【凹作】
=6/22=
小学校で同じクラスになって以来の友人の結婚式に出席してきた。
内輪的2次会では、『カミサン/凹作/新婦/新郎』という座席順になり、 凹作家は、新たに俺達の仲間に加わることとなった新婦と沢山コミュニケーションをとることができた。 仲間が一人増えた。嬉しいことだ。
披露宴では『友人代表おバカ芸』担当だったので、朝っぱらから横浜・そごうの屋上でその為の練習をしていた。
自宅に帰り着いたのは雨の降りしきる午後九時頃。 さすがにヘトヘトで採集どころじゃあない。 採集を諦めさせてくれる雨様に感謝していた。
しかし、本日は採集は無しと達観しかかったところに、嫌なモノが目に入ってきてしまった。 コクワ詰め合わせセットのルアーケースだ。
凹作家は、その時点で50頭程の採集してきたコクワを飼育していたのだが、その中から小さ目のヤツラばかり30頭程を選り、 リリース用として金曜日の夜にルアーケースへ入れておいたのだ。
全て近隣の山でとれたコクワ達ばかりだから混血の問題はあまりないのかも知れないけれど、それでもやっぱり、 こんな所業を純真な自然保護派の方に見つかったら、きっと目から火を噴く勢いで怒られるに違いない。
しかし、それ以前の問題として、クワ採集自体が自然保護派の方にとっては、目から血を流すくらい悲しいことなのだろうから、 アホな自分保護派があれこれ考えたところで詮無いところなのかもしれない。
あれこれ考えてみてもリリースを中止する原動力には至らず、結局は目に入ってきた嫌なモノに重い腰を上げさせられ、 雨の中、近所の林へ向かうことにしてしまった。
先日ノコギリクワガタをGETした樹へカミサンと二人で赴く。
ルアーケースをひっくり返して、ザラザラザラと30頭程のコクワ達を落っことす。
リリース直後、樹の上部の洞に目を移す。
5〜6頭の小さなコクワ達に囲まれた輪の中に、40mmUpのコクワ♂を発見。
即、キャッチだ。
コクワを捨てに来て、コクワを拾って帰るのだから、端から見たら全くもって理解不能行為だろう(笑)。
凹作にとっては、この40mmUp一頭が、『自宅行き切符』みたいなものなのだ。
『お家へ帰りたくないとダダをこねて泣く子供の口へホッポリ込む飴玉みたいなもの』
こう表現すれば少しはお解りいただけるかもしれない。
まぁまぁサイズ(自宅測定で約42mm)を手に入れて、本日の採集はおしまい。
リリースしたヤツラは無事子孫を残してくれるかな?
=結果=
コクワ −29頭