99/7/3

福島県

ヤナギ病も重症だ。一緒に行く人を探していたのだが、こういう時に頼りになるのはクワ道さんだ。強引に誘って二人で行くことにした。(^_^;) クワ道さんは今年初の福島となる。


クワ道さんを拾うため、一般道を埼玉方面に向かう。首都高はバリバリ渋滞だ。しかし.....一般道も思いっきり渋滞していて、千葉県脱出に1時間半もかかってしまった。途中でコンちゃんから電話が入り、「福島行っきま〜〜〜す!!」とのこと。コンちゃんはIMAさんと韮崎の予定だったのだが、天気予報を見て急遽切り替えたようだ。

たっぷり2時間以上を費やしてクワ道邸に到着だ。荷物をたっぷりあ〜の車に移して(なぜかタコ採れくんまで入っている(^_^;))いよいよ出発である。


前回とは打って変わって気温が高い。(^○^) 今日はオオクワも飛んでいるだろう。会社を休んで行けばよかった。天気は悪くなりそうだ。夜の東北道をバカ話をしながら飛ばす。話に熱中しすぎて危うく下りるインターを通り過ぎるところであった。(^_^;)

いつものコンビニにミヤマを採りに立ち寄る。(^_^;) しかし!今日は何もいなかった。ここでボーズは珍しい。いやな予感を抱きつつ舘岩村へ突入する。


【A地点まで】

朝まで時間がたっぷりあるので、街灯や自販機を見ながら行くことにした。雨が降っている。前回66mmのミヤマを拾った場所に寄ってみると、またまたミヤマの♂がひっくり返ってバタバタしていた。とりあえずボーズはまぬがれた。

次の街灯でノコの♀を拾う。その次の街灯でアカアシ、その次でコクワと、あっという間に4目を達成してしまった。時間も遅く天気が悪いのになかなかの健闘だ。やはりこれまでの探し方が悪かったようだ。いつかはオオクワも見つけられるだろう。


【A地点】

期待を込めたA地点であったが、ここではセミを2頭採っただけ。近くの街灯を回ると、コクワやミヤマ、ノコ♂を採ることはできた。かなりの時間をかけて見回ったがオオクワはいない。


【B地点】

前回Lちんがオオクワを採った場所へ行ってみた。苦労してミヤマ1♂を見つけ出したが、成果はその1頭のみ。近くの街灯を探索してみる。信じられない場所にミヤマ♂がついているのを採ったくらいで、あとは何もなし。


【C地点】

C地点をひとまわりする。間違いなく他の採集者が回ったあとだとは思ったが、一応ノコ♀や、アカアシ♂などを採集することはできた。それにしても、大きいコクワ♀は紛らわしい。何度びっくりさせられたかわからない。(^_^;)


あいあんさんがいつも燈火を張るポイントに行ってみると、タカさんやOB5さんの車があった。時計を見ると3時を回っている。仮眠中と断定し、声をかけるのは遠慮した。

もう一ヶ所チェックしたが成果なし。林道で仮眠を取ることにした。すでに5時半だ。


【D地点】

寝ている間にあいあんさんやタカさんが到着した。朝の挨拶を交わす。なんと昨夜は、タカさんがオオクワ2♀、くわへいさんが1♀をゲットしたとのこと!!やはり夕べは狙い目だったらしい。

そして、みんなに先に行かれてしまった。(^_^;) 大慌てで身支度を整え、追いかけた。くわへいさんやポンちゃん、カンちゃんもいた。みんなで歩きながら林道を下りる。さっそくあいあんさんがヒメオオのペアを発見。しかし、落としてしまった。(;_;) 気を取り直して先へ進むがなかなかいない。

前回あ〜とLちんで1頭ずつ採集した地点を通過する。あ〜としてはここに期待をかけていたが、ここでくわへいさんが目ざとく♂を発見。めでたくゲットだ。(^_^) その後も数頭をくわへいさんは見つけた。くわへいさんの視力にはびっくりだ。 あ〜も♀、♂とゲット。ようやく今年初の♂を採ることができた。クワ道さんのナイスアシストによるものだ。

それからしばらくは何も見つけられなかった。時々雨が降ったりして、なかなかつらい。

あまり天気はよろしくない

もうダメかという頃、クワ道さんがいきなり大きい♂を発見した。採ってみるとミヤマであった。クワ道さんはまだヒメオオを採ってなかったので、かなりげっそりだ。(^_^;)

4kmほど歩いた地点で一旦引き返す。あいあんさんたちは車でさらに奥まで行くということで、クワ道さんと二人で歩いて登ることにした。

念願の50mmヒメオオ

途中で拾ってもらえることを期待しつつ、ゆっくり登っていたのだが、なかなか車は来ない。さらに数頭のヒメオオを追加し、頂上付近まで戻ったところでコンちゃんとIMAさんが現れた。二人は林道に入ったばかりなのに我々につきあって、もう上がると言う。(^_^;) コンちゃんはそれでもあの短い距離で、あっさりとヒメオオ♂をゲットした。さすが、ダテに福島に通ってはいない。


いい時間になったので、お約束の焼肉だ。(^○^)

ノドも渇いていたので、最初のビールがめちゃくちゃ美味い。(^○^) そして焼肉!美味い!!(^○^)

焼肉ツウのクワ道さんも何度も何度も絶賛した。(^_^) もう、これなしでは福島は語れない。(^_^) ここでこの焼肉屋さんを紹介するので、みなさんも一度行かれてみてはいかがだろうか?

