99/8/20、21

中部地方

そろそろ灯下シーズンも終了に近づいてきたのでラストチャンスで遠征することにした。金曜日は残業だったのだが、何とか終わらせて帰宅、20分後にはLちんがうちに到着して出発。(^_^;) すでにクワ道さんは韮崎で採集を開始したとのこと、今回は大移動して合流するらしい。(^_^;)

渋滞を乗り越え、ポンちゃんとカンちゃんを迎えに行く。カンちゃんも仕事でハマってボロボロだったが、だんだんテンションは上がっていく。

しかし!!途中でざんざん雨が降り始めた。(;_;) どーして週末になると降り出すのか???こんなのではクワガタは採れない。採れるかも知れないけど、こっちがまいってしまう。


夜中の1時半ごろ到着。何とか雨も上がっている。ここでグロッキーなポンカンを下ろしてLちんと街灯回りの旅に出た。再び高速に乗って移動する。
【第一ポイント】

時間もないので第一ポイントへ直行しようと言っていたのに、途中の水銀灯でとうとう我慢できなくなって車を飛び出してしまった。(^_^;) ノコ♀をゲットしてボーズを阻止。その後何本かの水銀灯などを見たがカブちんがたくさんいたくらいで特に成果はなし。あ、そういえばヒメオオ♀の轢死体も見つけた。

第一ポイントは初めての場所であったが、さっそく道に落ちているノコ2♂♂などを拾う。すでに2時を大きく回っているが、こんな時間でも飛んでいるようだ。

別の場所で巨大なナメクジを発見した。噂には聞いていたが、200mmをはるかに越えていて、すこぶる気持ち悪い。どうしてこんなものが存在するのだろう。恐るべし。


【第二ポイント】

3時も回ったし、夜明けまで時間がないのでどうするか悩んだのだが、結局数十kmを移動して次のポイントへ行くことにした。1時間以上かかる。前回夜が明けたのが5時ごろだったのだが、今日は天気が良く、ポイント到着前の4時20分には夜が明けてしまった。(^_^;) そこまでしてやることもないのだが、季節も終わりに近づいているし、やるだけはやっておこうということだ。

夜が明けてからクワガタがいるのかどうかわからなかったのであるが、さすがに濃いポイントで、35頭ほどのクワガタを採集した。内訳はコクワ、スジ、アカアシ、ノコ、ミヤマの5目である。この時間になると鳥との競争だ。やつらに食われる前に拾っておかなければ.....


寝グラに帰り着いたのは午前7時半くらいであった。猛烈に天気がいい。部屋に入ると、

「しっかしあ〜さんらも気合入ってんなあ、採集時間ま〜た延びてるやんけ」という話し声がしていた。クワ道さんである。無事にたどり着いたようだ。(^_^)

なんと、クワ道さんは70オーバーのミヤマを採ってきた。ヒラタも採れたようだ。ほんまに気合の入った人だ。(^_^;)

風呂に入って寝ることにした。完全に昼夜逆転の生活だ。



さて、昼前に起床して作戦会議だ。地図を見ながらヒメオオ・アカアシポイントを検討する。などと言っているうちに雨が降ってきた。最悪。(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)

どーして天気に恵まれないのか???

それでも5人は気合いを入れて出発してしまった。途中でこの世のものとは思えないほど不味いそばを食べて、山へ向かう。


【第三ポイント】

途中で道に迷いながら、何とか最初に目指していた場所へ入った。このあたりの林道は途中で通行止めになっていて、先に進めないことが多い。やはりここでもそうであった。ヒメオオの標高に入るあたりでいつも足止めを食らってしまう。(;_;) 何とか雨は上がったようだ。

仕方なしに、そこらのヤナギをルッキングしたが、何も目に入らない。やけくそでみんな木を蹴り始めたが、クワ道さんが見事にアカアシ1♂を落としてくれた。(^_^) とりあえず、ここはそれで満足しよう。(^_^)


【第四ポイント】

またまた違う林道へチャレンジする。何とか通行止めにもなっていなかったので先端まで行くことができた。ヒメオオには微妙な標高であるが、到着した途端にヤナギにとまるクワガタをクワ道さんが発見! 同時に違う木であ〜も発見!! 慌てて網をもって車を飛び出す。

