40,000アクセス突破記念&開設1周年記念投稿
アンポンタンへの道


まずは、40,000アクセスおめでとう。そして開設1周年おめでとう。わずか1年で40,000も回るなんて、とてもすごいことだ。内容も充実していて結果も伴っているので自然にカウンターも伸びていくのだろう。

ネタは何もないのだが、自分がここまでバカ者になった経緯を書き綴り、お祝いの言葉に替えさせていただこう。


【クワ道の幼虫】

ネットにデビューする前、単独行動で虫取りをしていた頃は、まだフツーに人並みの生活を送っていたと思う。

虫取りに行くのも月に1度、あるいは数ヶ月に1度という感じだった。もちろん、何かのついでに木を見るとか、そういう活動は抜かりなくやっていたが、採集のために出かけるということはそんなになかったと思う。

もちろん採集は大好きで、毎日行ってもきっと飽きないと思うくらいであるが、やはり一人では心細いので、採集は基本的に同行者が現れた時に限られていたような気がする。そういうルールが、どこまでハマるかわからない自分の採集熱を抑えるのにも役立っていたと思う。

ところが、ネットデビューしてクワ道の幼虫という人と出会った頃から状況が変わり始めた。際限なく採集にハマるポテンシャルを秘めているのは会った瞬間にわかった。同じ人種だ。しかし、当時のクワ道の幼虫さんは仕事でめちゃくちゃハマっていて、ほとんど採集のできない身であった。

しかし、仕事が山を越え、同行採集する機会があったのが運のツキ。タガが外れた。あとは坂道を転げ落ちるようにバカへの道を落ちていくのであった。自分一人で自分を抑えるのが精一杯の状態で、同じ匂いの人間から誘われたりしたら抑えられるわけがないのだ。誘い誘われ、毎週採集・・・どこまでも落ちていった。


【ポンカン】

そんな道を走っていた時、ポンカンに出会った。なぜ女の子が??? そんな疑問など、1日同行すればどうでもよくなった。何と言ってもクワガタのことをよく知っている。さっそく会った日にハンドルネームを考えた。ここでは触れないが、「ポン」も「カン」もちゃんとした根拠があるのだ。

二人には教えてもらうことばかりで、この二人に会ったことで、それまでのチンケな知識と比較にならないくらいの新しい知識を得ることができた。

クワガタの習性や、オオクワの活動する条件、飛ぶ条件・・・自分よりも2段階も3段階も深く考え、いろんな角度から分析している。目から鱗が落ちることが何度もあった。そして、その分析は非常に正確で、見事に目的のクワガタを採ってしまう。本当にすごいと思った。これで彼女たちが方向オンチでなかったら、どんな結果が出てるのだろう???

実はポンカンはオオクワを採集した場所ですら次の日には忘れていることがある。

しかし、単なる採集仲間ではなく、尊敬に値する人たちなのだ。


【煽る煽る】

クワ道さんに火を点けられたとすれば、油を注いだのはポンカンだ。電話やメールで話すたびに、

「今日は飛ぶでぇ〜」

「ヒメ採りたいなあ」

煽りまくりである。そんな言葉を囁かれたら正気でなくなるのは当たり前だ。週の半ばから既に採集に行きたくて仕方なくなるのだ。今の時期からコルリの新芽採集の話をしているし、頭の中は完全に虫がわいている状態だ。

ただでさえそんな状態なのに、たまちゃん、るどるふさんやr.matsudaさんという仲間が次々に度肝を抜く結果を出したりするから自分としても休むヒマがない。


【スタンス】

今年はジャパンクワップなどもあり、採集頭数を数えたりもした。ここまで、あ〜道で必死こいて10頭ずつのオオクワを採集したが、カンはそれを上回る11頭を採集している。数の単純比較なら、わずかに1頭差だが、あ〜道が費やした回数や採集時間を考慮すると、これはすごい数字なのだ。ポンも4頭採集しているが、これでもあ〜道と同じくらいやっていれば何倍にも膨れ上がる数字だ。

