山梨県
楽しかった今年の虫取りも、いよいよラストとなった。ラストを飾るには持って来いの素晴らしいメンバーで韮崎へ行くことになった。r.matsudaさん、クワ道さん、るどるふさんである。クワ道さんは、神奈川→韮崎→韮崎→韮崎と4連ちゃんの採集だ。r.matsudaさんは、すでに昨日から韮崎入りしており、韮崎近辺の山中で老婆の遺体を発見するというトラブルがあった。(^^;) るどるふさんとあ〜は、これまで留守番でストレスを溜めていたので、それぞれに思いを抱きながらの採集だ。
新しいデジカメで夜明けの韮崎インターを撮影したのだが、なんと電池切れ。(;_;) 1日しか電池が持たないことが判明した。(;_;)
うとうとしていて気づいたら集合時間。いつの間にかr.matsudaさんとるどるふさんの車が横に停まっていた。(^^;) 朝の挨拶を交わし、まずはr.matsudaさんのポイントに連れて行っていただくことにした。老婆発見ポイントのすぐ近所であるが、いっこうにお構いなく強行することに.........(^^;)
車を置いて、徒歩で山を登る。しばらく歩くと、谷間に台場クヌギが点在するのが見えてきた。ほとんど採集者の入った形跡がない。さすがはr.matsudaさん、こんな場所をよく見つけたものである。みんな、それぞれに思い思いの木を削り始めた。
あ〜もさっそく始めたのであるが、いきなり出てきたのは外道であった。(^^;) まずはデジカメの試し撮りだ。
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マイマイカブリの身体の表面のぶつぶつや、はりついている氷まで鮮明に写っている。これまでは、写真を縮小して何とか見られる状態だったが、今度は縮小するとかなり画質が落ちる。全部の写真をフルサイズで載せたいところだが、そういうわけにもいかないので、要所要所だけフルサイズにリンクさせることにする。
何本目かを削ったところで、ようやくクワガタの幼虫が出てきた。コクワかスジかわからないが、写真を撮っておいた。
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なかなかクワガタの姿を目にすることができない。しかし、手つかずの巨大な立枯れが至る所に残っていて、みんなはしっかりクワガタを出しているようだ。クワ道さんが苦労して登ろうとしていた台場に、r.matsudaさんはするすると登り、地蔵モードに入った。(^^;)
ちなみにクワ道さんの写真は反対側の谷からズームで撮ったものだ。(こうやって、カンにデジカメを買わせようとあおっている)
あ〜は違う木を求めて、一人で先へ進んだ。カワラタケでケーキのようになった切株があったのでナタを入れてみると、巨大な食痕が走った。
しばらく追いかけていたのだが、土中へ消えていて、どうしようもなくなった。ノコかカミキリかどちらかだと思う。
そのエリアを一通り歩いてみると、日当たりのよい斜面にすごい量のクヌギやコナラの切株がある。しかもそのひとつひとつにびっしりとカワラタケが付着していて、思わずヨダレが出そうになった。探せばこんな場所があるということがわかっただけでも大収穫だ。残念ながら、どれも1〜2年早く、手つかずで残しておいたが来年以降がとても楽しみだ。
薮をこいで、元の道に戻りつつある頃に3人が追いついてきた。
あ「どう?こっちはあかんわ〜」
道「コ・コ・コ・コ・コ・コ・コ・コ・コ」
あ「いやぁ〜〜、疲れた」
などという会話を交わしていた。一瞬振り返ってるどるふさんと目が合った瞬間に、すぅ〜〜〜〜〜っと下から手が出てきた。(^^;)
そう、握手だ。
まぢっ??まぢっっっ???
るどるふさんは微笑を浮かべている。まぢだ。さっそくルアケースを見せてもらうと、巨大な幼虫がごろん、ごろんと2頭入っていた。(@_@)
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このサイズ!
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これだけ自慢すれば、カンも同じデジカメをすぐ買ってくれることだろう。(^^;) ちなみに、ここからさらに2倍、4倍の写真も撮れる。(^^;)
誰がどう見ても、文句のつけようがないオオクワの幼虫だ。るどるふさん、全然姿を見ないと思ったら、ちゃっかりこんなものを採っていた。(^o^) 完全な粘り勝だ。さすが!! それにしても、何回握手されてもびっくりする。(^^;) そして、目標であった握手ができて嬉しい。(^o^) 今度はこっちから握手してやる〜〜〜〜!!!(^_^)
さて、幼虫ゲットに息上がる我々は、今度は成虫目指して山を登る。どんどん登る.......登る.......登る.................キツい。(^^;) 日頃虫取りで歩き回っているにもかかわらず、足は棒のようになり動きが鈍くなってくる。さすがは∞クラブ、ブッシュサーファーズだ。(^^;)
頂上付近から、山の稜線を歩いていく。あいかわらずカワラびっしりの切株が延々と続いている。すごいところだ。しかし、小枝のビンタが否応なく頬に飛んで来て、めちゃくちゃ痛い。(T_T) しかし、そのビンタを受けながら山を下り始めたときに、目の前に絶景が広がった。
台場が点在
思わずみんな声を出して唸ってしまった。台場クヌギがいい感じで点在している。夏は間違いなくオオクワが採れるだろう。みんな転がるように山を駆け降りて、立枯れを削り始めた。
奥:r.matsudaさん、中央:クワ道さん、手前:るどるふさん
もっといい条件の立枯れがあるのか、削りきる根性がなかったのか、結果は出せなかったが、期待の大きいポイントだ。このあと、さらに山を下り、もうひと山の中腹まで登ったのだが、特に成果はなかった。しかし、台場が点在するのは確認することができた。
ようやく来た道を戻り始めて、るどるふさんの割り出したあたりを重点的に攻めることにした。何十本という木を見たのであるが、あ〜が割り出したのはコクワ♂の越冬成虫のみであった。(T_T)
やっぱりコクワ
それにしても、よく歩いたものだ。8時半に入って13時過ぎまでたっぷりと採集をした。お腹が空いたので、いつもの店に向かうことにした。
地図とにらめっこをしながら次のポイントを検討。みんなでr.matsudaさんの車に乗り込み、新規のポイントへ向かった。つい最近採集者が入った形跡があったが、ちょっと探せば切株が無数にある。
こんな場所に台場があるのは知らなかったのだが、山の斜面から頂上にかけて無数に台場が並んでいる。
いい風景だが.....
かなりの労力を使って探してみたのだが、結局みんな×であった。(;_;)
そろそろ日没ということで、最後のポイントへ向かった。たまちゃんがオオクワ成虫を割り出したポイントに近い。切株が多く、コクワが出るのだが、本命を採ることはできなかった。
関係ないが、菌に巻かれた外道がいたので撮影しておいた。
気持ち悪い
冬虫夏草と言えるかどうかは知らないが、似たようなものだろう。
みんなと離れて、ひと山登ってみた。よく歩く日だ。(^^;)
ここがたまちゃんのポイントかも知れない。とても雰囲気があった。しかし、残念ながらここで日没。次回に期待しよう。
いっぱいで入れないということで、1時間ほどお茶を飲みながら時間を潰し、再度温泉へ..........
これがメッチャ気持ちいい!!たっっっっっぷり1時間温泉につかった。(^o^) 手足は傷だらけであったが、疲労は完全に吹き飛んだ。絶対ここは病みつきになる。来年は通い詰めるだろう。(^^;)
コクワ :1♂
スジ :数頭
オオクワ:幼虫2頭
ノコ :幼虫数頭
不明幼虫:数頭