神奈川県での採集・・・その2

【デリはち】
                        

さて、先日来の不完全燃焼の後遺症を癒すべく、採集仲間と「近場で何か採りに行こう」ということになり、××までちょっと行ってみました。

 

今回は車を停めて、すぐあるいは徒歩3分程度のところを3箇所ほど見て廻ることとして、金曜日の仕事がはねて日が落ちてからでかけました。近いので慌てることもなく、まずは最初のポイントに到着。

 

車を道端に停めて、そこから畑の脇を通り、雑木林へ足を踏み入れます。50m足らずの幅しかない、割と貧相な林です。数年前は木を蹴ればばらばらとノコギリクワガタが「降って」きたところだそうですが、あまり虫の姿はみられません。それでもとても手が届かないところの樹液に甲虫の姿を発見。

 

前回から使用している5.4mの振り出し竿を使ってなんとか木から剥がそうと試みますが、穂先が柔らかいのと相手も逃げ回るので見上げている首が痛くなってきます。それでも払い落としに成功。

落ちてくる途中で「ぶ〜ん」という羽音と共に飛び始める始末。それでもなんとかこれを払い落として捕獲。カブト虫ですけど(^^;

ノコギリ♂も2頭捕獲し、この林は終了とします。

苦労した割にはカブト3、ノコギリ2しか採れず。


続いて比較的通行量の多い道端のクヌギへ。丁度良い高さに樹液が泡を吹いていますがクワガタは0。

喉が乾いたので対面の自販機で清涼飲料を購入し一気飲み。ついでに自販機そばでコクワを発見。樹液の脇に放してやりました(^^)


さて、その次は車で10分ほど離れたスイカ畑脇の雑木林へ移動。

うらなりのスイカを廃棄してある「スイカの墓場」があるので、これにカブト虫がうじゃうじゃいるのかと思いきや、腐臭がするだけ・・・。

 

本命はそこではなく、そこから程近い林でした。大して大きい林ではないのですが、道路脇直ぐに樹液ダラダラのクヌギがあります。

既に他の採集者が入っていましたが、小学生3人とその母親(!)2人でして、目の付け所が違うのか「取りこぼし」が多く、すかさず大歯のノコギリ♂(本年最大サイズ)を捕獲。他にもカブト沢山、ノコ少しを次々と捕獲。

そのうち何頭かは親子連れに進呈。親子連れが帰った後からも他の採集者が来ますが、我々の姿を見てとっとと去って行きました(^^;

地元では結構知られたポイントのようです。

 

その後も樹液を出していない周囲の木や、死角となる所の樹液でカブトを数頭捕獲しました。

余談ですが、ここで初めてボクトウガの幼虫の全身を見ました。樹液脇から頭だけ出しているのではなく、木の表面を歩き廻っていました。異口同音に「不気味」という評価がされておりますが、全く同感で鳥肌が立ちました。

なんだかムカデみたいです。まあ、こいつのおかげで樹液が出るようになるので放っておくだけですけど・・・。何匹も見かけたので樹液が出ている木が沢山あるのも頷けます。

 

帰りがけに灯下を見回り、道路脇のクヌギでカブトを採ったりしました。結局灯下では何も採れず、本日は完全に樹液採集で終わりました。

自宅に着いたら午前1時でした(^^)近くたって午前様採集者だ(^^;;;


翌朝捕獲数を数えてみたらカブト♂9♀4、ノコギリ♂2♀1でした。小学生にやった分も含めると合わせて20頭といったところです。××では殆どミヤマは採れないと聞いていましたが、ご多聞に漏れずといったところか。

 

時期的にカブトが幅を利かせているのは仕方がありませんね。取りあえず今回は、昔を懐かしんで自分が子供の頃にやった樹液採集に近いスタイルの採集ができただけでも満足でした。

 

採れたカブト虫は、職場の同僚らが欲しがっているのでオスは皆里子に出されるのでした(^^)メスはわが家で採卵のために何頭か残されるのです。

 

やっていることは四半世紀前とあまり変わりませんが、楽しいから仕方ありません。今度はクワガタが沢山採れることを願って、また採集に行ってしまいます。そのうち・・・。

 

駄文で(中身も)申し訳ありません。「何か」採れたご報告まで。


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