京都ネブトポイントでの採集記

−rain−


7月20日 曇り時々雨

7月20日、試験が近いにもかかわらず、採集にいってきました。場所は京都市左京区の近郊です。前日からの雨がまだ少し残っており、かなり、結果が心配でしたが「採りたい!」という気持ちに勝てず、9時頃寮を出ました。


相変らず道がわかりにくく20分もあれば行ける場所にもかかわらず30分以上もかかって着きました。さて、近くのアパートの駐輪所に自転車を止め少し歩いて森に入っていきます。最初に行くのは、前回、WASHIさんに一番最初にヒラタを採って頂いた、川沿いにある樹液がダラダラの樹!なのですが...行ってみると前日までの雨のせいか樹液は出るには出ていたのですが、ほとんど虫がついていません。申し訳程度にカナブンが数匹付いていたぐらいです。一応丹念に穴を一つずつ見ていったのですが、全くの坊主でした.....

今日はノコギリの大きい♂やネブトをとるぞ!と、意気込んでいたのですが、期待していたポイントでボウズではやる気をなくしてしまいました......

そこでその場所はもう切り上げることにしたのですが「そういえば、スジを逃がさないと」思い、小さいスジや怪我したスジをなげて逃がしたのですが実はそのなかにネブトがいたんです!しかし、最早後の祭り、泣く泣くあきらめるしかありませんでした..

それにしても、わざわざ、虫を採りに来て逃がしてしまうとはあまりにもドジでした。


さてそこから少し場所を変えて森に入ったのですが全く駄目でした、カナブンが細い樹にとまっていたので丹念に調べるとかなり小さなコクワのペアが見つかったのですが、もちろんリリースしました。しかし、ボウズは免れたのでほっとしました。それから、森を歩き回りギネス級か!?と思うほど小さなコクワ♂を見つけただけでした。

しかし駄目もとで調べると「ん?コクワの♂か?」と思って採った固体が32ぐらいのなかなかナイスなスジでした。まぁ、しょうがないかと思って辺りを見回すとなにか、ブンブンと虫が集ってる樹があります「なんだろう?」と思って近づこうとした瞬間頭に危険信号が鳴り間一髪で難を逃れました....実はそれはニホンミツバチの巣」でした、前回も危ういところをWASHIさんに助けて頂いたのにまた同じへまをしました(出来が悪くてすみませんWASHIさん)


かなり怖くなったのでそこはきりあげて、前回タコ採れした樹がある場所に移動しました。まずヒラタペアがいた樹でしたが、樹に登ってまで確認したもののこれまた、ギネス級の小ささか!?と思える程小さなコクワの♂でした。かなり迷いましたがリリースしました。

さて、いよいよタコ採れしたポイントです。「頼む!なんかいてくれ!」そう思っていったところやはり!

ネブトポイントはすごかった!

まず、目に見える範囲でコクワ♂2、さらにほじくってスジ♀1、そしてがんばってヒラタの♀をとったのですが♀は前足がかけていたし、もう2匹もいるので逃がしました。コクワの♂が深いところにいて採れなかったのですがつぶしたら駄目だし、ということでそのままにしておきました。

それにしても、ヒラタを採った時すかさずその穴に入った虫がいたけどなんだろう?そう思いました。多分スジだろうけどもしかしてネブト?.....まぁ違うだろう、そう、無理矢理納得しました。


その後新規ポイントを探しましたがやぶ蚊の子孫繁栄に協力しただけで徒労に終わりました。しかし、私はクワ運がいいのか、その晩寮の街灯でコクワの♀?と思って採ったものがなんと、京都の市内では貴重なアカアシの♀でした、その後ノコギリ♀もとれました。まんざら悪い一日ではなかったそう思えました。

それにしても、当たりはずれのないネブトポイントは凄い、そして京都はホントに凄い、そうおもった一日でした。