号外 2009.7.15

7月5日第9回総会を開催しました


第9条が危ない! 私達は待ったなしの改憲過程に入ったと考え、決意を新たに第9回の総会を開催した。政府は「憲法審査会規定」が強行採決し、来年5月には改憲手続法の施行をも企んでいるからだ。その後やっと、麻生内閣が8月30日を衆院総選挙日とすることを決め、政権交代が現実的になってきた。

 しかし民主党の大多数は改憲派だということに心しなければいけない。

 総会の議論は経過報告を踏まえ実践を反省したなかから、現在の状況に対決する方針を打ち出しました。当日欠席の方で、総会議案を必要な方は事務局にご連絡ください。

アラブ文学者 岡真理さんが記念講演
ガザの絶望を突きやぶる力を求めて

 150万人のパレスチナ人を狭い狭い空間に閉じ込め、袋のネズミ状態にしてミサイル・白リン弾をアメあられと浴びせたあの半年前のパレスチナ・ガザにたいするイスラエルの攻撃。岡真理さんは、パレスチナ難民の求めていることを、彼らに代わって心の叫びとして訴えた。

 「彼らは気の毒な被災難民ではない。60年前におこった歴史的不正を訴え、人権を取り戻すためにこそ闘っている」とガザの苦悩を深い情熱をこめて語ってくれた。さらに岡さんは、ガザの問題を遠い問題だと言う人がいるが、この不況のなかで、貧困に追い込まれている多くの日本の人々と地続きの問題を提起しているのだ。「いま、私たちがガザを忘れることは次の虐殺を用意することを意味する。60年前の戦後世界がいまあらためて問われている。戦後世界の不正を問い続け、不正を正すための想像力と闘いをつくりだそう」と。

 参加者みんなが、眼を開かれ、今後この課題を真正面からうけとめようと決意を迫られるような講演会だった。

 岡真理さんの詳細な講演資料があります。必要な方は事務局にご連絡ください。

 なお、講演録は後日、ブックレットとして刊行する予定です。

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