千葉県
今日は千葉オフだ。メンバーはA.CHIBAさん、Go-2さん、クワ道さん、ほりけんさんである。LAwinさんも参加予定であったが、急な事情で東北地方に行かなければならなくなり、あえなく断念。Lちんとの3連ちゃんは不発に終わった。
今日の予定は房総で夕方はミヤマ狙い、夜はオオクワ狙いで行脚する。15時にGo-2さん宅集合という予定で、クワ道さんに11時を目処にあ〜宅に来てもらうことにした。
「あと30分くらいで着くよ」とのこと。時計を見ると、7時40分であった。(^_^;)
「山梨から帰ってきた」なんて言っている。聞き間違えかと思ったが、確かに「甲府昭和」とかなんとか言っている。クワ道さんの冗談にしてはおもしろくないし、どこで笑おうか考えていたのだが、どうやら本気で言っているらしい。(^_^;) あ〜が寝ぼけているのかと思ったがそうでもないようだ。
なんと、クワ道さんは1時半に目が覚めて、そのまま山梨に行ってしまったらしい。(^_^;) 夜も明けないうちからヒラタやノコを採集してあ〜宅に向かっているようだ。(^_^;) 完全に1本取られた。(^_^;)
53mm
山梨産ヒラタ
53mmが採れたと嬉しそうに言っている。何て人だ。(^_^;) 敗北を認めざるを得ない。早くも3目を達成して千葉へ乗り込んできた。すでに500km走ったらしい。(^_^;)
山梨産早朝ノコ
【A地点】
あ〜の車に乗り換えて出発。雨が降っている。京葉道路が途中渋滞していたため、すぐに下りて一般道を走る。千葉市内のクヌギをチェック。直前にコンちゃんから電話が入り、福島に行くとのこと。うらやましい。しかも東北地方は晴れているようだ。そんな電話をしながらクヌギを見たが、何にもいなかった。(;_;)
南下を続けている頃、Lちんからクワ道さんに電話が入った。これから東北へ行くとのこと。残念である。コンビニで食料を調達し、ヤナギのポイントへ向かった。
2週間前にチェックして全くダメだったヤナギポイントであるが、今回は違っていた。ほぼ半枯れの木でもコウモリガがボコボコに穿孔しており、樹液があふれ出している。虫の数もやたらに多く、さっそくコクワを発見した。
これはヤナギではない
というか、コクワしか発見できなかった。(;_;) この湿地帯にあるヤナギにこの雨の中、長靴とカッパで豪快に突っ込んでいくすごい人がいた。山梨帰りのあの人である。
画面中央に写っている
ここにきて、改めて長靴の威力を思い知らされた。長靴1足で、これほど行動範囲が広がるとは!!!(はよ気づけよ(^_^;))
しかし、ここで採れたのはコが数頭のみである。
コクワゴールデンロードとコクワシルバーロードを走り抜け、たどり着いたのは1本クヌギだ。もちろんヒラタ狙いであったが、やっぱりいたのはコクワだ。
近くのヒラタポイントの洞は、今日もコクワが入っていて、しかもスズメバチ活動中。ダメだ。
C地点の近くを新規開拓。細い道を入ってはスーパーバックを繰り返す。我々は苦労人である。そこまでしてもいいポイントはなかなか見つからない。
途中、雑木林を発見して、雨の中ルッキング。毛虫が多い。見つけたのはコクワ1♂のみ。(;_;)
さすがに鉄人クワ道さんもダウン寸前。少し休んでもらうことにした。あ〜はさっそく長靴を買いに行った。(^_^;) これで無敵になる。
国道沿いにヤナギの塊を発見し、さっそく車を下りる。早くも長靴の出番である。完全防備に身を固めて突入だ。何という安心感!!どうしてこれまで長靴なしでやってこれたのだろう?不思議になってくる。食用ガエルの合唱が聞こえる湿地帯である。背丈ほどのブッシュをかき分けてヤナギにたどり着いたが、何もいなかった。(;_;) アホか。>われわれ
ちょっと魅かれる林道を見つけて思わず突入。しかし針葉樹が多い。針葉樹が切れたところで見晴らしのよい場所に立つコナラを発見した。スズメバチが数頭活動していたが、残念ながらクワガタを発見することはできなかった。