あ〜はあまりの嬉しさに思わず落としてしまった。(;_;) 今年は1頭も落としてなかったのでかなりショックであった。ヒメオオっぽく見えたが大きめのアカアシだったかも知れない。逃がした魚は大きい。

クワ道さんはしっかりアカアシをゲット。46mmでかなり大きい。

さらに上流でクワ道さんがヤナギ林を発見したのでみんなで行くことにした。

水が冷たい

あ〜は一人でサンダルを履いていたので川の中をじゃぶじゃぶ上流へ登る。みんなはヤナギ林の中を登っていったのだが、ここはカンちゃんの見つけたアカアシの死骸のみに終わってしまった。

再び先ほど落とした場所に戻ると、違う木に2ペアのアカアシを発見した。1ペアめは♂を、2ペアめは♀をそれぞれ落としてしまった。(;_;) 5頭見つけたのに3頭も落とすなんて。(;_;)

まあ我々的に新しい産地を発見できたので、これまた収穫であった。


さて一旦麓に戻ろうと車を走らせていると、またじゃんじゃん降りになってしまった。(;_;) もう勘弁して欲しいものだ。今夜は飛んでくるのか???

寝グラでクワ道さん、ポンちゃん、カンちゃんを下ろして、我々はポイントへ向けて出発することにした。今回は車が2台あるので別行動を取ることにした。クワ道さんたちには第一ポイントを攻めてもらうことにした。


【再び第二ポイント】

第二ポイントではLちんに張ってもらう。Lちんを下ろすときに横のヤナギを見ると、ノコの♂と♀がついていた。幸先がいい。何とか雨も上がっている。


【第五ポイント】

さて、ここから先は単独行動である。峠を越えるたびに天気が変わり、ポイントが近づいてくるととうとうバケツ雨になってしまった。(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)(;_;)

あまりの激しさに運転していても全く前が見えない。(;_;) これではどうしようもない。Lちんのところに引き返そうかと思ったが、通り雨と信じてポイントに到着すると、これがうそのように1滴も雨が落ちていない。道も完全に渇いていて、雨の降った様子がない。このあたりはどうなっているんだろう???

日没になったので、さっそく見回りを始める。昨日はあの時間でも30頭以上クワガタが採れたのだから、かなり期待していたのだが、予想に反して虫が少ない。黒光りするのは全部コオロギだ。何周も何周も回ったのだが、コクワやノコが10頭程度採れたくらいで終わってしまった。ベストの時間には完全に晴れて月が出てしまった。虫はまったく飛んでこない。

それにしても、見つかる顔ぶれは完全に秋の虫だ。ガムシもカブちんも転がっておらず、シーズンが終わったことを強く感じた。


【またまた第二ポイント】

ベストの時間が終わらないうちに第五ポイントに見切りをつけてLちんのところに戻ることにした。誰かがオオクワを拾ってくれてることを期待しよう。

途中の水銀灯の下で威張っているオニの♀を発見した。考えてみればあ〜のオニ初ゲットである。

威張っていたオニ♀

Lちんのところに到着すると、なんとクワ道さんたちもいた。申し合わせたわけではないのに、ほぼ同じ時間に同じ場所に到着である。どこも今日は×だったようだ。(;_;) 月齢のせいか、シーズンが終わってしまったのかはわからないが、あ〜が肌で感じたのは季節が変わったということである。もちろんクワガタはまだ採れるのだが、この場所ではこの先は苦しいだろう。


帰り道はみんな疲れ果てて、誰も口をきかなくなった。こうなると運転手はキツい。なんと、途中で3回も仮眠を取っての運転となった。何としてでも夜明けまでには帰京したかったのだが、日の出直後に帰ってくるという最悪の状態。うちは千葉方面なので、その間、ずっと朝日と格闘だ。なんとか無事に到着した。今回も走行距離は1,000kmを軽く突破した。
【成果(Lちん+あ〜)】

コクワ :4♂♂、21♀♀

スジ  :2♀♀

アカアシ:13♂♂、9♀♀

ノコ  :15♂♂、20♀♀

ミヤマ :17♂♂、2♀♀

オニ  :1♀

計104頭