99/7/20

関東

なんと、採集を終わってデジカメをチェックしたらエラーが出て、画像が全部アウトになっていた。(;_;) 今回は画像なしで勘弁いただきたい。


茨城のヒラタを狙って出かけることにした。東北・中部を回って疲れ果てているはずなのに、またまたクワ道さんと二人での新規開拓である。わしらはアホか。(^_^;)

相変わらずクワ道さんは集合時間の3時間以上前にやってきた。(^_^;) 今回はクワ道号に荷物を積み替えて出発だ。


【第一ポイント】

さすがに時間が早いため、一般道はスムーズに流れる。目標のポイントはオオクワポイントにも極めて近く、期待は高まる。目印の建物の隣にクヌギ林がある........はずだった............ない。(^_^;)

このクヌギ林にヒラタがいるはずだったのだが、針葉樹ばかりの森があるだけであった。いきなり外してしまった。しんどい体にムチ打ってわざわざ来てくれたクワ道さんに、何とお詫びをすればいいのか....(^_^;)

だが、こんなことで挫ける我々ではない。さっそく近くにヤナギ林を発見し、突入することにした。完全な湿地帯で、長靴の半分は軽く湿地に食い込んでいく。ブッシュは背丈よりもはるかに高い。そんなところに入り込んでいく。

ようやく1本目のヤナギにたどり着き、早くもカブちんのペアを発見する。この木はカブちんとカナブンのみ。かなりの時間をかけて次のヤナギへ。........何もいない........

そんなことを繰り返しながら、ようやく何本目かのヤナギでクワ道さんがコクワを発見した。あ〜もかなり移動してからノコを発見、とりあえず2目だ。それにしても、なんとカブちんとカナブンの多いこと。面食らってしまった。

どこにいるんだ、ヒラタ!


【第二ポイント】

クヌギ林のあるはずだった場所を諦めきれずに探索する。クモの巣を何個もかぶり、苦労して山を登る。しかし、針葉樹ばっかり。確かに千葉のヒラタポイントと状況は似ているが、残念ながらここではボーズであった。かなり疲れた。


【第三ポイント】

我々らしい、体を張った新規開拓が始まった。目に入ったヤナギ林に行ってみることにした。長靴なしでは入れない場所だ。手始めにコクワ、ノコを数頭採る。ここでもカブちんが多い。

近くにクヌギ林もあったので、行ってみることにした。カナブンはいるが、クワガタの姿はない。1本だけポツンと大きな太いクヌギがあり、ツタがからまっていた。根元にはノコの一部が転がっていて、カブちんもついていた。この木はかなり有望か。今後チェックする必要があるだろう。

さて、再びヤナギ林へ戻る。ここも胸くらいまであるブッシュをかき分けて湿地帯に入る。入った瞬間、何頭ものカブちんが目に入った。本当に今日はカブちんが多い。ノコもコクワも多いが、カブちんとカナブンの数に圧倒された。


【第四ポイント】

朝食のあと、川沿いのクヌギが目に入ったので行ってみることにした。ここも背丈より高いブッシュをかき分けて、さらに川を横切ってからようやく到達。しかし、どうやら最近まで地上3mくらいの所まで水に浸かっていたらしく、全くクワガタのいる状況ではなかった。疲れ果てた。


【第五ポイント】

第五ポイントへ向かう前に、数年前から気になっていたクヌギをチェックしてみた。思いのほか状態は良く、洞がボコボコ空いていて樹液も豊富だ。しかし、幹線道路沿いにあるためか、クワガタの姿はなかった。カナブンや蝶はたくさん群がっていた。

次は、去年あ〜が凝っていたポイントだ。クヌギの大木が数本ある。去年ほど樹液は出ていなかったが、今回はクワ道さんの脚立があった。地上4〜5mほどの洞を覗くのに脚立を足場にして木を登る。洞の横に樹液が出ていてノコのペアを発見、期待して洞を覗くとゴキブリの嵐。(;_;)

違う木でも数頭のノコやコクワを採集。一番期待した洞は、洞の中に樹液を出していて、コクワが数頭入っている。あとはゴキブリ、カナブン......(;_;)

その他何本かの木でコクワを採集したものの、今年は全然ダメであった。


【第六ポイント】

ここで、産卵木とマットを買いに行くことにした。移動中にかなり有望なクヌギの列を発見した。ここは次回チェックだ。

千葉に戻ってポイントをチェックする。カブちんとカナブンがついていただけであった。

産卵木とマットを無事に購入。今年は虫の数をさらに減らすつもりなので、あまり使うこともないだろう。


【第七ポイント】

今度は千葉の新規開拓だ。「こんなところに道があったのか」という所を入って行く。(^_^;) あまり雰囲気はなかったが、軽くルッキングすることにした。クヌギとエノキが絡まっているところがあり、覗いてみるとノコが挟まっていた。

近くの湿地帯にあるヤナギが目に入り、またまた二人で突入。たいへん体力を使う。結果はボーズ。(;_;)

あ〜は反対側の山の斜面にクヌギを見つけ、そちらに向かって歩く。途中で野ウサギを2羽発見。千葉はすごい。(^_^;) 斜面のクヌギは全く×であった。その斜面の上に、さらにクヌギを発見。またまたクモの巣を何個もかぶり、薮をかき分け山を登る。死ぬほど暑い。樹液のかけらもなく、虫も1匹もいなかった。(;_;)

山を下りてみると、遠くに車が停まっていて4人ほど人がいた。こんなところに入ってくる人がいるんだな、なんて思いながら見ていたのだが、よく見たら1人はクワ道さんであった。どうやら他の3人と話をしているらしい。まさか他の採集者が来るなんて全く考えられないし、どうしたんだろうと思って近づいてみると、なんと、その中の一人はGo-2さんであった。(@_@) まさか、こんなところでお会いするとは本当にびっくりだ。OさんとFさんとルッキングをされていたらしい。それにしても場所が場所だけに、にわかには信じられなかった。

しばらく情報交換をして、それぞれまた別れて採集だ。この3人の回っている場所だから、我々もかなりいいところを突いていると言っても差し支えないだろう。(^_^) (それなら1頭くらい採れっちゅーねん。(^_^;))


【第八ポイント】

最後はいつもの6本クヌギだ。さすがに虫の数も多く、ノコやコクワがタコ採れだ。我々がいる間に、2組の親子連れがやってきた。そういうことなら採らずにおけばよかったと思ったが、あとの祭り。(^_^;)

最初の親子連れにこれまで採ったクワガタをあげようと思い、声をかけたのだが、お子さんは自分で採りたかったらしく、最初は断ってきた。素晴らしい!!(^_^) やはりこれが採集の真髄だろう。その気持ちを大切にして欲しいものだ。(^_^) 結局数頭のノコはお父さんからもらってくれた。残りのクワガタは2組目の親子連れに全部引き取っていただいた。(^_^;)


今日は本当に体を張った新規開拓をした。やはりこれが我々のスタイルだ。2目しか採れなかったが、いつか大物を手にしよう。これだけやっている分、喜びも大きいだろう。