そして徐々に気温は上がりはじめ、再び私の採集熱も徐々に上がっていくのでした。
6月下旬、数回空振りの後、梅雨の晴れ間(正確には曇りの日)に今年街灯下で初ゲット!
例年ですと初物は今まで「でっかい」クワガタを採って開幕するのですが
ちなみに去年はヒラタ♂56mm、2年前はミヤマ♂67mm、3年前はノコギリ♂68mmなど
「どこがでっかいの?」と言う声が聞こえてきそうだが、私にとっては「でっかい」のだ。(ほっかいど〜、○×ショージ氏談べた)
今年はふつ〜なサイズからでした。実はこれが今年の採集貧果を大きくうらなっていたのです!!(毎年だっちゅ〜の ふるっ!)
ノコギリ♂2、コ♂1・♀1の計4匹であった。
その日、時を同じく違う場所に出撃された方が、街灯下でヒラタ♂67mm(@@;を採集されていた。
当然?このヒラタは里子にありがたく頂いたのである(^^;。
このヒラタを見た事から、私の採集熱は沸点をいっきに超えるのでした、
がっ翌日、私を煽るかのごとく、別の人から「ヒラタ♂56mmを街灯下でゲット!!」との報告
当然??このヒラタも里子にありがたく頂き(^^;、(まるで〇△□さんのようだ、、、、m(_~_)m)
その3日後、私も出撃したものの極小コ♂1匹という貧果に終わったのである。
里子たち(^^;;
おやっ?と思われた方がいるかもしれないのでここで紹介しておきます。
地元では街灯下採集が盛んで、次に樹液採集になります。
樹液採集で採集者をあまり見ないのに対し、街灯巡りをしていると採集者を多く見かけます。
また子供の頃父に連れられ、よく街灯巡りをしていたので、それが普通のクワガタの採集方法だと思っていました。
子供の頃、樹液採集でマムシに噛まれそうになった事があり,大人になるまで樹液採集をあまりしなくなりました。
私が大の蛇嫌いになった原因の一部です。
41mmミヤマ♀
こんな具合で7月も中盤にさしかかり「梅雨」も明け「真夏」の到来である。しかしヒラタは?
街灯下のクワガタは月齢が悪く、樹液のクワガタも数は徐々に減り始め、「今年はヒラタだめかな〜っ」と諦めかけていた。
そろそろ「林道」でアカアシ♂を探そうかと、日曜日の昼にブナ林が近くにあるヤナギを見て廻るもののなにもいない。
そのブナ林入り口の街灯下で55mm位のヒラタ♂の死骸を発見(TT)
地元のヒラタは大あごが細く長いものが多いが,このヒラタはなぜか太く短い大あごをしていた。
「植生が違うから?標高が高いから?」なんて考えながら少し眺める。
期待してブナ林を彷徨うが、な〜んもいないので撤収。
そんな7月も終盤になった次の日曜日またも「林道」に出かけるが何もいない。
その帰り道いつもの「ナラガシワ」を観察、さすがに昼は誰もいない。
どうせクワガタもいないんだろと少し離れた場所で見てみると、小さいクワガタ♂1匹がスズメバチ3匹に囲まれていた。
「どうせコクワだ、採ってもしょうがない」と自分に言い聞かせるが気になる。コにしては横幅がある。
ヒラタにしては小さすぎる。何だろう?採りたい、でもスズメバチは怖い。
ということで後ろ髪を引かれつつ帰路に着く。が気になる。
いろいろ考えた挙句、5m竿で車の中からそれを採るという作戦で日が暮れかかる頃再度出発すると、スズメバチは1匹になっていた、もちろんさっきのクワガタもいる。木の近くまで車を寄せて窓をあけて、竿を伸ばす。
そして窓を少し閉めようとしたとたんパワーウインドゥのスイッチがオート!「ウィ〜ン、ぐしゃ」と鈍い音とともに窓に挟まれ
5m竿は真っ二つに折れる(TT)(TT)(TT)(TT)
気を取り直し、網を6m竿に付け替え、再度挑戦。
白い網が近づくとスズメバチはどこかへ消え去りクワガタだけが残された!
チャンス!!無事に網の中に落とし確認、ヒラタ♂42mmであった
2万円のたもの柄の代償として採れたのは小ヒラタ(−−メ)であったが、
今年初のヒラタ自己採集でうれしかったのも事実である。
いつも観察したナラガシワ
+に見える部分が樹皮めくれ
ここに樹液が出ている。
やっと採れたヒラタ
被害にあった5mたもの柄(TT)
みにくいですがの真ん中辺の黒い点がカナブン
残念ながらこの木も傷つけられ樹皮もはがされている。
他にも河川敷のヤナギ林を求めて徘徊するものの、樹液は出ているがクワガタの姿が見当たらず。
また別の河川沿いにヤナギ林を発見するが、洞という洞の中にはアマガエルがいてクワガタの姿はなかった。
時期が遅かったようである。
暇つぶしに腐りかけの材を見つけ、叩いてみるがコ♀1匹成虫と幼虫3匹の結果であった。
巷では「盆休み」を迎え、街や海は帰省の人達で賑わいはじめていた。
この時期どこに行っても渋滞している。
地元の林道に出撃するがなにも採れないので見切りをつけて隣県の林道へ。
家族を拉致し地の利を生かして、山道の峠を使い「林道」へと脱出する。
自宅から車で50分ほど離れた場所に林道の入り口がある。
林道入り口付近
この林道は今回3回目の出撃となりそろそろアカアシの1匹ぐらい採りたいものだ。
林道に入りさらに標高を上げていくと所々にヤナギが点在しているものの、なにもいない。標高1、000mを過ぎたあたりでふとヤナギを見ると幹の横部にクワガタらしきシルエット!
道のど真ん中に車を止め、走って近づくが蛇が怖いので藪に突入できない。すぐさま6m竿を出すが見失う(TT)
しばらくヤナギを見つめると目線の高さぐらいのところで、幹を歩いているクワガタを長男が発見!!
6m竿で採ろうとするが枝が邪魔して位置が悪い。
恐る恐る藪に入る。なんとか素手でつかめた!37mmほどのアカアシ♂であった。
さらにヤナギを見つめるがなにも見えない、えーい蹴っちゃえ!と根元の幹を蹴るとバサバサッと大半が藪の中へ、
かなり大きな固体も居たようだが、林道上に落ちた小さな♂を長男が拾い1匹追加したのみとなる。
このあと登山道口の広場で絶景を見ながら昼食を食べ、さらにヤナギ、ブナ、ハンノキ、ミズナラなどを見て廻るがなにもいないまま林道は終わる。
結局この日はアカアシ♂2匹で終わったが、初心者の私には十分の成果である。(って息子がみつけたのだろ!!)
後に何度か目を鍛えるためにこの木を訪れ約20匹を確認した。いつ行っても10匹前後が藪の中に消えていくのである。(^^;
この木を「アカアシ雨のふる木」と名づけ、また次の目標であるヒメオオ狙いで、さらに通っていることは言うまでもない。
がアカアシの雨をくらっている・・・・・
アカアシ雨のふる木
中央にPr
ここで採れた42mm(自己最長)(^^;; 1080がここの標高