99/3/6

千葉県

Lちんと二人で千葉の新規開拓。あくまでヒラタとオオクワ狙い。いつものようにLちん宅に10時に参上し、さあ出発だ。


2週連続通っている場所を目指し出発したのだが、川を渡る時にあ〜の頭にフラグが立った。ヒラタがいそうな気がした。無理矢理Lちんをつき合わせて川沿いの道へ。

我々が行った方は木が少なかったのだが、さすがにLちんは目ざとく朽木を見つけて削り始めた。そしてあっさり幼虫をゲット。おそらくコクワの初令であろう。これでボーズは逃れた。千葉市を脱出する前にとりあえず1頭ゲットである。ここでの成果はこれだけであったが、川沿いを探せばもっと見つかるに違いない。


コンビニで買い物を済ませたあと、いよいよポイントへ入る。前回クワ道さんと見つけた広大な切り株ポイントは見るだけにして、前回たっぷり削った「切り株通り」へ。ここで前回の削り残しから数頭のコクワ・ノコの幼虫を出した。

その後、この近辺の新規開拓へ。緑は多いが、進入できるところは少ない。またまた切り株だらけの場所を見つけて、気になる立ち枯れを削っていたのだが、通り掛かった家主に注意されて断念。

数ケ所有望と思われるポイントを回ったのだが、成果は得られなかった。


昼食は以前キートンさんに連れて行っていただいたそば屋にしようと思い、そちらへ車を走らせていたのだが、途中でヤナギ林を通るため、そこに寄ってみることにした。あのヤナギ林に入るのは4月で限界である。下草が背丈より高く伸びて進入できないからだ。ヒラタを求めていざポイントへ。

パイプの向こう側は全部ヤナギだ

ヤナギの硬い立ち枯れを気合いを入れて二人で削ると、ちゃんとコクワの幼虫は入っている。しかし、根の部分は他の木や植物が多すぎて、どうやっても掘り出せそうにない。一回りして適当なものがないので諦めることにした。


昼食は予定通りそば屋へ。なかなかの味だ。昼からは別方面を攻めることにしよう。車に乗り込んだ瞬間にクワ道さんから電話が入った。今日はクワ道さんはヨメはんの接待のはずだ。

あ:「毎度〜」

ク:「毎度〜、採れた〜?」

あ:「タコ採れ〜。白いのばっか」

ク:「ははは、今ねえヨメはんたぶらかして韮崎におんねん」

あ:「うっそ〜!ぎゃはははは!!!」

すごい人だ。ヨメはん接待で山梨まで行って、ヨメはんを甲府で遊ばせてる間に一人で韮崎を回っているらしい。大笑いである。


走行中に再びあ〜のアテにならないフラグが立った。さっそく車を乗り入れてルッキングである。今日は風は強いが冷たくない。ようやくいい季節になってきた。

この雑木林にはエノキが多い。適当に朽ちたものを削るとコクワの幼虫は簡単に出てくる。根っ子ごとボッコシ掘り出してある切り株が目に入ったので削ってみると、第一刀で巨大な幼虫のケツが.......

太いがフツーのノコの幼虫

この太さにはびっくりした。慎重に回りを崩して取り出してみると....... フツーのサイズのノコの幼虫であった。確かに横幅は大きいのであるが、どうやってみてもノコである。残念。

その後、手でも崩せるようなエノキの倒木を発見して二人で削った。何十頭かのコクワの成虫・幼虫を割り出した。しかし、それ以上のものは出ない。

さらにその奥でもボロボロのエノキを発見し、割ってみるが、一刀ごとにコクワが5〜6頭出てくる以外はカミキリとコメツキが出るくらいで成果はない。

採れてもこんなのばっか.......


次にLちんとSさんが発見したという台場クヌギを案内してもらうことにした。足で発見したポイントを教えていただくというのはなかなか恐れ多いものである。足で稼いだポイントは尊いものだ。せっかく教えていただけるのだから大事にしていきたい。

それにしても、よくこんな場所を見つけたものである。

畑脇に並ぶ正真正銘の台場クヌギ

これが千葉の風景だというのは、にわかには信じがたい。台場クヌギがあるからといってオオクワが採れるとは限らないが、何だか期待が持てる風景である。

この形に見とれてしまう

ピントがどうしても合わず、ピンボケ写真になってしまったが、林道脇に台場クヌギが立ち並ぶポイントである。千葉の風景には見えない。


このあと移動していたのだが、残念ながら日没となってしまった。