林道は肝心なところで行き止まりとなり、やむなく転回。帰りがけにまたまたヤナギを発見、超完全防備で突入だ。長靴さまさまである。これまた強烈なブッシュをかき分け、ヤナギにたどり着く。カメムシ、カミキリ、アリ......それだけだ。(;_;)
けっこうあっさりGo-2さん宅を発見。きれいなお宅である。到着したとき、なんと娘さんとほりけんさんと3人で、裏庭で昆虫採集をされていた。(^_^;) 土を掘っているといきなりカブトの蛹室が現れ、♂のサナギを取り出した。何ともうらやましいお宅である。(^_^)
そうこうするうちにA.CHIBAさんも到着、全員集合だ。しばらくGo-2さんのお宅でコレクションの一部を見せていただいた。やっぱりすごい。(@_@)
さて、いよいよ千葉オフ開始だ。まずはミヤマポイント。あ〜のイメージからして、千葉とミヤマというのがなかなか結びつかない。確かにあ〜も毎年千葉でミヤマは採集しているが、ポイントと呼べるものはなかった。
これまた完全防備で山を登る。1本目の木を蹴ると、さっそく♂が落ちてきた。本当にミヤマポイントだ。ちょっと進むと、目の前の枝に大きな♀がいる。測ってみると40mmを越えていた。その木の別の枝に交尾中のペアと、その横には別の♂が....
写真中央部の枝に3頭。右側が交尾中のペア、対角に1♂
ほんとにすごいポイントだ。(@_@)
このあとも順調に採り続けたが、途中でクワガタのアパートを発見した。(^_^;)
クワガタのアパート
強烈に樹液を出している。写真ではわかりづらいのだが、左上の樹皮下の部分でミヤマが交尾をしている。中央下部の洞にはそれぞれコクワが入っている。写真には写っていないが右上にも洞がありコクワが入っている。裏側にも数頭のコクワとスジがいる。なかなかのものだ。
福島で鍛えた目で、枝を探すのだが、大きいものしか見つからない(結果オーライ(^_^;))。小さいものはやはり見逃していて、蹴るとぽとぽと落ちてくるのである。「タコ採れ」というのを何だか久々に体験したような気がする。
しかし、Go-2さんのお話によれば、まだまだピークではないらしい。(^_^;) それにしても、こんなポイントを発見したGo-2さんはほんとにすごい。(@_@)
最大のもので67mmちょっと。これはA.CHIBAさんに標本にしていただくことにした。(^_^)
さて、次に行ったのが、前回あ〜がヒラタを採ったポイントだ。ちょっと期待してルッキング。しかし、今日はなぜかスジが多い。コクワより多い。かなり入念に見てみたのだが、ここではコ・スジ・ノコしか発見できなかった。
場所を変えて、次は灯下採集だ。オオクワ実績のある場所ということであり、期待も高まる。気温もそこそこで空も曇っているのでイケるかと思ったが、予想に反して虫の数が少ない。ゲンゴロウ、オサムシ、シデムシ、ヒョウタンゴミムシ等々発見したのだが、残念ながらクワガタは1頭も見つけられなかった。(;_;)
再び樹液採集に戻る。2つの雑木林をチェックする。ピカっと光る♀を発見して、慌てて採ってみるとノコ。(;_;) あとは、スジとコクワのオンパレードであった。それにしても、千葉にこんなにスジがいるなんて思ってもみなかった。本当に今日は千葉を再発見した。まだまだである。
次のポイントは、山の斜面にクヌギやアカガシ、ネムノキなどが並んでいる場所だ。コ・ノコ・ミヤマが採集できる。数頭落としてしまったが、なかなかのポイントであった。またまたここでもミヤマだ。こんなところにもいるなんて、本当に意外であった。
L地点は歩きやすいお手軽コースだったのだが、下草が思いっきり伸びている部分もあり、よりによってあ〜はそちらへ行ってしまった。背よりもはるかに高い下草をかき分け、木を見るが、当然×である。もっと開けたスペースを見るべきだろう。他の人たちはコクワやカブちんを見つけていたようだ。ヒラタにはまだ早いポイントのようである。