会津高原Lodge「Frontier」

福島県南会津郡舘岩村精舎18番地

TEL:0241-78-7777


さて、満腹になって満足したところで、今度は温泉である。(^_^) 楽しい。(^_^)

林道を8km歩いた疲れを癒す。夜に向けて充電しておかないと。ここで作戦タイムだ。今回は張り付き作戦をとることにした。あ〜はA地点、コンちゃんがB地点、クワ道さんとIMAさんはC地点で張り付くことにした。日没までにかなり時間があったのだが、さっそく向かうことにした。行ってみてびっくりしたのだが、クワ道さんを配備しようと思った場所に、すでに他の方が陣取っていた。(^_^;) さすがである。(^_^;) クワ道さんには、あ〜お気に入りの場所に張り付いてもらうことにした。


【再びA地点】

日没までたっっっっぷり時間があったのだが、A地点に張り付いたのだが、何もすることがない。(^_^;) 町中なので、人は通るし、なかなかバツが悪い。(^_^;) なんでこんな苦労をしなきゃいけないんだろう。(^_^;) だんだん薄暗くなり始め、街灯も灯り始めたが、なぜかあ〜が張り込んだ街灯が点灯しない。(;_;) ぽつぽつ雨も落ち始めて、いやな雰囲気だ。もう移動しようかと思った瞬間、ようやく街灯が点灯した。それと同時に土砂降りになった。(;_;) こんなのでクワガタが飛んでくるはずがない。コンちゃんのところへ移動しよう。


【再びB地点】

かわいそうに、コンちゃんもずぶ濡れになりながら懐中電灯を持って歩いていた。テンションは一気に下降し、C地点で張っている二人を連れて帰ろうと思った。もうボロボロだ。


【再びC地点】

まずクワ道さんのところへ戻る。雨は多少小降りになっているようだ。無駄とは思いつつ、成果を聞いてみると、驚いたことにコクワとミヤマが採れたという。これにはびっくりした。ちょっとだけテンションが上がった。

ここでLちんとほりけんさんが登場した。やはり採れていないようだ。

IMAさんに結果を聞いてみると、なんとコクワが14頭も飛んできたという。どうやら虫は飛んでいるらしい。一旦下がったテンションを無理矢理上げて、近くを探してみることにした。最初の電柱で早くも大型の♂を発見。網を取りに車に戻って、再チャレンジだ。が、これは落として見えなくなってしまった。おそらくノコの♂だろう。次の電柱でも♂を発見、またまた落としてしまった。これはおそらくアカアシだ。

この2本の電柱を往復する。2往復目では、かなり怪しいクワガタを落とした。これはオオクワだったかも知れない。これを探している間にミヤマの♂が飛んできた。同時にコクワも拾った。虫が一気に飛んでいる。勝負どころだ。もう1本の電柱ではミヤマを数頭採った。なぜかゾウムシがついていて、これが紛らわしい。

何往復もするうちに、飛んでくる虫の数がぱったり減ってしまった。雨も降り続いているし、テンションも下がる。何回目かのゾウムシを見たときに完全にやる気をなくしてしまった。もう帰ろう。


【再びB地点】

帰りがけにB地点とA地点を見て帰ることにした。途中でまたLちんとすれ違い、成果を報告しあう。お互い×だ。

B地点では紛らわしいサイズのガムシを発見し、これ以上ないほどテンションは下がった。精神的にボロボロだ。無理矢理、奥の方までクワ道さんを連れて行き、自販機をルッキングする。コクワ♀を1頭だけ見つけた。そして、とどめを刺されるようにゾウムシを発見。完璧にやられた。何と、驚くべきことに、ここであいあんさん、ポンちゃん、カンちゃんと遭遇した。もう帰るとのこと。


【再びA地点】

A地点に到着したところで、またまたLちんに会った。×だったようだ。Lちんが×なら、もう見るまでもない。あとは帰るだけだ。


ミヤマのポイントにも、コンビニにも寄る気力はなく、完全にクワ道さんと壊れてしまった。(^_^;) この採集記のために、採れた虫の数を数えようと思っていたのだが、面倒になってやめてしまった。(^_^;) 適当に二人で分けて解散だ。多分30〜40頭くらいだろう。

一部

割合は、

ミヤマ>ヒメオオ>アカアシ>コクワ>ノコ

という感じか。圧倒的にミヤマが多かった。ミヤマもヒメオオも今回は♂の方が多い。


なんと、あとから聞いたのであるが、C地点でLちんとしゃべっていたころ、カンちゃんがオオクワ♀を採っていたらしい。どうやらあ〜だけが知らなかったようだ。(^_^;)

さすがはLちん同様、オオクワの申し子である。そういうホシのもとに産まれてきたのだ。少しはあやかりたいものである。