『第9条の会・日本ネット便り』No.6、(2008年12月25日発行)巻頭言を転載

今、ときめく高齢者のつ・ぶ・や・き

しぶや すみお

“私の内閣”“私の内閣”と
改憲むき出しの絶叫型総理

“可哀想なぐらい”と自らを慰め
“一郎ちゃんにいじめられ”た、がしかし
“あんたとちがうんです”

と言った総理 共に政権を投げ出し

国民に信を問わず
あつかましくも 引き継いだ 三人目

ホテルのバーは安い と言い
秋葉原でマンガを読み
銀座に遊ぶ

漢字は読めず 失言多く 態度はでかい
発言に責任持たず ころころ変わる

医者をこきおろし
病人をあざけり
国民を見下す

カップめんの値も知らず
居酒屋で客と盃を交わしても
しょせん ポーズでしかない

庶民を気取るなら
ニートの若者と語れ
ホームレスの痛みを知れ
その日ぐらしの家族の怒りに触れよ

子どもたちのかがやく瞳を見ろ!

御名御璽を引っぱり出して
愛国心を強要し 思想統制を強める

アメリカに尻尾を振り続け
戦争に加担する

選挙は敗けそうだから
“政局より政策”などと云ってごまかし
解散もせずに
税金をバラまいて 票集めを担う

農民はムシロ旗を掲げ
漁師は 大漁旗を降ろす
労働者は 赤旗を捲き
     ハチマキをはずす

みんなが
 どんなに苦しんでいても
     怒っていても
 どんなに嘆き
     訴えていても
われ、関せずの為政者ども
これを
 蛙のつらに‥‥‥といい
 馬の耳に ‥‥‥という
 のれんに ‥‥‥ともいう

老人たちは医者にあぶれ
若者は仕事にあぶれ
子どもたちは愛にあぶれ
国民は政治にあぶれる

政治屋たちは 利権をむさぼり
       金にむらがる

もう いいでしょう
   チャンスが来たのです
   世の中を変えるときが来たのです


しぶや すみお(渋谷澄夫:第9条の会・日本ネット共同代表

元北海道議会議員、第9条の会・オーバー北海道共同代表)

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