先日来ずっと幼虫の様子をうかがっていたのですが、どうもマットよりもブナの破片の方がお気に入りのようなので、可能な限りこれを与えてみようと思い立ち、昨日山に行ってきました。
相変わらず林道は通行止め。今回は人が居て、入ることもできませんでした。
この時点で採集の望みはなくなってしまいましたが、まぁ予想していたことなのでそのまま以前幼虫を採集した伐採された倒木を目指しました。
〜中略〜
ようやく到着し、破片を拾い始めたのですがあまりにも小さなものばかりでしたので、自力で切り出そうと思い倒木を割ってみると…いた…!
大き目の幼虫が出てきました。今回の目的は幼虫の採集ではないのですが、見つけてしまったら持ち帰らずには居られない悲しい性格。
3匹ほど採集し、大き目の破片をいくつか持ち帰りました。
今まで採集した幼虫は大きさはまちまちですが、場所的には2箇所でしか採集していません。ちょっと見には全て同種のもののように見えますが、私には幼虫の段階で種類を特定する知識はありません。
何度か幼虫を採集しているにもかかわらず幼虫の写真を一枚も撮っていないことを思い出し、今回は写真を撮ってみました。
調子に乗って近くに落ちていた枯れ枝も削ってみましたが、何者かわからない小さな食痕を見つけたのみでした。
あ〜さんのHPに出てくる「小型種の採集」にはまだ時期が早すぎるのかもしれませんね。このあたりの知識も皆無であることを痛感しました。
今回持ち帰ったブナの破片を与えるにはプリンカップはあまりにも小さいため、大きなプラケースに全て移し、破片をマットで埋め込んでみました。
あまりちょくちょく環境を変えるのは良くないと思い、年内の環境変更はこれにて終了とするつもりです。ヒメオオにしてもアカアシにしても寒さには強いのではないかと思われるため、あとは湿度のみに注意して様子を見ようと思います。
来年の6月くらいまで成虫の採集はできないかもしれませんので、冬の間は彼らの成長を楽しむつもりです。