【凹作】
=6/21=
前日深夜に採ったノコ♂をルアーケースごと机の上に置いておいた。
土曜日でも早起きな子供達がそれを見つけ、大騒ぎしている声で目覚める予定であったが、全く無視されていたようだ。
しかし、遅起き凹作がルアーケースのノコを掲げて『ひかえおろう』とやったら、案の定、大騒ぎとなってくれた。
子供達は、自分もノコを採りたいと騒いでいる。
むふふ、作戦通りの展開だ。
クワ気合の入った子供達の為に、昼間からみんなでトラップを仕掛けに行くことに決定です。
(自分が昼間から行きたいだけなんだけどね)
凹作ファミリー全員で、昨日ノコがとれたポイント脇まで車で乗りつける。
カミサンは、昼間がヘビがでるから怖いと言って、車で待機。
凹作と二人の子供達がトラップを置いてくることに。
さて、昨日ノコが採れた樹の前に到着です。
しかし、さすがは真昼間。コクワすら居やしません。
とりあえずその樹にトラップとして蜜とゼリーを仕掛けます。
地上4mあたりの葉の茂ったあたりを見回してみますがお目当ては見つかりません。
次なる手はキック攻撃です。
お兄ちゃんがキック。耳をそばだてる。
妹がキック。耳をダンボにしてみる。
パパがキック、キック、キック。
間髪空けずお兄ちゃんが怒りのキック! 耳を...『ボトン!』
「何か落ちた!!!」。目敏い妹が落ちた辺りを指差している。
『ガサガサ』。 「しっ、静かに!」。 仕切りやの妹(小学2年生)が皆の動きを諌める。
確かに指差した方向から何やらガサガサっと音が聞こえた。
しかし、その辺りは茂みと枯葉で捜索困難地帯だ。
急いで凹作がそこら辺りの枯葉を手で探ってみる。
居ない。
・・・。
『ガササッ』。 サーチ中の左手のすぐ脇の枯葉が音を立てた。
慌てて音源を覆う枯葉を退けてみる。
居た!
捕捉。そして、子供達が立っている枯葉の無いスペースにポイと投げ出す。
子供達の目の前に65mm大歯ノコギリ♂が転がり出る。
「でけぇーーーー!」。「ノコギリーーーーー!」。「すげーぞーーーーー!」。
「やったーーーー!」。「乾杯だーーーーーー!」。「大成功ぅーーーーー!」。
訳の解らぬ雄たけび&握手&ハイタッチ。 静かな林の中で、三人は暫し熱狂に浸ってしまいました。
お兄ちゃんがルアーケースにお宝を仕舞う。
さぁ、ママの待つ車へダッシュで報告に向かうぞ!
帰りの車中、久しぶりのジュースで乾杯をして、巨大(←我が家基準)ノコギリクワガタGETを祝った凹作一家でありました。
その日の夜は、トラップの甲斐なく、コクワ5頭程度にて終了。
=結果=
ノコギリクワガタ♂,コクワ×5頭くらい