【凹作】
あ〜さん、 こんにちは。凹作です。
☆☆★☆☆★★☆☆★
5/30から数えてついに10連星ですね。
私の方は、昨晩はクワも行かずに、友人の披露宴時にバカ芸コンビを組む友人とネタあわせに励んでおりました。 そのせいか、昨晩からなんだかオツムがハイテンションです。
そんなテンションのまま、あ〜さん採集記_03/6/2_関東地方他を勤務中にこっそりと読んでしまいました。
『北が3枚切れているような』の部分が、今日の私のオツムに妙にヒットしてしまいまして、忍び笑いです。 さきほど隣の緑地帯を睨みながらクールダウンに勤しんでまいりました。
6/18分の採集記を下述いたします。 宜しくお願いいたします。
アーバンクワの道を歩む我々に休息は無い。 常日頃からムシの気配に耳をそばだてて、いつ如何なる時でもウルトラショートクワ採行を試みる姿勢は崩さないのだ。
勤務である市ヶ谷、そして、横浜市内の帰宅路などでクワが採れたという話はあまり耳にしない。 それでも我々はアーバンなクワを採りつづけるのだ。(まだ採れたことないけど)
今日は忙しい仕事を遣り繰りして、オフィスの外階段でタバコがてらの小休憩と言う名目でのウルトラショートクワ行だ。
さっそく何かが飛んできた。
どうやらまたセアカニセホソツヤコルリ(仮称)のようだ。
しかし、自己催眠術のマイスターでもバンザイするクラスの極小サイズ。 やむを得まい。
とりあえず同定完了まではカミキリムシだと言う事にしておいてやろう。
おや?誰かが階段を上ってきたようだな。 仕方ない。iShotは終いにしてサリゲに横目で観察だ。
来た来た。タバコ吸いのご同朋だ。
今は忙しいのだ。声をかけないで欲しい。
「あっ、凹作さん!」
チッ、気の利かないヤツだ。
プツ。
おいおい、何のジョークだよ。
来るなり俺の大切なセアカツヤボソコルリモドキ(仮称)を踏み潰しやがって。
『プツ』ってやったのに気が付かないばかりか、「降ってきませんね〜」とかいいながら気持ちよさそうに背伸びなぞしてやがる。
あ〜あ、もうやってらんねぇぜ。
仕方ねぇな。 今日はこの辺で勘弁しといちゃるか。
=結果=
ボーズ/ド外道(カミキリ?、人)×2
(添付ファイル右下:泡沫の儚さを憂う凹作 Photo by ド外道)
P.S.
Seabasser・凹作は、東京湾内でGETしたシーバス(スズキ)はオールリリースしています。 メバルも大抵はリリース、で、たま〜に良い形が獲れた時だけお持ち帰りで煮付けに変身させます。
東京湾のシーバスはドブ臭いし、小さいメバルは捌く面倒が臭い。
臭いのが嫌いな私は、自然保護派の名を借りた生粋の自分保護派なのであります。 自然保護派であろうが自分保護派であろうが、傍から見ている限りには同じに見えますので、 サイワイにも私の所業を見咎められた事はあまりないのです。
しかし、一度だけ、どえらく怒られたことがありました。
時代は下がってオフショアソルトルアー(外洋ルアー釣り)の黎明期後半、 私が幹事となって会社の面々とルアーシイラを仕立てた船上での事です。
この日は凹作のセットアップにしては珍しく、船内は絶好調。
釣行半ばにして、メーター級(魚体が1mを越すサイズ)の入喰い状態に突入。 食べきれない程の戦利品が全員のクーラーボックスを満たし始めた頃に事は起こったのであります。
私の先輩の一人が、キャッチしたシイラを即リリース。 それを見ていたイカニモ漁師たたき上げ苦労人風の船長が大激怒!!!
「おらぁ〜、あんてことすんだぁょお〜〜〜!(怒鳴り声調)」、「もぉ、終わりにすんべぇ〜かぁ〜?!(諦め&落胆調)」
キャッチ&リリースをした先輩はフレッシュウォータールアー(淡水系ルアー)のベテラン。 この世界ではキャッチ&リリースはいわば、基本中の基本であり ごく一般的な概念なのであります。
私自身もこの概念は知っていましたので、怒鳴られた瞬間は、
「オジイチャン船長だからキャッチ&リリースなんて知らねーんだろうなぁ」と、船長のコトバを蔑ろにする気持ちを懐いてしまったぁ〜(>_<)。
いったい誰が正しいと言うのだぁ〜?
キャッチ&キープが生業の船長?
それとも、
キャッチ&リリース・自然保護派の先輩?
それとも、
キャッチ&一部イート・自分保護派の私?
勿論、これは世間で語り尽くされているテーマ。誰が正しいのかなんてのは存在しないんすよね。 世間で語り尽くされても解答の出ない問題に私ごときが解答を出せる訳がナ〜イ!
だから、私が究極の正解手を踏めなくてもこれは仕方の無いこと。
だけど、明らかに正しく無かった人を一人挙げることが出来るっす。 それは、ヒトのコトバを蔑ろにした私。
魚は犬畜生以下。 とはいえ命は命。
そういったところを体ごとで学び通して来た方のコトバは、その是非なんて自分には良くわからないけども、 明らかに『質量』を持っている。 ウワベの知識を以って軽くいなそうとした私の態度こそが、唯一の不正解手と見るのであります。
凹作の子供達は、コクワの命の取扱いについてのレクチャーなぞ受けさせてもらえませぬ。
なぜならば、凹作自身が 語れるだけの器ぢゃないからです。
恨むなら、わざわざ器ぢゃない父ちゃんを選んで生まれ出てきた自分達自身のミスチョイスを恨んで下さい ってなもんです。
最低限度のサービスとして『自然と触れ合える機会』だけは提供しましたよ。> 愛しの我が子達
後は自分達で築いて(&気付いて)いって下さい> 愛しの我が子達
因みに、凹作一家にGETされたコクワ達はオールお持ち帰りの運命を辿ります。
そして、お持ち帰ったのと同数程度のコクワが飼育プラケースからワースト体長順に抽出され、 次回のクワ採時や散策時にソッと野に放たれるのです。
(近所の裏山<->その隣の丘間での個体差研究をしている人が万一いたら御免なさい!すでに大混血状態です)
こうしていかないとコクワといえどもゼリー代がバカにならないのだ!
それに、少しでも個体数を戻せば、自分達の為の再採集の楽しみにも繋がるし、ヨソ様のお子達のGET率向上にも繋がるってモンです。
これぞ自然保護派の凹道、、、いや違った、自分保護派の王道ってもんであります。
我が家の子供達に、キャッチ&リリースという事象の表面だけでもなぞらせれば『優等生』に成ってくれるのだろうけど...(^-^;
付け焼刃のキャッチ&イート論をブッてみてもまたしかり...(-_-;)
(あっと、貧乏な凹作一家といえどもクワガタは食べませんよ。イートはお魚さんが対象ね。)
山や海にエデュケーションされた悪ガキ達の自発的な心には... 正解は芽生えないかもしれないけれど、『ナニガシかの魅力』は生まれるってモンでやす。
んっ? そんなもんかぁ??
こんなんでいいのか?> 不惑前の二児の父・凹作
父・凹作の淡く切なくもカナリ無責任な願望を綴らせていただいた ほんのチョットだけ長めのP.S.でした。