【12/10】
ポイントはいつものホームグラウンド、「東海村××」
このあたりは縦横に小さい東海村の中でも、少ない面積ながら雑木林が残っており、素敵な里山風情を醸しだしております。
今回は旧知の友人も連れて出撃となりました。もちろん彼は材割はおろかクワ採集なんぞ小学校以来20年は疎遠な方で、酒飲むたびに小生からクワ話を聞かされたため、すっかり感化されて意気投合のうえ出発となったわけです。はてさてどうなることやら・・・
携行した採集用具は、愛用のDIYショップ購入パイプ柄斧、「千吉」通称タコ採れ千吉であります。
コナラがメイン、クヌギ少々の雑木林で、下草はすっかり枯れており倒木及び立ち枯れが捕捉しやすい事この上なし。いい季節になったなぁと一人感慨にふけります。
友人の「この木いいんじゃねーべか?」の一言に促され、横たわるコナラの倒木をまじまじと見入り、「まだ硬いね。」と、きびすを返してしてあたりを見回すと、ありました!御機嫌な白腐れのコナラ倒木が1/3ほど土に埋没して鎮座しておりました。材割は6月以来ご無沙汰なので、ただの倒木が神々しい光を放って見えたのです。(小生もかなりスイッチが入ってますね・・・)
さっそく打撃開始!が・・・しかし、しばらくして出てきたのは「いつもの奴」でした。(そう、「コクワ」です。)まぁ、倒木だしこんなもんだよね、と自分に言い聞かせつつ、しっかり飼育用&勤め先子持ちご家庭教材配布用に5、6頭キープし、次の材を探しだしました。
経験上、押してみるとグラグラしていたので根元から押し倒せば地中部からノコが期待できるな、と踏んで友人と二人で倒しにかかります。
「ヌあああアアぁっ!」
と奇声をあげる28歳男子二人。その様子は十分怪しい人たちです。
しばらくすると、どっさりと根元より倒れ、二人の前にはツユダクの地中部があらわになりました。
これは期待できる、とばかりに打撃開始!!ノコよカモ〜ン!てな調子でザクザク削る。が・・・しかし、「うげっ!」の奇声とともに出たのは、通称「デロレン」そう、カミキリの巨大幼虫でした・・・(ゆうに6cmはあった。)
まさに材の破断面からデロレンと尻のみ出ているサマはいつ見ても悪寒が走ります。小生はよくこんな感じでカミキリに遭遇するのですが、決まってカミキリの居る材にクワが一緒に入っていたためしがなく、やっぱり競合種なのかなと感じることしばしばです。
ps.今度は年明けに茨城県南でリベンジしたいと思っております。(^^;)