埼玉オオクワ採集記

−ヤマト−


あ〜さんへ

毎日採集記を楽しく拝見しております。足、くれぐれも大事にしてくださいね。

 

さて、私6/5にオオクワ65mm大歯型♂をGETしました。

もちろん初めてです。

しかし、誰かが飼育をしていたものを放したのではないかと思います。

場所は××市の家族連れも行くような広大な森の中の、小さな小さなクヌギ林です。洞があるようなクヌギはなく、ごく普通のクヌギたちです。いつもカブトムシ、ノコギリを採集に行っている所です。

他にはコクワ、スジ、カナブン、オオスズメバチぐらいしかいません。カブト、ノコギリが主役でオオクワの雰囲気は全くありません。


この日は代休を取って、朝から埼玉県内のポイント開拓をしていました。

そして、夕方5時頃例のクヌギ林に到着し、「樹液は出てるかな?」と気楽にいつもの木を見た瞬間に小さなくぼみからあの大あごが出ているではありませんか! 到着してから1分もたっていません。

「うそ〜」と独り言をつぶやき、一瞬呆然としましたがただちに採集にとりかかりました。

しかし、くぼみにお尻をくっつけたまま出てきやしません。すごい力です。はじめてオオクワガタと格闘しましたが、結局15分ぐらいかかりました。深い洞だったら採集できなかったかもしれません。

手のひらに乗せ、早速体長を測ると65mmで、ピカピカの黒光りでした。

ここでこんな立派なオオクワが採れるはずがない、と確信しましたが、家に帰って妻子に見せると

「すごーい。良かったね。たとえ誰かが放したものだとしても採れたんだからいいじゃん。おめでとう。」と励ましてくれました。

確かに、とにもかくにも野外でオオクワを採集できたのですから素直に喜び、あとからうれしさがどんどんこみ上げてきました。

この勢いでこいつの嫁さんを探したいと思います。


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