よく彼女たちは「運がいい」と言われることがあるが、絶対にそんなことはないと思う。単純に実力があるだけの話なのだ。主な頭脳労働はポンカン、足を使うのはあ〜道という絶妙なコンビネーションで、それぞれがなかなか満足できる成果を上げることができるようになってきた。上を見れば、いくらでもすごい人たちはいる。自分たちとしては身の程をわきまえ、素人なりに楽しんでいければと思っている。


【相違点】

最後にポンカンの相違点を簡単に見てみよう。いつもポンカンポンカンと二人一組にされるが、当然二人は全然違う人格を持っている。これはあ〜が勝手に自分の目に映ったものをまとめているだけなので、本人たちには不満があるかも知れないが、とりあえず客観的に見たところを書き綴ってみた。少しでも参考にしていただければと思う。


ポン☆

◎蛾が嫌い

→こんな人がよく燈火採集に行くと思う。最初の頃は1匹見るだけでもすごい事態になっていたのだが、最近は反復練習により随分克服したようだ。成せば成るということを身をもって証明してくれた。

◎情報量

→文献と人脈から、ものすごい情報量を有する。歩く図書館と言えるかも知れない。しかし、突然一人で山に採集に行くほどの行動力もある。∞オノを業者と共同開発し製品化にこぎつけたのも、ほとんどポンの業績である。

◎小物が好き

→小物と言ってもクワガタの話だ。採集記にはなかなか出てこないが、カンも知らないうちにいつの間にか小さい外産を買ってたりするらしい。とりあえずは国産外産問わず小さいクワガタが好きなようだ。そう言えば100円ショップにもハマっていた。

◎カンの監視役

→なぜかカンの健康管理を担っている部分がある。(^^;)

◎無類の方向オンチ

→確かに道に迷うことが多いのだが、虫取りの場合はそれが好転している場合も多い。いつの間にかいいポイントに吸い寄せられていることが多いようだ。


カン☆

◎カタツムリが嫌い

→こんな人がよく山に入ると思う。ポンと違って以前から状況は変わっていない。今でも採集記を読むと「でんでん」ではなく「で○で○」と伏せ字を使ってある。文字を見ることすらダメなようだ。

◎ギャグマシーン

→人見知りをするくせに、「この人は大丈夫」とわかった時点でお笑いに大暴走する。頭がいいだけに切れ味は鋭い。あ〜道と同じく聖書は「マカロニほうれん荘」。聖書が同じであるだけに、あ〜の採集記も行間を読んで見事に反応してくれる。

◎脳みそはクワガタ

→クワガタの立場でモノを考えられる。気候、標高、気温、天候、湿度に始まり、隠れ場所や飛来のタイミングに至るまで理詰めで考え、すべて当たっている。クワガタが動きそうになければ触角をたたんで睡眠態勢に入るが、オオクワが飛ぶような時は何時であろうが活動する。「オオクワを採りたければカンを見よ」である。

◎ポンの監視役

→いつの間にか増えるポンの虫を制限したり、いろんな意味で監視をしている。ポンと相互監視システムを構築してお互いに規制をしあってるようだ。にもかかわらず、どこまでもクワ馬鹿への道を驀進している。

◎無類の方向オンチ

→ポンの方向オンチと双璧。黙ってればいいのにこんな二人で話し合うから相乗効果でどんどん道に迷う。さんざん考えた末に果てしなく逆方向に走っていく。


二人とも非常に懐が深く、思慮深い。実はホームページを立ち上げてからいろんな反響に悩んできたりもしているのだ。しかし、こんなおもしろい採集記にチャチャを入れたくない。公開してない(できない)ネタもたくさんあると思う。もっと自由に表現ができるように自分としても応援していきたいと思う。

2000.10.吉日