もどる

ノーマ・フィールドさんのプロフィール

 ノーマ・フィールドさんは1947年、東京で米国人の父と日本人の母との間に生まれました。高校生までを日本で過ごし渡米。現在シカゴ大学教授。

 1998年に祖母の故郷である小樽を旅行した際に小林多喜二に関心を持ち、研究を始めました。2004〜2005年には北海道の小樽商科大学に国際客員研究員として招かれ、小樽に住み、小樽の人々と交流を重ね、小林多喜二の魂に触れながら研究を続けました。

 ノーマさんの多喜二研究はまさに多喜二を現代によみがえらせるためのもの。多喜二のことを生き生きと語ります。ノーマさんは、多喜二が当時「戦争と貧困」の両方に同時に反対していたことにも触れ、現代の新たな戦争と貧困に抗していくための力を、私たちは多喜二から学ぶことができると話されています。

 今年の1月には岩波新書から『小林多喜二──21世紀にどう読むか』を出版しました。他の著書に『天皇の逝く国で』『祖母の国』など。今年2月には小樽多喜二祭に出席して連帯のあいさつをされました(第9条の会・オーバー北海道)。

もどる