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私たちは訴えます! 大飯原発の再稼働に絶対反対します! 

 これが黙っていられるでしょうか。4月7日、野田首相は関係閣僚たった4人の政治判断で、福井県大飯原発3・4号機を再稼働させる腹を固めました。とにかく「再稼働させる」という結論、それだけを押し通すために「新しい安全基準」をでっちあげ、「見切り発車」をしたのです。どんな事故があろうと、どんなに住民が困ろうとも原発を再稼働させようと決めた野田政権。これに黙っていられるでしょうか。
5月5日に北海道の泊原発3号機が定期点検に入ると日本のすべての原発が止まります。原発がゼロになり、それでも夏を乗り切ることができる。そのことが実証されれば、日本の原発を再稼働させることはできなくなる。それは絶対に避けなければいけない。野田政権はこの恐怖に突き動かされてしゃにむに大飯原発を再稼働させようとしているのです。それにとどまりません。現在休止中の原発を次々に再稼働させ、核燃料サイクルを開始し、建設中の島根原発さえ完成させることに突き進もうとしています。
私たちが原発を存続することを許すか否か、今こそ、その分水嶺です。一刻も早く、あらゆる手を尽くして大飯原発の再稼働に反対しましょう!

私たちは黙っていられるでしょうか。たった今、この瞬間も福島第一原発事故は収束どころか、汚染源である第一原発敷地内では原子炉から多量の放射能が飛び散り、汚染水は浄化ホースから漏れ出し、注入したはずの冷却水は原子炉にたまらずに地下水となって土・海・空を汚し続けているではありませんか。毎日新たに報道される汚染物質の飛散の実態は、爆発で大量に飛散した放射能が、広範に日本の森林を汚染し、雨がそれを地下へ、そして河川に運び込み、生息する被曝プランクトンを魚が、水鳥が食べ、そして大地をくぐってやがて海洋を汚染しています。私たちはそれと知らされずにそれを食べ生きています。しかもこの状態を確実に処理し、収束する手立ても政府はもっていないのです。5年以上先には癌が多発する事は目に見えています。しかし政府はこうしたことの一切を調査する事も対策を講じることすらもやっていないではないですか。

私たちは黙っていられるでしょうか。政府が再稼働の基準としてあげたのは、全電源喪失に対応できるか。巨大津波に対応できるか。津波の浸水を食い止めることが出来るか。放射性物質を漏らさないための対策は出来ているか。緊急事態に作業員活動のためのベースである免震棟はあるか。など安全対策の初歩の初歩です。しかしこれらのすべてに対して電力会社が「今後の対応計画をもっています」と応えさえすれば再稼働を了承するというというシロモノです。良心的な研究者は日本列島全体が地殻変動の活性期に突入し、激震・大津波の危険性が迫っていることを鋭く警告しているにもかかわらず、政府も電力会社もこれを黙殺してさえいます。
まさにこうしたとき、野田政権は北朝鮮の「人工衛星」に対して強権的な軍事的姿勢で対抗しようとしています。ここから、原発再稼働は単にエネルギー供給のためではなく、核開発能力を死守しようという姿勢に貫かれている事も見落とせません。

私たちは黙っていられません。福島県民の苦しみと悲痛な呼びかけにこたえるのは今です。大飯原発の再稼働を止めることなしに脱原発・反原発・自然エネルギーなど夢のまた夢です。大飯原発再稼働阻止!すべての原発をただちに止めるために立ち上がりましょう。

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