】上記健康クヌギと対をなす言葉。洞や樹皮めくれが多数あり、クワガタの棲息環境に適している。

山地性ヤナギ

湿地性ヤナギ

あ〜

【その他】高山に生えているものと平地に生えているものを表現しているが、実は種類などについて図鑑を見てもわからないので自分で勝手に使い分けている。山地性のものがあるかも知らないし、湿地性のものがあるかも知らない。(^^;;;

じじいヤナギ

あ〜

【オリジナル】秋になって葉を落とし始める色褪せたヤナギ、あるいは何という種類かわからないが、いつものヤナギではなく、ミヤマがよくついている種類のヤナギを指す。いつもの健康状態のヤナギとの区別のため。そもそもいつものヤナギの正式名称すら知らない。(^^;)

韮る・千葉る

あ〜

【オリジナル/略語】韮崎で採集する、千葉で採集するの意。地名を動詞化したもの。

朝の3枚

クワ道

【代名詞】マクドナルドの朝のメニューにあるホットケーキのこと。早起きの苦手な自分には憧れのメニューである。採集のたびに食べていたのでクワ道さんがこう名づけた。

昼の3枚

クワ道

【代名詞】千葉県某所にある日本そば屋で食べるそばのこと。キートンさんに案内していただいた店で、通常1〜2枚を注文するが、自分は3枚が基本になっている。「朝の3枚」が派生したもの。

ド○○

r.matsuda

【その他】「ものすごい○○」と同様な表現。ド雪ならすごい雪が積もっている状態、ドブナはブナがたくさんある状態。r.matsudaさんが使い始めた表現。

遅車、遅トラック

r.matsuda

【オリジナル】「おそぐるま、おそとらっく」と読む。r.matsudaさん命名で、意味はそのまま。採集地へ向かう時に後ろを走ると気が急くし、採集帰りだと強烈に自分の疲れを自覚する。

おつとめ

クワ道

【一般】健康な人に毎朝訪れる生理現象のひとつ。採集で朝食のあとに行くクワ道さんの恒例行事である。

○○を浴びる

あ〜

【一般】「○○がたくさん採れた」ということにインパクトを与えた表現。「コクワを浴びる」「アカアシを浴びる」という使い方をしている。

いてくれてありがとう!

あ〜

【その他】惨敗採集の末、嬉しい1頭に対して使う感謝の言葉。

「君はだれ?」「お前は誰だ?」

あ〜

【その他】主に同定不能な幼虫に対して使う言葉。

「?」→「!」

あ〜

【その他】最近使っていないが、オオクワなどのターゲットを発見した時に使っていた。なかなかいい表現だったんだからもっと使おう。あ、オオクワ採れないから使う機会がないか・・・

握手

あ〜

【一般】初めてオオクワを採集した時に思わず狂喜乱舞の中で仲間と握手したのが始まり。オオクワが採集されるたびに握手をしていたのでオオクワの代名詞のようなもの。必ずオオクワに限る。

5m

クワ道

【代名詞】捕虫網」のこと。クワ道さんが名づけた。

ベコっ

カン

【オリジナル】コカブトのこと。一瞬オオクワの♀に見えるものの、前胸の「ベコっ」としたヘコミを見つけてこっちもヘコんでしまう。最初に「ベコっ」という表現を使ったのはカン。

ギョーザ

たま

【一般】幼虫に傷がつき、体液が流れ出たあとの状態を指す。ギョーザの皮に似ていることからたまちゃんが名づけた。「幼虫がギョーザになった。(T^T)」という使い方をする。

バカ話

あ〜

【その他】基本的には笑いを含む会話。或いは自分のバカを自慢するような会話。

独り言

ポンカン

【その他】ポンカンのクワガタ採集記における日記の名称。

高山種

平地種、低地種

あ〜

【一般/その他】採集の便宜上、勝手に二つに分けた。高山種はヒメオオ、アカアシ、ルリ、ホソツヤルリ、コルリ、ニセコルリ、ツヤハダ、オニ、マダラと時々ミヤマ、スジを含める。平地種はそれ以外。

説教箱

お祭り箱

あ〜

【その他】夏の採集時に採集したクワガタを入れるために用意したケースのこと。100〜300頭を採集するとルアケースでは対応できないため、大きめのケースにぶち込んでいった。最近は出番なし。

青空病院

クワ道

【オリジナル】日頃のストレスを採集で解消することを「青空病院へ入院する」という。クワ道さんの表現。

ヤナギ病

檜枝岐病

【オリジナル】○○病という言葉はあいあんさんとBBS上でよく使っていた。反復して採集に行きたくなるさまを表す。韮崎病などいろいろあるが、病気ということは正常な状態ではないわけで、基本的には一過性のものである。この他採集依存症などもある。

ちばらき

LAwin

【オリジナル】千葉と茨城をまとめた言葉。活動拠点であるこの2県を称してLAwinさんが使い始めた。

採遊記

るどるふ

【固有名詞】るどるふさんのサイトの名前。正式名称は「るどるふ-甲虫採遊記」であるが、「採遊記」だけでも充分看板になる。タイトルはページの顔であるだけに、最もオリジナリティを強調するところである。パクリはNG。周りを見てかぶらないような、或いは類似品にならないような配慮をするのは大切なこと。そして半永久的に使用される飽きの来ないものである必要がある。タイトルやデザインはころころ変えるべきものではないというのが持論だ。もう一つの顔であるハンドルネームも同様。採遊記はよく考えられており、オリジナル語録の典型的な例と言える。

採る前に撮る

あ〜

【その他】採集記を作る上で重要なポイントとなるのが写真である。写真を導入するようになってから採集記にもクオリティが出てきた気がする。写真の中でも最も魅力的なのは生態写真であり、極力生態写真が撮影できるように、虫に手を触れる前に写真を撮ることを心がけている。ご馳走を目の前にして写真のために採集をガマンするのが実はとても至難の業である。ヤラセ写真は撮りたくないので、あくまで手を触れる前に写真を撮りたい。

空の青!ヤナギの緑!クワガタの黒!

あ〜

【その他】晴天のもとでヒメオオやアカアシの採集を行う時の気持ち良さを表したフレーズ。色のコントラストで表現している。夏大好き人間の自分にとっては、抜けるような青空の下で青々と茂ったヤナギにつくクワガタを見つけた瞬間が何ものにも代えがたい時間であり、1年中このシチュエーションに憧れて生活しているわけだ。特に新規開拓の場合、まず晴れること、そしてヤナギを見つけること、最後にクワガタを見つけること、というステップがある。ヤナギすら見つからないことも多い。

理由A

あ〜

【その他】ある特定の事情により灯下採集が非常に厳しくなる状態。人間と同じくらいタチが悪い。

あ〜A

あ〜

【オリジナル】最短距離で結果を出そうと甘いことを考えている自分。フツーの採集者。

あ〜B

あ〜

【オリジナル】与えられた環境で最大限の喜びを得るため、あ〜Aに試練を与える自分。苦労の数だけ喜びは大きいと考えているフシがあり、あ〜Aに損ばかりさせる最悪な人。

化ける、大化けする

あ〜

【一般】不明幼虫が期待以上のクワガタに羽化すること。オオクワガタになった時に頻繁に使用する。


2003.3.19