人生初オオクワの日

【田島】
                        

【7月3日】

千葉県北部●●市

この日採集に行くきっかけとなったのが、うちの所長との何気ない会話からでした。

夏祭りのイベントは「クワ、カブ」でいいっすね!さっそく今日採りにいってみますか?所長には負けませんよ!

うちの所長というのは、けっこう小さい頃は採りにいってたらしいがもちろん、オオクワなど採ったこともなく、見たこともない人です。

「今日は時間も遅いし、近場がいいから場所はおまかせしますよ!」

こんな具合でノコがいっぱい採れたらいいなあと思いながら、全くクワガタに興味のない工場長までラチッて、3人で所長の車に乗り込み出発しました。場所は▲▲〜○山方面らしい。

そこで所長が、虫かごが欲しいなどと言い出した。私の内心は、

「そんなのいらねーよ、大して採れないし、いざという時はポケットだ」

です(^_^;)

そこでビックリしたのですがセブンイレブン2件寄っても虫かごは置いてなかったんですが、所長の店員への一言・・・

「おでんの入れ物だけもらえる?」

むむっ・・・信じられません・・・すごい度胸です(@_@;)

ここで私は今日は何かが起こりそうな予感がしました。


話がそれてしまいましたがそれから10分ほど走り第一ポイントに到着しました。

 

何このクヌギ!!!

 

思わず口走ってしまったのはその木の洞を見ると同時でした。樹液はダラダラです!

ううぅ・・・●●市にこんなところがあったとは・・・

そのポイントでは、ノコ2♂ コ3♂ カブチンのペアといった具合です。樹液の割には集まってる虫が少ないようです。


それから移動して次の場所へ、車で2〜3分です。ここも同じようなくぬぎが多く期待をそそられました。

所長!凄いところですね!もしかしたらオオクワがいますよ!!

なんて、冗談交じりで会話をしながらそこでもノコ、カブチンを追加。

結構採れたなあと思いながら、もう終わりですか?と聞くと後一箇所あるという。なにやらそこがメインで一番とれるらしい。

ただ、ノコ、カブチンの話だが・・・。そこまでは又車で5分くらいでした。

やはり、同じようなクヌギです。まっすぐ高さは7〜8メートルといったところ。枝は少なく過去に伐採されてそこから細い枝がいくつも出ているといった具合です。さらに洞も所々に空いてます。

あ〜さんのポイントでもそういう感じのところが何箇所かありました。

台場クヌギはこの辺にはまず無いので、オオクワがいるとすればこんな感じの木かな〜?なんて思いながら照らしていくとそこにもノコ、カブチンがそこそこ付いてました。

とおり沿いに7〜8本等間隔に並んでいるのですが、次の木に移った瞬間、所長が

「田島君、何?このクワガタ?」

というのでどれどれといった具合に照らしてみると、(゜〇゜;)ギョエ〜〜〜〜〜!!

なんと言ったかは、良く覚えていません。ただ悲鳴に近い大声を出していたのは確かだと思います。

「オオクワっすよ!」

興奮しているのは3人中私だけ・・・

とっさに手で鷲ずかみにして、良く見てみると大歯型じゃありませんか!

洞からは、30センチくらい離れたところで平然と樹液を吸ってました。

本当に信じられないです!それから、あ〜さん、kapiさんに速攻電話したのはいうまでもありません。しかもお二人ともこれから見に来て下さるというではありませんか!

でも、よくよく冷静に考えてみると、今回採れたのは、所長のポイントです。第一発見者も所長です。

私はただそのオオクワをつかまえた(奪った)だけ・・・・。

放虫物じゃないか?と思うとちょっと恥ずかしくなってきましたが、今、ここに持ってるのは紛れも無い●●で採ったオオクワなんだ!

と、自分自身に言い聞かせ待ち合わせに向いました。

まず、あ〜さんが現れ、その後にkapiさんが現れ3人で1時間ぐらいコンビニの駐車場で雑談をし、あ〜さんに計測してもらうと、56ミリでした。お二人には祝福して頂きました。ありがとうございます。

それからお二人と別れ、その時にはもう2時を回っていて、帰ったらヨメにしかとされたのは言うまでもありません。( ;^^)今日の出来事は一生忘れることが無いでしょう!

どれもこれも、私のクワ熱の支えとなっている、あ〜さん、kapiさん、そして裏の主人公の所長のおかげです!

みなさん本当にありがとうございました!これからもよろしくお願いします!


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