6月27日 火曜日

6時半に出発したが シアトルの朝の渋滞にひっかかってしまった。
昨晩のうちに都市部を通過していたほうが良かったのかもしれない。
それにしても、今日も暑そうだ。

幸い 西側は天候の崩れはなさそうで 山間部は雷雨の予報がでている。




朝の街並み 


合流地点の混雑


市内を抜けると上りの渋滞が始まっていた

朝食は ちょっと見慣れないお店があったので入ってみる。



ベジタリアンオムレツ7.95$。 ちょっと高めかもしれないが
美味しくてボリュームたっぷり。
食べ残しはボックスに入れてもらい 今日のランチになります。

 


さあ〜 いよいよカナダへの入国ですが、混雑状況を勘案して
バンクーバー通過を避けてAbbotsfordからの入国にしました。


256出口から一般道へ


Abbotsfordまで16マイル地点


国境まで7マイル地点の一般道 というか田舎道を走ります



 
アメリカで最後の給油をしてから カナダに入国。
左側の赤い表示がレギュラーでオクタン価87程度。価格が3.099です。
真ん中の白い表示がオクタン価89程度のplusです。3.199US$

上の表示は Plusを6.462ガロン給油しましたから20.67US$です。
クレジットカードを機械に挿入して自動的に引き落としされます。

その下の写真は ガソリンスタンドの一般的な男性用個室トイレ。
 


11時前。いよいよカナダ入国。
前の銀色のフォードが通過した時点で、
係官の交替時間になったので少し待たされました。

休憩をたっぷりとった若き女性管理官はハリキッテいました。

何故1ヶ月間も? 何故一人なの? 所持金は$ Ca$ 円?

職業は? そうリタイアしているのね! ところでどんな仕事に就いて
いたの? ふーん それで役職は? カナダに知り合いはいるの? イマセン

何故サンフランシスコからなの?  って 勝手気ままに尋ねられて、
麻薬とかガンは所持しているか なんて  普通の入国管理官が
訊いてくるような事は質問しないんです。

ああ お酒を持っているか訊かれました。どこで入手したのかって。
成田空港で買いました。
お土産用?(知り合いはいないっていったでしょう!
なんて強いことも言えませんが) いえ僕が飲むんです。

後ろの車は不幸な車です。15分ぐらい いらいらしたと思います。

やっと管理事務所の別のセクションの窓口に行きました。
同じ女性でもこうも違うのかと思うほど親切です。

 そして、今度は男性のおじさん官吏。
隣の女性に、日本円の換算率はいくつだっけ
なんて聞きながら書類を作り、
パスポートにポンッとスタンプを押してくれ 
ハブアナイストゥリップ  で一件落着でした。

いったい なんだったんでしょう?

一人で旅をする人は少ない日本人。
それなのに 日本のいい歳した老人が遥か彼方のサンフランシスコから
ひとりで車を運転してカナダ経由アラスカに行くって。
この人 な〜に? でしょうか。

それに バンクーバー通過のメインルートを避けて
わざわざ裏道を選択したことを不審がられたのかもしれません。
箱根の関所を避けて裏側から江戸へ向かうようなものかもしれませんから。

ところで ご存知のように カナダはマイルではなくってメートル表示です。
いきなり 道路標識のキロメートル標示にちょっと戸惑います。
アメリカで借りた車のメーターにも 小さい数字でキロメートルの表示があります。


左側が速度計で 大きな数字がマイル その下に小さな数字があります。
これがKm表示。でも ちょっと見にくい。


はれて カナダへ入国。空も晴れています。




北上します


後ろから救急車両が来ました。


右側で完全に停止して 救急車に道を譲ります。(徐行ではありません)


まともなカナダの地図を持っていないので インフォメーションセンターで
地図を購入して、アラスカへのルートなどについて教えてもらい、また、
カナダ$を持っていなかったので、US$で支払いCA$でお釣りをもらいました。

 

そして教えてもらった銀行で日本円からの両替をお願いしましたが、ドルと
ユーロだけと断られてしまい、大きな街の銀行なら大丈夫とのことでした。
 


さて カナダでも 早速覆面パトがいました。
走るだけ走らせて 後ろから御用です。


僕は若者のオートバイに先導され 快調に走り続けます。



順調に走っていると 突然停車。

のり面の工事中でした。




さらに北上を続けます




左側の谷を貨物列車が走っています。
なが〜い車列





今度は右側 おとぎの国の貨物列車みたいです


 牧場には刈り取ったばかりの牧草が散見される


ぽっかり浮かんだ白い雲。のどかな風景だ


停車している貨物列車の横を客車が通過します
単線なんですね




そしてロキーマウンテン号が ゴットンゴットンとゆっくりときました。


写真に写っている二階建て展望車の一階部分の窓べりにいた、
チェックのシャツを着た東洋人らしき方と目があいました。
向こうも カメラを構えている変な東洋人にビックリしたみたいです。



相変わらず ゆっくりとした速度で過ぎ去っていきました



森林地帯に入ってきました

そして今夜は97号線 Prince George手前のHixon付近でテントです。
たまたま入った小さな雑貨屋さんでしたが 話をしてみると
店の前の敷地をキャンパーに無料で解放しているんだそうです。


お言葉にあまえることにしました

といっても 今夜は1人だけですが


20時。プロパンガスを使ってサトーのご飯に魚料理。
 アラスカンサーモンは美味しかった。

ただしサーモンは ここの雑貨屋さんで買った1ドルの缶詰のことです。
テーブルの右側にある二つの缶詰がそうです。


深夜にクマの訪問がないことを祈りながら眠りにつきました。

本日の走行距離564マイル