98/12/吉日
山梨県
またまた山梨。完璧に山梨菌が蔓延している。いつになったら治るのか??
今回はキートンさん、コンちゃん、たまさんとご一緒さていただいた。朝、キートンさんに自宅に拾っていただき、途中でたまさんをピックアップするために国立府中へ向かった。高井戸でコンちゃんに電話すると、「今、談合坂です」。やっぱり早い!!
たまさんと合流後、いざ韮崎へ。中央道から見る富士山がとても美しい。先週とは打って変わっての絶好の採集日和となったのである。
双葉でコンちゃんと合流し、今回は珍しく地図を見ながら作戦を立てた。実績と環境を見ながら大体の目星を付けて出発である。
最初に行ったのは、あ〜が以前より行ってみたかった場所で、いつも車で通り過ぎていた場所だ。立枯れ・倒木は少なく、何とかコクワ幼虫を割り出して谷を下りた。これからが本番である。
が、やはり立枯れはほとんどない。倒木などは多少転がっているが、割ってもコクワしか出ないので途中でやめてしまった。北へ向かって歩いていると、巨大な倒木がかたまっているのを発見し、さっそくナタを入れてみる。
一振りで羽化不全の♂も出てきた。何にしても成虫を割り出すというのは嬉しいものである。
コクワ♂@羽化不全
次に出てきたのはタマムシの成虫の死骸だ。興味はないのだが最近見てないので写真だけ撮っておいた。
タマムシ@死亡
みんなが集まってきて近くにあった立枯れを削り始めた。しかしカミキリしか出ない。やっと食痕を見つけても小さいものばかりだ。あきらめて一人で20mほど南の斜面を散策することにした。(と言ってもガケを登ったのであるが....)
ガケの途中の立枯れを削ってみたが食痕すら出ない。頂上まで登って、上からみんながいるところまで移動することにした。倒木がたくさんあって、コクワも入っているのだが、切り株や立枯れがない。とっとと次へ行こうと思い、みんなのところへ戻るとコンちゃんが立枯れを削っていた。あ〜も反対側から削ってみると、コクワの幼虫が数頭出てきた。
コンちゃんも疲れてきたみたいで、代わりにたまさんが削っていた。ここにはオオクワはいないと判断し、移動することにした。帰りがけにコンちゃんが「ここにデカい食痕ありますよ」と、たまさんの削っていたところを指して言っている。「こ〜れを見逃しちゃダメですよ〜」と言って削り始めた。
「出ましたよ、オオクワ幼虫」なんて言ってるので、どうせ冗談だろうと思っていたが、見てみると本当にオオクワ幼虫であった。結局その木からはその1頭しか採集できなかった。
オオクワ
最近は何となく結果が出始めた。
第一ポイントの北側を攻めてみたかったので、ブッシュをかきわけ突入していった。途中で一度休憩を入れたのだが、オオクワ幼虫の様子がおかしい。ピクリとも動かないのである。よ〜く見ると、外傷を1ヶ所発見できた。またやってしまったようだ。もったいない。
左からたまさん、あ〜、コンちゃん
採集再開で気合を入れて行ったのだが、どうも植生が違う。やはり削っても何も出ない。たまさんなどは、上方に引っ掛かったニクウスびっしりのクヌギの枝を気合で引き下ろして削っていた。パワフルな人だ。が、何にも採れなかったようだ。
パワフルな人
今回の採集は山に入っているので、かなりキツい。ちょっと早いが食事にすることにした。
3週連続同じ店に行った。きっと地元の人より高い頻度だろう。今回は午前中にオオクワ1頭をゲット、しかも潰したということで前回のタコ採れと同じパターンに入っている。それではということで、その時と同じものを注文した。そして担当ウエイトレスは功刀さんだ。完璧に条件は揃った。
LAwinさんとクワ道の幼虫さんから電話が入り、午前中の結果を報告した。
午後の作戦を立てたが、これは午前中同様のパターンで目星をつけた。
地図を見ながら「ここは行けそうだ」と思ったところは、実は最初にかずっきーさんに連れてきていただいた場所であった。車を止める場所もないので、今回は北に移動することにした。目星を付け直し、行ったところはいつも車で通過する地点であった。
それでも立枯れはけっこう残っていて、カワラの付着しているものも時々見られる。
カワラびっしりなのだが....
ナタを入れてみると、いい感じで白枯れていてコクワの幼虫が出てくる。が、それまでだ。オオクワ採集は難しい。(だから楽しいのだが)
少し標高の高いところに台場の並んでいる場所があったので、そこを攻めてみたが×。
出るのはコクワばかり
さんざん疲れたので温泉へ行くことにした。
前回より時間が遅かったせいか、やけに客が多かった。サウナも満席である。まあそんなこともお構いなしに、じっくりと満喫させていただいた。こちらも病みつきだ。今日はサウナで服を乾かす人はいなかった。
風呂上がりにはやはり梅ソーダだ。あ〜は2本、たまさんも2本、キートンさんとコンちゃんが1本ずつで、テーブルには梅ソーダの空き缶がゴロゴロ。
話を始めると止まらなくなり、おそらく2時間くらいそこにいたのではないだろうか。夕食の時間になり、かずっきーさんの話をしていると、「もう仕事終わってるんじゃない?」ということで、電話をしてみることに。見事につながって、出てきていただけることになった。
かずっきーさんは渋滞にハマってしまたようだ。悪いことをしてしまった。しかしやはり会えるのは嬉しい。先日の成虫ゲットの写真など見せていただき、いろいろ参考になるお話を聞かせていただいた。そしてあっという間に2時間が経過してしまった。早い早い。