山梨県
さて、茨城から戻ってきた4人は、そのまま韮崎へ行ってしまった(バカだ。(^^;))。翌日に向けて仮眠に入る。
11/21は待ちに待った6人での採集の日であった。この日をどれだけ楽しみに待っていたかわからない。あ〜にしてみると、r.matsudaさんは芸能人のような存在だ。それは圧倒的に魅かれる、あのホームページをご覧いただければわかるだろう。 そしてそのr.matsudaさんと一緒に採集をされている同僚の「るどるふ」さんも、最近ネット上にデビューされた。そんなお二人が我々のようなふざけたヤツらにおつきあい下さるという。ちょっと緊張。(^^;)
いよいよ夜が明けた。まずは4人でコンビニで軽く腹ごしらえだ。今日はカンの触覚がビキビキ動いている。前回60mmのオオクワ♂を採集したときと同じ動きだ。これは何かあるぞ〜と直感した。
集合時間まで間があるので準備運動をしに、あるポイントに行った。充分すぎるくらいの準備運動をしたのだが、コクワすら出なかった。(;_;) 何にもないやんけ!
ここで、るどるふさんに1度電話を入れる。あと30分ほどで到着とのこと。迷った揚げ句、もう1ヶ所行っておこうということにした。
ここはクワ道さんが見つけたポイントだ。台場クヌギは林立しているが、オオクワがいるかどうかは定かではない。
到着後、すぐに目の前にある台場クヌギに脚立をかけて、枯れた部分をクワ道さんが削りはじめた。あ〜も気になる洞があったので、登らせてもらったのだが、別の部分に目を奪われ削りはじめた。二人とも何も出ないので、とっとと次の木を求めて彷徨いはじめた。
立派な木だったので、「一回登っとくか!」と、その木に今度はカンが登って行ったのだが、しばらくしてカンが何やら騒ぎ始めた。(^^;)
カン:「ゝ〆〒★◎☆△◆〜〜〜〜〜!!!」
一同:「はぁ〜〜〜〜〜???」
カン:「触ってん!♂が入って行った〜〜〜!」
一同:「オオクワかぁ〜〜?」
よく聞いてみると、どうやら先程あ〜が気にして忘れていた洞に指を入れてみたところ、でっかい♂のお尻に指が当たって、♂は中に入って行ったということらしい。(^^;) こんな時期に洞に指を突っ込んで探すやつも探すやつなのだが、ちょっと聞き捨てならない。指先だけで♂とわかるなんて、かなり大きめのクワガタではないか!
オオクワだと確信しているカン(ヤラセなし)
11月下旬に洞採集とは、にわかには信じられなかったのだが、覗いてみろと言われたのでペンライトで見てみることにした。(なぜか、あ〜もこんな時期にペンライトを持ち歩いている。(^^;))
かなり見づらい写真だ
おっっっっ!!!
ほんとにいた。(^^;)
洞の奥にデッカいケツが見えている。(^^;)
誰がどう見てもオオクワだ。(^^;)
カンの触覚はダテではない。(^^;)
秘密兵器やなんやかんや使って取り出してみると........
64mm
出た〜〜〜〜〜〜〜〜!!!(@_@)
ピッカピカの新成虫。すんごい太い。(@_@) 一同大騒ぎだ。(^o^) 握手!握手!(^o^)
あ〜道が二人がかりで見た木で、あっさりとカンはこんなものを採った。(^^;) 考えてみると、今年ポンカンが採ったオオクワ5頭のうち4頭はあ〜が見終わった木や場所で採ったものだ。何やってんねん、わし。(^^;)
これが実力差というものだ。怪しい木や灯下などを見つけるのは誰にでもできることだ。そこに行き着いてからどういう行動をとるかということが問題なのである。ちゃんと見るところをわかっている人間と、そうでない人間の実力の差がここで出る。決してツキではない。(これまで何十頭のオオクワにニアミスをしてきたのだろう。(^^;;;;))
かっちょええっす!!
