「いま多喜二を語る意味ーー新たな戦争と貧困の時代に」

ノーマ・フィールド講演録 発売中 400円

第9条の会日本ネット ブックレット2 A6版 58p

2009年8月に開かれた「第9条の会・日本ネット全国交流会」の記念講演録。

ノーマ・フィールドさんは『小林多喜二−−21世紀にどう読むか』(岩波新書)の著者。日本文化・文学の研究者でシカゴ大学教授である。今回の記念講演はノーマさんがシカゴ大学で開講している「ヒロシマ・ナガサキ――その彼方に」を中心におこなわれた。

オバマ大統領が「核廃絶」を宣言したことによって、世界は核廃絶への道を歩み始めたというムードが平和運動の中に広がっている。しかしその裏で、アメリカの核兵器研究・核軍事力は確実に強化されている。この現実を、アメリカ市民の意識と体験の側から分析したユニークな内容である。


また現在の日本社会が、新自由主義的構造改革の結果、急激に崩壊していることと、昭和恐慌下、貧困と戦争にあえいだ労働者の生活に重ね、多喜二を新たな戦争と貧困の時代にとらえかえそうと呼びかけている。

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