新潟採集(実は、田植え)

−ロン−


田舎に5月15日、16日の1泊2日で田植えの為に帰省してきた。

15日の朝、5時に起きて、最寄の駅から5時半頃の始発電車に乗って出発した。 東京から上越新幹線のMAXに乗った(MAXに乗るのは初めてである。折角だから2階に乗っとけば、良かったと今ごろ思う。(^^;))。

越後湯沢駅に8時半頃、到着した。ここから、「ほくほく線」に乗り換えて、1時間ほどで田舎の近くの駅なのだが、時刻表をみると、5分ほど前に電車が出たばかりのようである。

再び、時刻表を見てみると、次の電車まで1時間ある、何度も見なおしたが、やっぱり1時間、待たなくてはならない。

仕方ないので、立ち食いそばを食べ、駅のホームを行ったり着たりして、時間が来るのを待つしかなかった。二度と電車では、帰省しないと固く誓った(^^;)。

やっと時間が来たので、「ほくほく線」に乗りこむ。この「ほくほく線」は、なんと2両編成であった。しかも、次の駅「六日町」で1両切り離しをしたので、実質、1両編成であった。 途中で、時間調整や特急「ほくたか」の通過待ちなどがあったが、田舎の最寄駅「まつだい」に何とか到着した。

ここから、20分ほどバスに乗り、そこから30ほど歩くとやっと実家にたどり着く。しかし、乗り継ぐバスの時間までまた、1時間ほど待たなくては、ならない。

1時間ならパチンコやゲーセンとかで時間をつぶせば、良いと思うかもしれないが、ここは、「まつだい」である。駅前には、なぁ〜んにもない(^^;)。しかたないので、実家に電話して、迎えに来てもらうことにした。やっとのことで、実家にたどり着く。11時頃であった。家を出てから、5時間以上かかった。


こんな時間に着いても、午前は、仕事にならないので、使わない道具の片付けをした。 すぐに昼食であった。

昼食後、家の周りを探索した。川の河川にシイタケのホタ木の廃材が捨てられていた。近くに落ちていた木で崩せるほどの朽ち具合だった。

削って見ると食痕があった。実家に戻り、ドライバのマイナスを持って再び、崩してみる。食痕は、あるが、ものはいない。

諦めかけて、別の木を削ったら、ゴロンを幼虫が落ちた。諦めていたので、少々、びっくりした(^^;)。私は、幼虫の区別がつかないので、とりあえず、持ちかえった。(どうせ、コクワだろう(^^;)。)


午後の仕事が始まる。

この田植えの手伝い為に帰省したのだから、頑張らなくてはならない。私はここ数年、田植えをしたことがない。

しかし、昔に比べれば、楽なもんである。手で植えるのは、田んぼの端の部分だけで、ほとんどが、田植え専用マシーンである。

この田植え専用マシーンは、兄が操縦しているので、私は苗を持って行くだけでいい。3時過ぎには、この田植え専用マシーンでの田植えが完了した。


兄が置いてきた原チャリを山まで取りに行くことになった。 折角、山に着たのだから、林の様子を見ておかないと。

ここに母がいて、「ワラビを取って来い」と言われた。しかたなく、せっせとワラビ取りをする。両手いっぱいに取ったが、「少ない」と言われたので、さっきと同じ位採って止めた。私は、満足のいく量のワラビを採った(タコ採れ状態である。これがクワガタなら.....(^^;))。

山小屋にあったナタを手にし、ようやく、林の中に入った。

シイタケのホタ木の廃材が数本あり、ナタで削ってみるも食痕はあったがものは、いない。 代わりに、でかいナメクジとヤモリを見つけた。

ここは、諦め、もうちょっと奥に進んだ。朽ちた木が横たわっていたので、転がして、削ってみる。 この朽ちた木は、朽ちすぎて、土と一体化していた。

ここから、でかい幼虫が4匹、出てきた。カブトの幼虫であった。再び、土の中に埋めた。カブトには、用がない(^^ゞ。あくまでも、クワガタである。

雨がひどく降ってきたので、戻ることにした。


実家に帰ると、雨がやみ、田んぼの端に苗を植えることなので、田んぼに向かった。1時間ほど、前かがみで植えたので、腰が痛くなった。

日が暮れ、私の田植えの手伝いは、終わった。

16日は、自分の家に帰るだけに手伝いは、何もしなかった。

今回の成果として、クワ幼虫×1、カブト幼虫×4であった。