春と言えば桜。和歌山北部の桜の名所としては、紀三井寺、根来寺、そして和歌山城があります。和歌山城は紀州徳川家の居城として天守閣こそ小さいですが、その美しさは姫路城、松山城と併せて三大連立式平山城と称せられるらしいです。松山城に行った際のロープウェーのアナウンスで聞いたことがあります。
 よく見えませんが、大手門です。昭和58年に突如復元されました。詳しく知りたい方は、インターネットで「大手門」「和歌山城」などの単語で検索してみてください。
 まずはじめに出迎えてくれるのが、この垂れ桜です。和歌山では「ざ」と「だ」の区別がないので、「しだれだくら」と言っています。
 昼休みとはいえ、平日なのにこんなに込んでいていいんでしょうか。天守閣へ向かいましょう。
 すでに、店屋さんが多数営業しています。この辺に和歌山城がある虎伏山(とらふすやま)にちなんで虎の石像があります。
 結構広い場内。これでも江戸時代の4分の1の規模になったそうです。石垣の上に登れるようになっています。
 登ってみました。東南の方向です。小さく見えるのが岡口門です。国の重要文化財にして江戸時代初期のもの。
 すでに、夜桜を見ながらの花見も準備OKといったところでしょうか。城内にはこの他、動物園もあります。木漏れ日の差す回廊を抜けて天守閣へ急ぎましょう。
 急な坂が続きます。ちなみに天守閣は昭和20年の和歌山空襲で焼失しており、現在のものは鉄筋コンクリート製。
 写真では全くわかりませんが、桜の花びらが強風によって舞い散って感動的な風景になっています。
 ここから天守閣の中へ入場するには350円必要です。今回は予算の都合上省略です。
 天守閣を裏から降りていくと追廻門です。赤い門が特徴です。ちょっと小さめ。
 石垣の上を歩いていくとお堀と桜の素晴らしい景色がありました。ここまで、ゆっくり回って1時間ぐらいです。
 おまけ1。
 秋には素晴らしい紅葉が楽しめる紅葉渓庭園(西の丸庭園)です。秋は有料ですが春は無料です。抹茶もいただけます。
 正面がもみじです。
 紀州徳川家初代頼宣公が作ったとされているこの庭園、苔(コケ)の具合も良好です。
 おまけ2。
 花見の時の夜桜です。実際は昼間とは違う美しさなのですが、カメラ&腕・・・。安易にフラッシュで撮影です。
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