こんにちわ。
久しぶり(?)の小型種(?)採集報告です。
午前中持ち帰った仕事の残りをやっていたのですが、ケリがついたのと、久しぶりに天気が良いのとで××の山に行ってきました。
狙いはツヤハダです。でもどういう材にいるのか今一つ解っていないため、とりあえずミヤマの棲息の確認が取れただけで、採集の実績の無い山に行って見ようと思い立ちました。
先日の雪がまだ残っている可能性もあったため、スタッドレスタイヤに履き替えての採集です。
案の定日陰には雪が若干残っていて、道端の落ち葉は凍っていましたが道には雪は無くなんとか目的地に到着できました。
早速材割を始めようと思ったのですが、どんな材がいいのかよくわからないため、車を止めた場所の近くに落ちていた朽木を試しにひたすら叩いてみたところ、何やら「粒コショウ」のような昆虫が出てきました。
小さい…あまりにも小さい虫です。体長3〜4ミリ程度といったところでしょうか。よく見てみると幾度か画像でみたことのある
「マダラクワガタ」とよく似ています。でもどう見てもクワガタには見えません。同じ木からこれまた極端に小さいクワガタの幼虫らしきものが出てきました。ダメもとで写真を撮りましたので添付します。これは「マダラクワガタ」なんでしょうか?
日陰の斜面の部分で材割をしていたため、カメラのピントがいま一つ合わず、光量不足のためかシャッタースピードが上がらなかったため、撮った写真の大半はブレ気味でした。確認がしやすいよう若干補正してありますが、元が小さいものであるため、判断は難しいかもしれませんが、確認できましたらお教えください。
写真を撮り終えて帰ろうと思ったらまだ2時半くらいでしたので、そこから歩いて遊歩道のような道に入りました。道端にある朽木を叩いてみると、なんだか凍っているようでした。
何本か叩いてみたのですが、全て凍っているようでしたので、「これではダメかな…」と思いながら叩いていると、材がパックリ割れて中から黒いものが出てきました。もっと小さなものを探していたため、とても大きく見えましたがよく見てみると小さなスジのメスでした。なんだか凍りついて固まっているように見えましたが、意外に綺麗な個体だったため持ち帰ってみると車の中で動き始めました。今年最後の成虫での採集個体になるかもしれませんね。
今年はスジのメスで始まってスジのメスで終わることになるのかもしれません。同じ木から幼虫が2頭採集できたためこれも持ち帰り、マットに入れておきました。果たして何になることやら…。