ミヤマクワガタ採集記

−幕張のパパ−


今年こそは、コクワ・スジクワ以外のクワガタを採りたいということで、ミヤマクワガタを狙おうと考え、角田(宮城県の南部:妻の実家@シイタケ農家)に行ってから、地元の地図(住人の氏名も書いてある詳しい奴)を睨みながら、やや標高が高く広葉樹の場所を探していましたが、結局、これまでにホダ場(しいたけのホダ木を置いておく場所)として使ったことがあるところを中心に当たった方が、好条件が揃っていそうでしたしなにより場所が良く分かるので、良いと考えました。

で、8/9夕方4:00頃に義母を案内役に車で15分ほどの、少し標高の高いあたりを中心に回って見ました。昔ホダ木を置いていたと言う山の近くで道沿いに樹液を出しておりカナブンとアブがたかっているクヌギを車中から発見しアブを追い払いながらコクワ2頭をGet。

そこからしばらく走って、また道沿いにアブのたかっているクヌギを発見し車を止めました。車を降りて見たところいくら見てもアブしか居なかったのですが木の下にはカラスか何かに食われたらしい大型のノコの腹だけが無い死骸を2体発見しました。

車に戻り走り出しかけたところ木の上の方に蝶がひらひらして居ることに気づいて再び車を降りて見たら、居ましたミヤマの♂が。

ただ場所が5mぐらいの高い枝のところでしたので、木を蹴る以外には方法はなさそうで、アブを恐れつつキックしました。すると落ちてきました、ミヤマの♀が!? あれどこに居たんだと思いつつ、キックを繰り返しましたが♂の方は悠々と枝の上で樹液をすすっている様子。

仕方なく諦めて一旦家に戻りました。


しかし夕方6:00過ぎに今度はバナナトラップ、伸縮虫取りアミ、同壊れたアミ、その辺にあった1m強の鉄パイプ、ハンマー、等々の装備を持参して、ミヤマ♂の居たポイントに再挑戦しました。

♂はもう居ないだろうと思っていましたが、なんとほぼ同じところに居ました。

伸ばして2mくらいになる虫取りアミとその壊れた網のない奴を延長棒としてビニールテープで繋ぎましたが届かず、さらに1m強の鉄パイプを繋いでもぎりぎりでしたが、角度と立つ場所を変えてやっとのことで届いて枝にいたミヤマ♂をアミに乗っけて(引っ掛けて?)Getする事ができました。

息子(6歳)も大喜びでしたし、私も20数年来の夢のクワガタを自分で取る事ができて非常に満足しました。

サイズは約66mmぐらいでしたのでかなり大きく感じました。


それからコクワをGetしたポイントに行ったところ、今度はカブトのメスのように大きな虫を発見、こちらは胸ぐらい高さですので、近づいて見たらこれが何とミヤマの♂でした。これは先ほどのものよりは小さく60mmくらいでした。

こちらは一緒に行った息子のいとこ(♂:7歳)にあげました。


更に、夜9時頃にバナナトラップの回収ということでもう一度行って見ましたが、高い枝のポイントにはカブト♂のみ(簡単には届かないので当然そのまま)で、低いポイントの方にはコクワ♂のみでした。が、車に戻ろうと道路を歩いているとき、なにか居るように見えたので、懐中電灯で照らして見るとミヤマの♂が歩いていました、道路の上をすたすたと。これで3頭目Getとなりました。

これもサイズは60mm弱といったところでした。

肝心のバナナトラップの方は、発酵が悪いのか、もともとミヤマには向かないのか、ボーズでした。コクワもカブトさえも(T_T)


両ポイントには、その翌日、翌々日にも行って見ましたが、気温が低くもやが掛かっていたりで、ミヤマはいませんでしたが、上々の成果となりました。

来年は最初からこの2ポイントを中心に行って見ようかと思っています。


水銀灯などの外灯回りの方は、いきなり3♂、1♀をGetしたことから、腰砕けとなってしまい、田舎の夜が早く朝も早いことから断念してしまいました。(夜更かしすると朝が辛い) 来年への宿題ですね。

Getしてきたミヤマの方ですが、千葉に帰ってきたらすぐに、大きい♂が☆してしまいました。前日まではケースの中を歩き回っていたのですが、ミヤマってやぱりそんなもんなんでしょうかね。

慌てて残った♂と♀をミヤマ専用の腐葉土1:微粒子マット1を作って、セットしなおして見ました。既に遅すぎたかもしれませんが、産卵の可能性を期待しています。


戻る