「何で朽木じゃないねん」なんてカンは文句を言っているが、この時期洞で採る方がよっぽどすごいと思う。(^^;) 朝っぱらからドえらいことをやってくれた。(^^;)
ふと気づいてみると集合時間だ。(^^;) 慌ててるどるふさんに電話をすると、もう着いているという。あっちゃ〜〜〜〜。(>_<)
すぐにクワ道さんとカンに迎えに行ってもらった。その間に別の木を見ようとして、あ〜が木から墜落したことはあ〜とポンしか知らない。(^^;)
あ〜は例によって薮こぎ。ここにオオクワがいることがわかったので、かなり気合が入っている。今年は薮がほんとに元気だ。(^^;) いっくらでも絡みついてくる。トゲも刺さりまくりだ。(^^;) いい感じの立枯れなどがあるのだが、何も出てこない。(;_;)
ふと気づけば近くで材を叩く音がする。クワ道さんだった。(^^;) どんなとこにでも入ってくる人だ。(^^;)
しかし、二人ともいい結果は出ない。というより、あ〜はまだ今日クワガタを採ってない。(^^;)
また分散して、さんざん削って車のところへ戻ったのであるが、とうとう何も採れないまま終わってしまった。(;_;)
しばし、みんなで話をしたあと、第三ポイントへ向かうことにした。
ここは7月にクワ道さんとカンがオオクワを採集した場所である。しばらく歩いてから、またみんなで好き勝手に行動する。(^^;)
実績のある場所なのでものすごい気合は入っているのだが、どうも結果が出ない。ようやく何本目かの立枯れでコクワの幼虫を見ることができた。(^^;)
途中でクワ道さんとr.matsudaさんに出会ったので、しばらく一緒に材を割る。
突然、r.matsudaさんが、
「これはオオクワでしょう」
と言い始めた。オオクワ初齢が立枯れ上部から出たようだ。慌てて走り寄り、見せてもらった。孵化直後のオオクワ初齢に見える。場所が場所だけに、ほぼ間違いないだろう。(^o^)
それからr.matsudaさんは地蔵モードに入ってしまった。(^^;) 初齢ばかりなので慎重に時間をかけて削る。遠くから見ると、全く動かない。(^^;)
あ〜も別の木を求めて、再び薮をこぐ。(^^;) な〜〜〜〜んにも出ない。(;_;) 行けるところまで行ってみたのだが、とうとう何も出すことができなかった。(;_;)
再びr.matsudaさんの場所に戻ると、先程と全く変わっていない。(^^;)
地蔵モードのr.matsudaさん(中央)
すごい根性だ!
あ〜はこのあと、山を登ったり下ったり、いろんな場所に行ったのだが、とうとう何も出すことができなかった。下手くそだ。
r.matsudaさんは3〜4頭のオオクワ幼虫を採集して、るどるふさんとポンと一緒に戻ってきた。
オオクワ幼虫(画面中央右)
さて、お腹が空いたので昼食にしませう。
次に行く場所がなかなか決まらなかったのだが、何となく出発した。
道に迷ったりしながらようやく次のポイントにたどり着く。オオクワ実績もある。あ〜は記憶にないのだが、クワ道さんによると、あ〜も来たことあるらしい。(^^;)
るどるふさんが倒木を削り始めたので、みんなでその辺の立枯れを削り始めた。感じとしては非常にいいところなのだが、イマイチ日当たりがよろしくない。斜面の上の方に有望な材も多そうなのだが、薮がキツくて登れない。
待ってくれ〜〜〜
ここでも良い結果を出すことはできなかった。
もう一ヶ所、別のエリアを見てみた。有望な台場は多いのであるが、出てきたのはコクワ幼虫が2頭のみ。るどるふさんはノコの幼虫をゲットしていた。
カンが朝っぱらからオオクワなんか採ってしまったものだから、みんな気合が入りすぎて、この辺でダウンだ。(^^;) 温泉でも行きますか。
最近は採集の予定がだいたい直前に決まっていたので、今回のように前々から楽しみ〜という採集は珍しい。結果はともかく、期待通りの楽しい採集であった。(^o^) また行きたい。(^o^) 今度は何としてでも成虫を割り出さなきゃ!
帰り道は予想通りの渋滞だ。ああ疲れた。(^^;)
何回見てもかっこいい!
夏は続くのである.........
コクワ :幼虫
ノコ :幼虫
オオクワ:1♂(64mm)、幼虫3〜4頭