小笠原 その5(帰還)
突然、携帯電話が鳴りました。同行者H氏からの電話でした。
「とにかく車を止めてくれ」と焦り叫ぶような口調。そして間髪入れずに「左を見上げて」と。
何事か事件か??視線を山裾から徐々に山頂に移すと、真っ青な空にそびえ立つ山頂からH氏が手を振っていました。
しかし、その光景を眺めたのも束の間、この電話が鳴る直前に乗船券が無い事に気付き、焦りだしたのは実はこちらの方でした。「乗船券が見つからない」と口早に伝え、先に港に向いました。
昨夜、お土産や洗濯物を包装して宅急便に詰めたのですが、この時箱に詰めた上着のポケットに??
間違いないと確信しました。宅急便は既に回収され、おがさわら丸の中へ。万事休すです。
昨年末、山梨のとある山で体力を使い切りほっとして下山してきたところ、車も完全放電。
年の瀬に試練に見舞われました。辺りは日没間近で薄暗くなり始め、最悪の場合、一夜をそこで過ごすことも覚悟しました。
レッカー車が到着したのは連絡してから1時間後。辺りは既に真っ暗。小一時間ほどかけてバッテリーの応急処置をしましたが、その甲斐もなく、結局私の車よりも小さいレッカー車で狭く急な、しかも真っ暗な林道を下らなくてはならない事になりました。
そしてバッテリー交換。臨時出費は46000円。
今年度末も、素晴らしい締めくくりとなりそうです。
さて真剣に考えなくては・・同行者の切符を見せて事情を説明することで乗船は可能かもしれませんが、最悪は再度乗船券を購入しなければならないでしょう。
まあ無事帰れればと開き直り始めたころ、「往路の半券切符をみせたらどうかな〜」と同行者にそれを見せたところ「えっ、半券なんて無いよ。」・・・「えっ、あっ、矢印が東京を向いている。」
お粗末様でした。
既に事務所の皆さんにはこの事態が伝わっていたようで・・ご心配をお掛けしました。
無事乗船です。
最期の遠景。

いよいよお別れです。

別れを惜しんでくれたのか、諦めていた鯨が見送りに。

さて、再び長い船旅が始まります。

日付が変わり、19日10時20分、御蔵島が見えました。

間もなくして三宅島も。小規模噴火があったようです。
携帯電話もここで繋がりました。

そして竹芝埠頭には往路と同じ20分遅れの15時50分に到着。
同行のTさん、何から何までお世話になり、ありがとうございました。
同行ホスト役のH氏、お疲れさんでした。これで大役完了ですね。
そして、沢山の小笠原話しを聞かせていただいたGAMA先輩、お土産までいただき、本当にありがとうございました。
さらに、採集仲間のあ〜さん、的確な「あ〜ナビ」ありがとうございました。
またいつの日か・・・・

2008.2.16
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